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再投稿・キラキラせつない『aftersun/アフターサン』
新しい記事を書こうとnoteを開いたら、ちょっと読み返してしまいまして。
この記事をアップしたのは今年の夏の始まりで、連絡がとれなくなった友達Mの無事を祈っていたけれど、つい最近、「亡くなった」という噂が入ってきました。嘘だと信じて事実確認を重ねたけれど、右を向いても左を向いても四面楚歌みたいな本当の話で途方に暮れた夏の終わり。
死んだ。
っていうか、死んでた。
今年の3月に、すでに。
最後に連絡を取り合ってから10日後くらい。
「生きてる?」ってLINEを送り続けたけど既読にもならなくて、そりゃそうよね、全然、生きてなかった。『aftersun/アフターサン』を観た時には、そしてこの記事をアップした時には、もう、とっくのとうにこの世にいなかった。
「死にたい」「もう無理」「生きていても意味がない」「昨夜、首吊った」
「薬いっぱい飲んだのにすっきり目覚めちゃったわ」
今までに何度も連絡をくれたけど、本当に逝くときは何も言わずに逝ってしまうものなのね。そして半年間も家族以外の誰にも知られずにいたなんて。
理解している気になっていた自分が忌々しい。
くだらないことでイラっとして、最後のLINEが私の既読スルーで終わっているのも悔しい。
そんなことで死んだわけではないことは百も承知で、むしろ最後にやりとりした時、男も仕事も絶好調のMはすごくテンションが高くて、だからこそ周りがちょっと見えていないようで私はイラッとしたのだけど、そうだった、上がった後にはガクッと下がってしまう瞬間が来るんだった、あの人には。
それを知っていながらイラッとしてしまった。既読スルーにしてしまった。
人の命は丸ごとその人のものだと思っているので、Mが自分で死を選んで、その通りになったのなら異論はない。ただ「おつかれさま」と労を労いたい。そしてMが憂えたすべてのことから解き放たれて、どこかで幸せにやっていることを祈るばかりです。
だけど、もう、二度と会えないなんて信じられない。
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