90%の人が気づいていない?上手くなる(成果を出す)為に必要な、たった1つの前提②
こんにちは!
「疲れた。」という言葉をあまりに簡単に発する人が多いので、「マラソンでもしたの?」という返しを推奨しています!マラソンしたら疲れますが、パソコンで入力したり、人と話すだけで「疲れた」は、ほぼ自分が作り出している幻想なので私は簡単に同意しません。
さて、今回の記事は前回の続きで、いよいよ、バスケが上手くなる為の本質に迫ります。複雑な事を分かりやすく言語化するのに、かなりのエネルギーを費やしてまとめ上げました。「あー!書くのチョー疲れたぁぁ!!」←
※前回の記事をまだ読んでいない方は、、、、
このようにならないように、まずは前回の記事を読みましょう!
言語化して気づく事
さて、'上手くなる'為に練習しているみなさんは、'上手い'という自分が到達すべきゴール・状況を言語化出来ましたか?
なかなか言語化できなかったり、一つ二つしか出なかったり、これで合ってるの?と思う方もいたと思います。
私の想像ですが、おそらく次のようなワードが多く出たのではないでしょうか?
シュートが入る、ドライブが早い、ノールックパスが出せる、視野が広い、メンタルが強い、落ち着いている、身体能力が高い、身体が強い、背が高い、リバウンドが強い、スクリーンが上手い、読みがいい、無駄がない、etc
などなど、バラエティに富んだ’上手い‘があったかと思います。
さて、自分のアタマで考えて言語化してみて何か気づきましたか?よーく感じて下さい。
本気でやった方はこのように潜在能力が開花し、身体の感覚がまるで変わっているはずです。今の状態で投げたボールは全てリングへ、、、、、、というのは嘘です。※潜在能力の開花に本当に気づいてしまった方は、逆に方法教えてください。笑
さて、オカルトから話を戻します。言語化から何に気づいたでしょうか?
おそらく、一番の気づきは、「'上手い'は人それぞれ。」「正解はない。」ということだと思います。
分かりやすく表現するなら、、、、
こういう事です。
全員が全く違う特徴を持ちますが、ほぼ全員が「上手い」と表現されますね。「上手い」に絶対的な正解はなく、イメージする事は人と違って当たり前ということがわかります。
しかし、これでは逆に「上手い」という事が余計に分からなくなってしまいます。
「正解がない」とは、言い換えれば「なんでもいい」ということであり、
なんでもいいなら、今の自分も肯定されるか、目指すべき方向が定められなくなり、結局は上手くなるための行動がとれなくなってしまいます。※SSIKの法則より。←また言いたいだけ
この気づきを結論にしてしまうと、女性向け自己啓発本にあるような、、、
まずは自分を好きになろう。そうすればきっと願いは叶う。
人生に正解はない。だって正解は自分が決めるものだから。
もう他人と比較するのやめない?みんな違ってみんないい。アナタはもう幸せだから。
非常にフワッとした、雰囲気コトバと変わらないので、単なるエンタメ記事になってしまいます。
しかし、ご安心ください。エンタメ性は大事にしますが、エンタメで終わらせるつもりはありません!
「正解はない」というのは、ある意味本質を突いた言葉ではありますが、同時に思考停止の宣言でもあります。※思考をやりきって感覚の世界に飛びこんだ方は別です。
我々は思考停止しないように、ここからもう一段階深く「上手い」について踏み込んで行きます!
絶対的な正解はないが、相対的な傾向はある!
ここからが、90%(おそらく)の人が考えていない領域です。しっかり付いてきて下さいね!
最初にこちらをご覧下さい。大学時代に数学で、類体論を学んでいた時の面白い文章があります。※数学アレルギーの方へ。数字は一つも出てこないのでご安心ください。
たとえば、「美」という概念を例にとろう、AさんとBさんではAさんの方が美しい、CさんとDさんは比較しがたい、といった不等号の総体の成す射影極限が「美人」という抽象概念であると考えられる。「美人」そのものという存在はない。※’類体論へ至る道‘より抜粋
射影極限が分かりにくい方へ、画像を用意しました。
要は、最初から美人が存在するのではなく、色んな女性を比較して並べていくと、美人という’傾向‘が現れるということ。上位の何名かはまとめて「美人」と呼ばれるので、身体的な特徴が違ってもみな同じように「美人」と呼ばれる。
重要なポイントとしては、美人の判断基準が云々と言うことではなく、先に「比較」があるから「美人」が存在するという事です。
「美しい」の他にも、強い、弱い、綺麗、汚い、美味い、不味い、高い、低い、早い、遅い、重い、軽い、広い、狭い、などは、全て、「比較」が先にあるからこそ生まれる概念です。
これが分かると、「上手い」という抽象的概念も、「比較」がなければ存在できない。という本質が見えてきますね。
ゲームの勝敗が唯一の判断基準
さて、「比較」なしには何も始まらないのがわかったところで、
美人の判断基準はなんでしょうか?
顔立ち、は確実に入るとして、体型、身長、人によっては性格まで総合的に含めて、どちらが「美人」かを判断すると思います。美人にある程度の傾向はあれど、見る人によっては、全く違う価値基準を持っており、「世界一の美女になる」のは至難の業です。
アート、運ゲー、という類の限りなく正解のないことに近い問題です。
では、バスケの「比較」は何で行われるでしょう?
「美人」の判断基準と違って、バスケには審査員がいるわけでなく、
試合終了時の最終スコアの差
のみで優劣が決まります。感覚的なものではなく、絶対的な「スコア」が唯一の判断基準です。
故に、「上手い」と表現されるのは、
試合という「比較」の場で、'勝利'という状態に導く行動を高い精度でとれるプレイヤー。また、その試合に勝つ確率が高いチーム( プレーヤー)と表現出来ます。
だから、「リバウンドが強い」も、「シュートが入る」も、全く違う行動ですが、「勝ちに近づける為の行動」という面では同じです。
文字にすると、「当たり前」すぎて新鮮味もパンチもないのですが、実際に、「勝つ」という状態の本質を見てプレーしている選手や、コーチは意外と少ないです。
「いや、勝つために練習するのは当たり前だろ!」「逆に勝ちを意識してないやついるのか?」「結果を求めすぎるとパフォーマンス下がるよ。」
という声が聞こえてきそうですが、次の3つの質問に100%正確に答えられるのであれば、「勝ち」を本質的に意識した練習が出来ています。逆に正確に答えられない場合は「勝ち」の本質は見えていない可能性が高いです。失礼ながらそういう方は「雰囲気自己啓発系バスケ」と呼ばせていただきますね。さっきもあったような
やりたいことだけやれば、全てを引き寄せる!
っていうフワッとした「雰囲気コトバ」言ってんのと同じ類です。
雰囲気で「勝つぞ!」と言っても、「勝ち」は引き寄せられるわけがありません。それができるのは、スタートラインが違う、才能のある人だけです。上手くなりたいアナタは、「勝ち」を徹底的に追求し、自ら手繰り寄せる必要があります。
では3つの質問です。
質問①
バスケにおいての「勝利」とはどのような状態を指しますか?
質問②
①で答えた条件を満たすために、'必ず'必要になる条件は何ですか?※一部例外あり。
質問③
②の必須条件を満たした上でもう一つ、「勝利」に必ず必要な条件は何ですか?
さて、考えて、再び'言語化'してみて下さい。
らしいので、頭に汗をかきましょう!
答えは次の記事で明かしますので、雰囲気自己啓発系バスケと呼ばれないように、じっくり考えてくださいね!
まぁ、本文中に半分答えを書いているようなものなのできっと楽勝ですね!
今回のまとめ
「上手い」とは、「比較」を考えて初めて生まれる概念。
バスケにおいての「比較」は、「スコア」でのみ決まる。
よって、「上手い」とは、「勝利」という状態へ導く行動を指す。
上手くなる為には、「勝つ」ということを深掘りする必要がある。
貴重な時間をかけてお読みいただきありがとうございます!
次回も楽しみにお待ちください。
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