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本格サボり飯で、家族の団らんを作る。パパイズムの【sizzle interview-02 】

「 sizzle interview (シズルインタビュー)」は、クラシルショートクリエイターのジュワッと溢れる魅力をお届けする連載シリーズ🕊 今回は、本格ピッツェリアの店舗を運営していたプロの料理人で、現在は「ママを助ける本格サボり飯」を発信中のパパイズム(@papaizm)さんにお話をお伺いしました。

「少しでも多くのママの負担を減らしたい。」

毎日の料理がもっと楽チンになったら……。
ママの負担が減って、家族の仲がきっともっと良くなる。
みんなで食事する時って、あればあるほどいいと思うんです🏠💭

そう語るのは、優しい笑顔が印象的な2児の父、
パパイズムさん。

本格ピッツェリアのお店を経営していたプロの料理人が、なぜ今、主夫としてレシピ動画を発信しているの__?
その秘密に迫りました 👀

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01.パパイズムさんの食の原点

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実は、料理人になりたいっていうのをすごく思っていたわけではなくて
流れでなんとなくなってしまったんです(笑)

進路を決める時、なんとなく調理学校に行き、学校に入ってからもだらだら過ごして、もう典型的なダメ人間ですよね(笑)

そんな時に、とある地元のレストランで働きはじめてから根性を叩き直されました。とっっっっても厳しかったんですよ。

同時に、こんな自分でもお客さまに喜んでもらえることが出来る。料理ってすごいやりがいがあるんだなって気づいて、自分の可能性に火がつきました。

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でも、仕事に打ち込みすぎるあまり無理な働き方を続けてしまい身体を壊してしまいます。気付けば夜逃げのような形で職場を後にして逃げ出したことがありました。

その後は、経験を活かして異業種の飲食店で働いたりとふらふらしていたのですが……すぐに転機が訪れました。

過去のTVの映像で、以前の職場で一生懸命声出して頑張ってるガリガリの自分を見ちゃったんですよね。

それを見た時に、自分のことなんですけど……コイツかっこいいなって心を打たれました。今やってる事って、楽しいけれど自分が心から打ち込めているのかって思って……それから、イタリアン(ピッツァ職人)の道に戻ることを決めました

でも、今戻っても増えたスキルは焼き鳥をさせる技術だけ。現場に戻る前に今しかできない経験をしておきたい。
そう思い立ったので、当時貯金が16万ぐらいしかなかったんですけど、1ヶ月間ほどイタリアに行くことを決めました。

その1ヶ月間はほんと死に物狂いです。毎日お金がなくならないように必死で、時には教会で寝かせてもらったり。なんとか北から南イタリア一周を達成して、日本に帰ってきました。

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「よし、東京の有名なピッツェリアで働くぞ!」
と思っていたんですけど、都会のサービスを体験するほどに田舎のサービスが恋しくなってしまって………。
それこそ前働いていたお店は、業者さんが来たらコーヒーを出すようなお店だったので。

それから、地元に帰ってから勇気を出してお世話になった職場に事情を話して復帰させてもらうことに。1年後に店長に就任し、10年間経営を学びながら店を切り盛りしてきました。

心がけていたことは「効率」よりも「人間性」そして「マニュアル」よりも「個人の強み」

例えば学生スタッフへの人材教育においても「あのお客さま何か困ってるっぽくない?なんでかな?」と気付きを促したり「自分がされたら嬉しい声掛けをしてみよう!」と考えてもらったり。マニュアルよりもその子の将来の役に立つかどうかで働いてましたね……。

個人対応の強いサービスのおかげか、お店も個人にファンが付くような店舗になり、それなりに繁盛していました。

02.動画投稿は、おいしいを繋ぐ恩送り

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31歳の頃、お店は順調だったのですがドクターストップをきっかけに再度退職したんです。
元々持病があったのも重なり、ハードな現場仕事を続けることが難しくなってしまって……。

それから10年間ずっと支えてくれた妻とバトンタッチして専業主夫に転職。今度は僕が妻を支え、応援する番だと決心しました。

ですが専業主夫になっても「誰かに喜んでもらいたい」「誰かの役に立ちたい」という思いは強く残っていたので、毎日の晩御飯のレシピ発信を始めます。

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10年以上学んだ「おいしい」を、こうして世の中に困っている人へ届けることが出来る今の環境ってありがたいですよね。

『恩送り』っていって、恩をその人に返すんじゃなくて、違う誰かに返すことが大切なんです。

だからレシピ動画とかで、もっといろんな人に発信できたらいいなと思って。今専業主夫をしながら家事育児に悪戦苦闘しながらスキマ時間で発信をしています。

03.「おいしい」 は家族の団らんを作る

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実はあれ、レシピ考えてないんです毎日の晩御飯をあげているだけなので。
昨日だったら、冷蔵庫にじゃこ天とチーズがあったので挟んで醤油で焼いてみようかな、みたいな。

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だから主婦の皆さんが仰るように、常日頃「献立献立…」ってなっていなくて。それでも疲れるんです!料理のプロでも苦痛なら、皆さん言葉で言い表せないくらい大変だと思うんです。

だから、この頭の中に入ってる「サボってもおいしい料理のセオリー」みたいなものを少しでも伝えられたらなって思っています。
冷蔵庫を開けて、あるもので作れたら楽じゃないっていう。

食って「おいしいものを食べたい」で終わると面白くなくて。その先にある結果というか、『食は団らんを作ります。団らんは仕事の成果を作ります…。』とか。

「おいしい」のその先にある何か…を意識してますね。

04.時短レシピで、団らんの時間をつくる

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僕が料理を通して本当に伝えたいのは、夫婦間とか家族の問題なんです。

漠然としてるんですけど、家庭内の仲が良くなって欲しいんです。みんなで食事する時間って、あればあるほどいいと思うんですよ。

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だから料理を簡単にするとか……そういうので力になれたら、少しは世の中の役には立てるかなって思っています。

あとは、色んなメディアを通して、自分の考えや働き方を発信していきたいですね。
例えば、幼稚園の送り迎え終わって自由に動ける数時間。自分の体を使って時給で働きに出る……っていうやり方ではいつかまた限界が来ると思ったんです。

家に居ながら好きな料理をして、レシピを上げるメディアをつくって、そこで自分でお金を稼げたら……。
そういうのを可能性の1つとして、伝えていけたらいいなって思ってますね。

05.パパイズムさんからのメッセージ

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実は、僕極度のズボラなので料理をつくることはそんなに向いてないんです。
それでもやり続けられるのは、見てくれる人がいたりコメントがいただけるからで。

自分の晩御飯ってすごくやる気がないじゃないですか。それを毎日続けるのは苦痛でしかなくて。

以前、チキンラーメンのレシピを上げんたんですけど、全然もうあれでも頑張って野菜を入れた方です(笑)

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だけど料理人にしか分からない、料理がおいしくなるポイントってあるんです、基本みたいな。

料理が苦手な人に「料理ってそんなに難しくないんだよ」みたいことが、自分なりに発信できたらいいなって思っています。

06.イチオシレシピ

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▲ レシピ動画はこの画像をクリック👀✨

イチオシレシピは、この『一万回ナポリタン』です。

この鉄板の上に卵を引いた鉄板ナポリタンが、地元の名物なんです。
お店の看板メニューだったので、もう何個作ったか分からないくらい作りました。
だから特別思い入れのある料理ですね。
家でもオムライスとナポリタンは、もう定番メニューです!

・・・・・・・・・

パパイズムさん(@papaizm)イチオシの
『一万回ナポリタン』。
おうちで作れば、ちょっぴり名古屋旅行の気分を味わえるかも🛩

パパイズムさんの本格サボり飯で、素敵な家族団らんの時間を過ごしてみてはいかが?💭

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