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マーベル映画ファン必携! マーベル・スタジオ公式ヒストリーブック『ストーリー・オブ・マーベル・スタジオ』が登場!

note読者の皆さま、こんにちは。
新年が明けたと思ったら、今日からあっという間に2月ですね。強力寒波もやって来る厳寒の毎日、いかがお過ごしでしょうか。

今回はこんな寒い時期だからこそ、数年に1冊あるかないかの激アツ!胸アツ!なタイトルをご紹介します!
2月3日(金)予約開始となる新刊『ストーリー・オブ・マーベル・スタジオ』です。

マーベル・スタジオ「唯一無二の公式本」がついに誕生!


本書はマーベル・スタジオから前例のないアクセス権を得て制作された、スタジオ公式のヒストリーブック。
そう、スタジオが書籍の制作に全面的に協力した唯一の公式本なのです!

『ストーリー・オブ・マーベル・スタジオ』書影

つまり、これまで決して公表されることのなかった情報や資料が満載!なんです。
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)映画ファンにとってはこれまでの作品を今まで以上に深く知るための必読書であり、きっと、これから公開されるMCUを何倍も楽しむために欠かせないタイトルになるでしょう。

マーベル・スタジオは本づくりにも本気だ!

まずは、本の概要をちょっと説明しますね。
MCUはこれまでに全世界で累計250億ドル以上の興行収入を記録、とんでもないメガヒット作を生み出し、さらにマーベル・スタジオはそんなメガヒット作を毎年連発し続けてきました。
しかし、作品のヒットや知名度とは裏腹に、その作品群の制作の舞台裏も、スタジオの誕生経緯や運営についてはほとんど知られていません。

本書では、MCUの映画制作の全貌を明らかにしつつ、MCUの歴史のすべてを解き明かし、タイトルどおり、このスタジオが歩んできた物語を綴っていきます。

マーベル・スタジオはどのようにしてMCUを作り上げていったのか。
このスタジオはなぜ、こんなにもヒット作を生み出し、成功を収めているのか。スタジオのクリエイター、そして「インフィニティ・サーガ」のキャストとクルーたちがその制作秘話、裏側を初めて語っています。

インタビューテキストともに、豊富なビジュアル資料も収録

「この本は単なる10周年記念本という枠を大きく超えていた」――著者

本書はスタジオの協力のもと、じつに4年もの歳月を費やして制作されました。
マーベル・スタジオのすべてのプロデューサー、脚本家や監督、作品を彩るスターたち、コンセプトアーティスト、衣装デザイナー、作曲家、さらに視覚効果を支えるVFXアーティストなど、200以上ものインタビューを敢行し、プロジェクトの経緯からプライベートな思い出話までを集めて、このスタジオの軌跡を描いています。

具体的には、2008年の『アイアンマン』から2019年の『アベンジャーズ/エンドゲーム』と『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』まで、インフィニティ・サーガ23作品すべての制作の舞台裏に迫り、それぞれの作品が世に公開されるまでの経緯と反響までを語り尽くしています。

つまり、この本は設定資料などを集めた単なる「メイキング本」ではありません。MCU制作に関わった膨大な人々のインタビューから構成された、スタジオの貴重な年代記なのです。

だから、その本の仕様も半端じゃない。
マーベル・スタジオが本気になるのは映画制作だけじゃありませんでした。
この本を見れば、本づくりにもその本気度が伝わってきます。

ページ数は全512ページ、大型版型にして2巻セット。
アディ・グラノフ、ライアン・マイナーディング、アンディ・パーク、チャーリー・ウェンといった、MCU作品を支えてきたビジュアル開発者たちによるMCUコンセプトアートのモンタージュが入った金属製の強化スリップケースに収められています。

布製ハードカバー2巻をケースセット

しかも、マーベル・スタジオのビジュアル開発責任者である、ライアン・マイナーディングによる精密なオリジナル・カバーアートを使用した、金箔押し布製ハードカバーという豪華すぎる仕様。
ファンなら手元にずっと置いておきたい、特別な1セットになるんじゃないでしょうか。

カバーアートを金で箔押しした布製ハードカバー

スタッフやキャストたちの本音まで見える証言


本書でまず貴重なのは、他ではなかなか読むことのできない寄稿者です。
「序文」を担当するのは、マーベル・スタジオ社長兼マーベル・チーフ・クリエイティブ・オフィサーのケヴィン・ファイギ
そして「あとがき」は、「アイアンマン」を演じる俳優、ロバート・ダウニー・Jr.です。
映画ファンなら、「えっ! あの方たちの文章が読めるの!?」と率直に驚いてしまうのではないでしょうか。

2人とも、MCUとスタジオへの思いを丁寧に綴り、そこには作品への並々ならぬ愛情と映画作りへの情熱がほとばしっています。それは、作品=スクリーンでは絶対に見ることのできないもの、ファンならその文章にきっと胸が熱くなるはずです。
印象的な一文を紹介しましょう。

●序文:
「何がマーベル・スタジオを成功に導いたのか――それはひとえに「人」にあるといえるだろう」
――ケヴィン・ファイギ

●あとがき:
「MCUを生み出したのは誰だったのかというと、それはちょっと答えるのが難しい」
――ロバート・ダウニー・Jr.

ケヴィン・ファイギによる序文

そして、本文ではスタッフとキャストたちの証言でびっしりと埋められています。そこからは映画制作の現場における熱狂と苦悩、公開時の喜びなどがストレートに伝わってきます。

『アイアンマン』『アイアンマン2』の監督であるジョン・ファブローは、主演俳優についてこう語っています。
「ダウニー・Jr.が類い稀なる才能の持ち主なのはみんな昔から知っていたけど、彼の俳優業への復帰からまだ数年しかたっていないことへの懸念は確かにあった。だけど僕は、彼がトニー・スタークを演じれば映画はできたも同然だと思った

また、『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』『「アイアンマン3』『ドクター・ストレンジ』の共同製作を担当したスティーヴン・ブルサードは、自分たちの働きぶりについて、こう漏らしている。
「もう何年もみんなに ❝君らってクレイジーだよな、だろ?❞ って言われ続けていた。どの映画を作っているときもだ」

別の映画会社で『スパイダーマン』シリーズのプロデューサーだったエイミー・パスカルは、「スパイダーマン」の新作の制作について、ケヴィン・ファイギとは何度も会議を重ねていた。当然、そのなかでは対立も発生していたようで、その当時のこともはっきりと告白している。
「それを聞いて、私は激怒したわ。わめきながら彼を部屋から放り出したか、サンドイッチをなげつけたかしたと思う―― どっちだったか覚えていないけれど」

全2巻で2008年から2019年までのスタジオの軌跡をたどる

こういった言葉の数々に触れていって感じるのは、「映画制作の現場は、映画よりもドラマティックだ」ということ。
なかでも、ひときわドラマティックで、一大プロジェクトとして遂行されたのが、『エンドゲーム』の最後の場面、トニー・スタークの葬儀の撮影です。
映画を見てのとおり、これまでMCUに出演した40名以上の主要キャストが初めて一堂に会しています。これだけのスターを一度に田舎の森に集めての撮影は困難を極めました。
情報流出を防ぐために撮影内容には「コードネーム」が付けられたこと、10カ月間もの準備が必要だったこと、出演者たちのスケジュール調整のために数百人が動いたこと……など、警備部門の部長からプロデューサー、俳優まで様々な立場の人々が、感動の1シーンの舞台裏を語っている。

未公開の資料や制作現場の写真が満載

本書の魅力は関係者のインタビューのほかに、これまで関係者にしか共有されてこなかった資料が公開されていることです。

撮影現場でのオフショット写真や記念品、制作資料や試作品の数々など、500枚以上の写真を収録。映画を観るだけでは知りえない貴重なビジュアル資料が充実し、制作現場のリアルな雰囲気が伝わってきます。

精巧で大規模なセットも見どころのひとつ
印象的なシーンの撮影現場も詳細に見せる
メイクや衣装など各スタッフたちの仕事が丁寧に紹介

なにげない資料から、映画制作者たちの結束を感じることもできます。たとえば、『エンドゲーム』が公開され、次々と歴代記録を打ち破った際には、J・J・エイブラムス監督やジェームス・キャメロン監督からのアートやメッセージがスタジオにお祝いとして届けられています。その記念品を見るだけで、そのヒットぶりをほかの制作者たちも喜んでいるのが見て取れ、読者も心おどることになるでしょう。

マーベル・スタジオが大記録を打ち立てた際に贈られたアートやメッセージ

なかでも白眉は、2巻後半で収められた「クラス写真」と題した一枚の写真。MCUに関わってきた俳優をはじめ、監督、プロデューサーなど80名以上が会して撮影された、二度と実現できない奇跡のような場面になっています。
実際に誰がどこに位置しているのか、どんな表情をしているのか、そして、この集合写真のセンターにはいったい誰が座っているのか?
これは、ぜひ本書を手に取って確かめてください。

本書は一部店舗を除いて、下記のShoProBooksオンラインストアにて販売します。
2月3日(金)より予約受付を開始。3月2日より順次発送していきます。

マーベル・スタジオは本も超大作!
ぜひ、この記念すべき1冊をお手元に置いて、じっくりゆっくりとお楽しみください!