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7つの習慣〜年に1度読み返すと決めています〜【2024年版:読書感想】

私にとって人生の教科書です。
年に一度、読み返すと決めています。

『心に沁みた言葉〜言葉の燈〜』

「種を蒔いたものしか刈り取れない」

農場の法則
そこに近道はない
人間の行動も人間関係も、自然のシステムなのである。
人間関係も人格も、
種を蒔かないと何も得ることはできない。

「問題をどう見るか、それこそが問題なのである」

応急処置、うまくいくコツ、スキルやテクニックは
とりあえず効くかもしれない。
しかし、原則に反している。
表面の傷や急性の痛みなら、絆創膏や鎮痛剤で取り除ける。
しかし、隠れた慢性疾患はそのままなのだから、
いずれ別の急性症状が現れる。
原因となっている病巣は、悪化するばかりである。

「裁く人ではなく、光を照らす人になる」

批判するのではなく、模範になる。
問題を作り出すのではなく、模範になる。
自らが問題を解決する一助となる。

「違いを尊重する」

違いを尊重することこそが、シナジーの本質である。
多様性を基本に考えて、
自分が正しいと思わない。
違いを尊重することから、物事は始まっていく。

『どんな本?』


ご存知の方も多いと思いますが、
簡単にご紹介します。

全世界3,000万部以上、
日本国内200万部以上のベストセラー、
キングオブビジネス書、
成功に関する指南書、
それが「7つの習慣」です。

コヴィー先生は
1777年アメリカ合衆国独立宣言以来から
現在までの「成功に関する文献」
を研究していました。
そこであるパターン発見をされます。

最近の50年に出版された本は
どれも表面的なものでした。
社交的なイメージの作り方や
その場しのぎのテクニック、
態度、行動、スキルばかりでした。
コヴィー先生はこれを
「個性主義」と名づけた。

一方、建国から約150年に書かれた
成功に関する文献は、
誠意、謙虚、誠実、勇気、正義、忍耐、勤勉、
質素、黄金律など、人間の内面にある
人格的なことを成功の条件に挙げている。
コヴィー先生はこれを
「人格主義」と名づけた。

この本の一番の魅力は、
コヴィー先生が人格主義の発見を、
惜しみなく人々に伝えようとしてくれること。
人格主義の確立はまさに修行。
すべて自分次第。
人のせいにできない。
自立した人間になることが土台となっている。
現代の個性主義が流行する中で、
時代に逆行する生き方は孤独になる。
だからこそコヴィー先生は
優しく励まし勇気を与えるように、
この本を執筆されています。

だから読んでいて本当に温かい。
背中を押される。
内容も去ることながら、
コヴィー先生の人格も読者に伝わる。

だから7つの習慣はここまでの
大ベストセラーになったのだと思っています。

『読書感想』


今回は2回目の読み返しです。

7つの習慣を読んだことがある方なら、
ぼくが感じた言葉の燈に、
「その言葉!?」
と思われるのではないでしょうか?
というのも、ぼく自身がそう感じたからです。
1回目に読んだときとは、感じ方が違いました
例えば、インサイドアウトや第二領域、影響の輪
など、7つの習慣を象徴する言葉ではないからです。

これが2回目に読んだ人間の
心境の変化なんだと思います。
わかっているつもりでも、
読んでいると次々と新たな学びがありました。

「自分を磨き続けるしかない、
 近道なんてものはない、
 人格者となってはじめて他者を
 幸せにするスタートラインに立てる」

ぼくは2回目の7つの習慣を読み返し、
そう解釈しました。

面白いのが、今まではひたすら第1〜第3の習慣を
意識して毎日を過ごしていました。
ところが、2回目を読み終わって
第4〜第6の習慣が面白いと感じることができました。
正直、今まではしっくりきてませんでした。
少しだけ自分なりの成長を感じました。

少しづつ私的成功(第1〜第3の習慣)から
公的成功(第4〜第6の習慣)へ意識が変わり始めた

のだと思います。

人間関係では「Win-Winを考える」。
そのためにも「まず理解に徹し、そして理解される」
そこではじめて人間関係に「シナジーを創り出す」
ことができる。
この流れがすごく心に沁みました。

7つの習慣、
読めば読むほど、知れば知るほど難しい。
過酷で厳しく山頂に、希望の光が瞬く。
すべては自分次第
誰のせいにもできない。
でも、この原則に気づいたとき、
生きることが楽しくなるのかもしれない。

どんな人間になりたいか。
どんな人間で在りたいか

自分なりに考える、
自分なりに答えを模索する、
それが人間だと思う。

ぼくなりの答えは、

「裁く人ではなく、光を照らす人になる」
そんな人間で在りたい。

「7つの習慣」
2回目を読んでそう感じました。

『言葉の燈』


妥協せず、創造的協力という原則に従えば、
双方が最初に持っていた考え方を上回る
素晴らしい解決策を生み出せるのだ。

実は私たちのレンズを通して息子を見ていた
結果なのだと気づいたのだ。


状況を変えたければ、まず自分たちが変わらなくては
ならないのだと、私たち夫婦は悟った。
そして自分が本当に変わるには、
ものの見方を変えなくてはならない。

パラダイムシフトとは、
「あぁなるほど」と納得した瞬間、
いわゆる「アハ体験」のことである。

原則中心のパラダイム
人格主義の土台となる考え方は、
人間の有意義な在り方を支配する
原則が存在するということである。

私たちの人格は、習慣の総体である。
思いの種を蒔き、行動を刈り取る。
行動の種を蒔き、習慣を刈り取る。
習慣の種を蒔き、人格を刈り取る。
人格の種を蒔き、運命を刈り取る。


逆説的だが、周りからどう見られているかが
気にならなくなると、他者の考えや世界観、
彼らとの関係を大切にできる。

わが家では、こどもが問題にぶつかったとき、
自分からは何もせず、無責任にも誰かが解決
してくれると待っているようなら、
「RとIを使いなさい」と言ってきた。
R=Resourcefulness=工夫をこらして対処する能力
Initiative=率先力

主体性という筋肉が他の6つの習慣の
土台となることがわかるはずだ。
どの習慣でも行動を起こすのは、
あなたの責任である。

愛という気落ちは行動から得られる果実です。
奥さんに奉仕する、犠牲を払う、話を聞いて共感し、
理解する。感謝の気持ちを表す。奥さんを認める。

二度測って一度で切る。
大工の鉄則だ。

左脳は理論や言語の領域を得意とし、
右脳は直感的、創造的な領域に強い。

世界のトップアスリート、
世界の各分野のトップパフォーマー
のほとんどがイメージトレーニング
をしていることがわかった。
彼らは「終わりを思い描くことから始める」
習慣を身につけていた
のだ。

このホテルのステートメントは
全員で考えて作った

家族も含めて、あらゆる組織に共通する根本的な
問題の一つは、自分の働き方、あるいは生き方を
他の人から決められるとしたら、本気で取り組むのは
無理だということだ。

信頼ほど人にやる気を起こさせるものはない。
信頼されていると思えば、
人は自分の最高の力を発揮する。


自分を好きにならなくては他者を好きにはなれない、
という人もいる。
確かに一理あるとは思う。
しかし、まず自分自身を知り、自分を律し、
コントロールできなければ、自分を好きになることは
とても難しい。好きになれたとしても、
短期間で消えてしまう上辺だけの思い込みに過ぎない。
自分をコントロールできている人、
本当の意味で自立できている人だけが、
真の自尊心を持つことができる


人間関係を築くときにもっとも大切なのは、
あなたが何を言うか、どう行動するかではない。
あなたがどういう人間かと言うことだ。


信頼貯金。
結婚関係のような長く続く人間関係
であればなおさら、継続的な預け入れを
しておかなければならない。

本心から謝るには、自分をしっかり持ち、
基本の原則と自分の価値観からくる深い
内的な安定性がなければならない。
自分に自信がなく、内面が安定していない人には
とてもできないことだ。

問題を相手の視点に立って考えてみる。
相手のニーズや関心ごとを当の本人と同程度に
あるいはそれ以上に理解しようとし、言葉にしてみる。

私たちはえてして、問題が起きる慌ててしまい、
その場で何かいいアドバイスをして
すぐに解決しようとする。しかし、
その際私たちはしばしば診断するのを忘れてしまう。

学校でコミュニケーションや話し方は学んできた。
だが、聴くことはどうだろう。
あなたは相手の立場になって、
その人を深く理解できる
聴き方を身につけるために、
これまでどのような訓練や教育を受けただろうか。

私の独自性をあなたが深く理解し、
心を動かされない限り、
私があなたのアドバイスに心動かされ、
素直に受け止めて従うことはないだろう。

ほとんどの人は自分が正しいのだと思い、
自分の自叙伝を押しつけようとする。
まず自分が理解されたいのである。

共感による傾聴とは、
まず相手を理解しようと聴くことであり、
相手の身になってきくことである。

処方する前に診断する。
診断で信用できなければ、
処方も信用できない。


古代ギリシャの哲学。
エトス=個人の信頼=人格
パトス=感情=人間関係
ロゴス=理論=自己主張の表現
この順番が大切。

刀を研ぐとは、
上向きの螺旋に乗ること。


Q:7つの習慣を子どもたちに
教えるにはどうしたらいいか?

A:子育ての3つの基本ルール。
第一に手本を示す。
第二に手本を示す。
第三に手本を示す。



Q:7つの習慣を周りの人にも実践してほしい。
どのように本書を勧めればいいか。

A:あなたがどれ程その人のことを思っているか
本人に伝わらなければ、あなたの忠告には
耳を貸さないでしょう。
あなたが信頼される人格を磨いて、
その人と信頼関係を築く。

そして7つの習慣の話をする。
きっと耳を貸してくれるはずです。

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