「神様」に関する論
どうもShoSeiです。
涙の数だけ強くなれないから困っている皆さん、いつも読んでくれてありがとう。
今回は「神様」について。
神社に行き、お賽銭を入れ、手を叩き、礼をし、僕達は一体何に願っているのだろう。
自分の力が絶対に及ばない範囲で降りかかった不幸に対して、僕達は一体何に憤っているのだろう。
色々と派生させながら語っていけたらと思う。
尚、僕は貴方の思う神様像にも興味があるが、僕の性格に難がある為「押し付ける」という行為はやめて頂きたい。あくまでこういった話は、どう足掻いても自分の思想の域を出ることはないという前提の元、知識不足の僕に知識を分けて欲しい。それはむしろ大歓迎。
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まずは、誤解を避ける為に僕のスタンスから明らかにしておきたいと思う。
「神様がいるかいないかは分からない」という事実を超える思想は持っていないが、“必要性”は感じている。
この必要性は僕自身にというよりも、社会や歴史にとってという意味で捉えてもらえれば幸いだ。
とにかく、目に見えないもの全てに共通する認識以上のものはないということになる。霊感が発揮されていない僕からすると、神様も幽霊もあまり変わりがない。
しかし、神様ならではの圧倒的な魅力がある。これがあるから神様はこの世に実在していないにも関わらず崇められていたりすると考える。
それは人間にとって、あまりに「都合が良い」ことだ。
これは嫌味でも何でもなく、本心から出る言葉に他ならない。よく良く考えれば、人間が作り出したものなのだから当たり前かもしれない。(諸説あり)
この都合の良さの最たるものは、「存在の有無を確かめようが無い」という点だ。つまり頭の中で自分の好きなように作り変えられる。頭の中であれば、大好きなあの子を全裸にしても怒られないって訳だ。付け加えるのであれば、「存在を確かめやすい仕組み」になっている。生きてれば自分の予測し得ない幸運に恵まれることは大小に関わらず必ずある。逆も然りだが。
まあ、事実として宗教というのは権力者の都合のいいように作り替えられてきた過去もある訳だから、どうやら「絶対的な存在」という訳では無さそうだ。目に見えないんだから仕方ない。僕達でいう噂みたいなものだ。自分のいない所で勝手に悪評が立っていたりするだろう。僕達の存在が見えない所で誰かにとって都合がいいように僕達の存在は改変されていたりする。実際に存在する僕達ですらそうなのだから、僕達からしたら存在を確かめられない神様は尚更その影響を受けやすいってことだろう。
しかし、時には「神様が絶対的になること」がある。それを考えることが神様という存在の“必要性”という部分を語るうえで重要だ。「神様がいるかいないか」よりもきっと、「神様が必要か否か」という方が大切なのでは?という考えも提示していきたい。
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神様を絶対的にするのは「人間の不完全さ」だ。人間同士が接しながら生きていくと、そこに生じた摩擦によって「誰の責任でもない事態」が発生することがある。人間が完全生命体では無いからだ。不完全だから神様が“必要”だったんだ。
人間は誕生してから今まで、本当に頑張ってきたんだと思う。集落を作ったり、そこの決まりを作ったり、決まりを破る者を裁いたりしてきた。でも、どこかに「限界」が存在してしまった。ひとえに決まりを破るとはいっても「そいつが悪人だった」とも言いきれない。「そもそも不完全な決まりを作った人間達の責任」「そいつを育てた親の責任」「そんな奴を育てるような育て方をした祖父母の責任」「人間を繁殖させた先祖の責任」まるできりが無い。
挙句の果てには「病気」というものが襲ってきた。きっと誰も悪くないのに人は死に、生きている者同士で食料を奪い合い殺し合う。それでも作物が育たない中、突然雨が降ってきたりする。
行き場のない憤りや、起こせない奇跡に対して人間は「神様」を作り出した。こうするしか無かったが、世紀の発明だった。
要は「納得感」だ。自ら起こせない幸運も、自ら防げない不運も、全て神様に引き受けて貰えば納得や妥協をしながら生きていける。考えても分からないことを考えずに済む。理不尽に死んでも折り合いをつけられる。こうやって僕達への生命のバトンは繋がれてきた。
だから「神様なんていない」と言っている人は「神様なんていらない」ということでもある。科学的根拠に欠けると論ずる人にとっては、科学が神様なんだ。
今後は、その人が信じる信じないよりも「その人にとって必要か否か」という視点で見てみると面白いと思う。そこに否定の余地は存在しないし、あるのは人間の不完全さという愛嬌のみだ。これは、神様以外の物事にも転用出来るから是非。
貴方は、何に神様という名札を貼っているだろうか。
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最後に宣伝を失礼。
と言いたいところだが、最近いちいちURLを貼るのが面倒臭いから、貴方がプロフィールまで飛んでくれることを神に願おうと思う。
オススメの記事を一つだけ。
ハロウィンのあの事件について思ったことを書いてみた記事だ。今回の記事にも少し共通することがある為、推薦させて貰った。
今後は自分の以外もオススメするかもしれない!
今日も生きてて偉い!
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