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シェアサイクルの進化(シェア問題-補講①)

「“”手に“”論文を書く」人、“勝小”です。
(当noteの前提・諸注意等については、こちらの投稿をご参照ください。)

シェア問題の補講を始めましょう。

問題と関連記事の保管先

【問題】

「シェア」という言葉からあなたが連想する事象について、過去・現在の説明をするとともに当該説明から想定される将来像についてあなたの考えを述べなさい。(連想する事象は解答者が任意で選択するものとする)
(勝小自作)

問題編> ⇒ <解答編> ⇒ <補講①:今ココです>

解答あとがき(続き)

前回勢いで書いたまま、詳細説明が不足しているかもしれない部分を補足します。

従来型 自転車シェア
・いわゆる「貸自転車」
・貸出受付と駐輪場が同一(近隣)
・貸出場所と返却場所が同一

現代版 自転車シェア
・シェアサイクル
・貸出受付と駐輪場は離れていることもある(オンラインが主流?)
・複数の駐輪場が用意してあり、どこで借りてもどこで返しても良い

と、解答上は定義しています。そして、従来型⇒現代版への進化ポイントは"シェア"範囲の拡大にあるとしました。

つまり…
従来型:「自転車」をシェア
現代版:「自転車を複数個所で貸し借り&乗り捨てできる仕組み」をシェア
と考えました。

シェアが発展した背景(補足)

解答上は
①.環境配慮に対する社会期待
②.技術革新等
③.サブスクリプション型サービスの浸透
としています。

①は詳細説明不要かと思います。
(ガソリン車等と比較した場合の環境負荷などをイメージ)

②は、
・ネットワークやICカード等を通じたリモート施錠管理
・GPSによる自転車位置情報の把握
により、各駐輪場で無人管理が可能になったことをイメージしています。
(有人管理を前提とすると、当該サービス網の維持コストが上昇&利便性が低下する)

③については次のようなイメージです。
サブスクリプション型サービス(定額利用)の利用者が増加すると、運営者に定期的に一定額の収益が入ることになります。
・一定の利用者がいれば、運営者に入る収益が安定する
・収益が安定すると、運営に必要な設備投資や維持コストの拡大が可能
・設備増強やサービス人員増員を通じて、利便性が向上する
⇒利用者人数や利用頻度の増加に繋がる

というようなプラスの循環が実現すると考えました。
(都度利用料だけだと収益見込みも立てにくく、積極的な投資が行いにくいのではと考えました)

将来像の予測(補足)

短期予測:現状版 シェアサイクルの拡大
長期予測:自転車のシェアの消滅

短期は、違和感のある話ではないかと思います。問題は長期です。

シェアサイクルサービスの技術上の障害(想像)
・曜日や時間帯によって、駐輪場の自転車に偏りがある
⇒人の動きに偏りがある以上、利用者の移動のみでは対応困難
⇒人力(トラック等)で適宜自転車を搬送している(と思う)

これを将来的な技術革新で解決する方法として、『自転車自動運転』に活路を見出した次第です。

自転車の自動運転が実現すれば、
・GPS情報等から"駐輪自転車の偏り情報"を得る
⇒余っている駐輪場→不足している駐輪場へ、自転車が自動運転で移動
⇒駐輪場の自転車数が均一になる
と、いうことを期待しました。

さらに進むと…
・そもそも人が乗る時も自動運転(目的地を利用者が設定すれば自動で運んでくれる)になるかもしれない。
・"流しのタクシー"のように、「無人自動運転の自転車が道路を常に動いていて、利用者の近くにある自転車を呼び出すことにより利用を開始する」が、できるのではないかと思いました。

道路を常に無人自動運転するのであれば、そもそも"駐輪場"の概念は不要で、「大規模な駐輪場(運営側のストック)」と「道路の"流し"」で足りるのでは?

そして、自転車(2輪)サイズにこだわらず、自動車(4輪)サイズの方が安全性も快適性も優れているのでは?

などと妄想をしているうちに、気付いてみれば「自転車」とは呼べない代物に勝手に進化を遂げてしまったわけです。
(自転車:動力の全部or一部が人力で動く乗り物と解釈すると、自動運転のあたりから"自転車"ではなくなっていたかもしれません。)

改めて解答を読み返してみると、説明が飛んでいる(論理の飛躍)が散見されている気がしますね。それくらいの勢いで解答を書いていたという言い訳もしつつ、反省です。

(勝小の解答(参考))

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