諦めた先に、生きたい人生はあるか？

諦めないで。

なぜだろう、そのことを、
とても伝えたくなるんだよ。

諦めきれない人の、
力になりたい。

最後の最後まで、
希望に向かって、チャレンジする人を、
応援したいって思う。

簡単に、無理だとか、
言わないで欲しい。

無理だとしても、
やりたいって思っている、
自分の気持ちを大事にしてほしい。

自分の願いを、
大事に生きようと決めたとき、

自分の願いに、
沿って生きることを決めたとき、

できるかできないか、という
基準はなくなるんだよ。

やりたいって思っているから、
しょうがない。
やるしかない。

やりたいって思っている自分を
受け入れて、
じゃあ、どうしたらできるのか、
ただそこに向かって、
生きる人生が始まる。

どうして、こんなにも、
諦めないでほしいのか、
自分の気持ちを感じてみる。

すると、
たぶん、自分が、そもそも、
諦めの悪さだけで、
突き進んできたのかもしれないって、
いうことに気が付く。

才能なんて、
あるかわからない。

特別な賞を、
もらったことなんて別にない。

カリスマ性があるわけでもない。

面白いことが言えるわけでもない。

別に明確なビジョンも、
かなえたい夢があるわけでもない。

とびっきりかっこいいわけでも、
マザーテレサのような深い愛も、
人をひっぱっていける、
強いリーダーシップもない。

自分に何があるんだろうか。

自分が、小さいころから、
おそれてきたのは、

自分の中には、
何もないということだった。

中身がなんにもない。
そんな人間であることを
見たくなかった。

だから、自分が、
どうでもいい存在であること。

特別に、愛される理由がある、
存在ではないと思っていた。

写真を撮っても、
自分が写っていないんじゃないか、
そこに本当は、
存在していないんじゃないかって、

そういうことが、ずっと怖かった。

そんな、いわゆる
無価値観みたいなものがありながら、

いろんな人に出会う中で、

素敵な人、自分を持っている人、
豊かに楽しそうに生きている人に
刺激されて、

自分もそんな風に、
ちゃんと自分を持っていきたい。

自分軸で、
想いをもって、生きたい。

そんな風に思うようになった。

自分には、無理かもしれないっていう
諦めている自分もいたけど、

それが手に入らない人生だったら、
そんな人生はいらないから、

そこを目指して、
歩んでみようかっておもって、
公務員を辞めたのだ。

確信などないけど、
もしかしたら、自分にも、
何かできるのかもしれないと思って、

まず、今ある安心、職業を、
捨ててみたのだ。

いま、自分は、
今自分の周りにいる人から見たら、
何者かに見えているのかもしれないと思う。

すごく、愛してもらっているのを感じる。

でも、自分の中には、まだ
何者でもない、
何者にもなれない、
ほとんど無理だと諦めているけど、
最後の希望を捨てきれない、
そんな自分がいるんだ。

だから、
人に「諦めないで」って伝える時、
涙が出てくる。

自分の中の、
諦めている自分が、
泣いているのかもしれない。

ある意味で、
自分には何もないっていう闇が、
今の情熱の源。

それでも、歩み続けたら、
いろんなことが起こっていくという、
ストーリーを、

周りの人に見せていきたいって、
思っているんだよね。

諦めた先に、
生きたい人生があるのか。

何のために、
これから生きていくのか。

道は変わってもいい。

でも、今のいのちが向かう先、
願っている方向。

そこに生きることを、
これからも伝えていきたいと思っている。

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