繊細さんが疲れないための3つの方法
繊細さんは、疲れやすいがゆえにこんな悩みを抱えていませんか?
平日は仕事をするだけで精いっぱい
せっかくの休日もほとんど寝てすごしてしまう
頑張って街にくりだしても、体力が削られるだけで楽しめない
じつは、わたしも少し前まで同じようなことに悩んでいました。
持って生まれた体力には個人差がありますし、HSPは気質であって病気ではないので、改善するのはむずかしいとあきらめていたんです。
そんなとき、ふとこんな不安が押しよせてきました。
今がいちばん若いのに、こんなに元気がなくてこれから先どうなってしまうんだろう、と。
そこで、自分の体力や気質とうまくつき合っていくにはどうしたらいいかを考え、いろいろと試してみることにしました。
今回は、その中からわたしが実際に効果を感じた方法を3つ、悩める繊細さんへシェアしたいと思います!
1.昼寝をとりいれる
わたしは現在、平日も休日も関係なく、30分ほどの昼寝を心がけています。
きっかけは、会社の昼休み中にデスクに突っ伏して仮眠をとっている社員を見かけたことです。
こんなかたい机でよく寝られるな……からだ痛くなりそう。
そんなことを思いつつ、休憩中のネットサーフィンにも飽きたところだったので、試してみることに。
するとどうでしょう。意外なことにとても気持ちよかったんです。頭もスッキリして、午後の仕事が今までにないくらい捗りました。
そして終業後、なんだか足取りが軽い気がして、スーパーでレモン酎ハイを買うという寄り道までできちゃいました。
そのくらいできるでしょ。
という声が聞こえてきそうですが、へなちょこなわたしは家に帰るのが精いっぱいだったんですよね。寄り道なんてしているヒマがあったら、早く帰ってソファーにダイブしたい人間でした。
今ではすっかり昼寝の魅力にハマり、より充実したお昼寝タイムを満喫するために、会社のロッカーにはうつぶせ寝用のクッションとアイマスクを置いています。笑
ただし、1時間以上の昼寝や、リモートワーク時にベッドでがっつり眠るのは逆効果だったので要注意です。
長時間の昼寝はかえって頭がぼーっとするし、ふかふかのベッドで寝てしまうと起きたくなくなってしまうんですよね。
というわけで、適度に寝ぐるしいデスクでの仮眠がおすすめです。あえて眠りにくい姿勢で昼寝することで、自然と短い時間でスッキリ目をさますことができます。
もしかしたら、しっかり1時間以上、横になって眠る方が疲れがとれるひともいるかもしれません。
自分に合った昼寝の時間や方法をいろいろと試して、体力と疲労が回復する感覚をあじわってみてくださいね。
2.部屋を片づける
え、部屋を片づけるのに体力使うじゃん。
そう思いましたか? でも、もし部屋が散らかっているなら、ほんの少しだけ頑張ってみてほしいんです。それくらい、疲れないために必要なことだと考えています。
かくいうわたしも、じつは片づけや掃除は苦手なタイプです。
ですが、リモートワークをする必要が出てきたことで、散らかっていたデスクの上を片付けなければならなくなりました。
重い腰を上げて片づけはじめましたが、一度集中すると止まらなくなるタイプのわたし。デスクの上だけでなく、周りのスペースにも少しだけ手をつけました。
そうして片づいたスペースを見ると、不思議なことに頭の中がクリアになる感じがしたんです。もやが晴れるといいますか……。
考えすぎる傾向があるHSPのわたしは、普段から頭の中でさまざまな思考がうず巻いています。
その中には、こんな思考もありました。
片づいたらあれをやろう。
今は散らかってるからムリ。
あれ、この書類なんだっけ?
乱雑にモノが置かれたデスクを見るたび、こんなに余計なことを考えてしまうんですね。それってすごくストレスですし、そりゃ疲れるわけです。
まずは、ほんの小さなスペースからでかまいません。
本棚だけ、ソファーの上だけ、引き出しの中身だけ、といったように、ごくごく小さなところからでもいいんです。
部屋が片づいて余計なモノが目に入らなくなれば、心も体も疲れにくくなるはず。
疲れにくい自分を手に入れるために、ちょっとだけ気合いをいれて、最初の一歩をふみ出してみましょう。
3.不快な音をさえぎる
ノイズキャンセリングイヤホンを使うようになってから、わたしの休日の過ごし方は劇的に変わりました。それまではもっぱら家の中でごろごろダラダラ過ごしていたんです。
なぜかというと、休日の人混みが大きらいだったから。
人でごった返した中に身をおくのはもちろん、その混雑のなかのざわめきが本当に苦手なんですよね……。雑音が頭にダイレクトにひびくような感じがして、ドッと疲れちゃいます。
そんなわたしが初めてノイズキャンセリング機能を使った時、雑音が聞こえないことがこんなにも心地いいのか! と、ものすごく感動しました。
それまで抵抗があった休日のショッピングモールや、大きな音が苦手だったゲームセンター……。イヤホンを使うようになってからというもの、そんな場所にも気にせず出かけられるようになったんです。
こんな小さな機械を耳につけるだけで、ストレスから解放され、疲れにくく快適にすごせるようになるなんて思っていませんでした。もっと早く使えばよかったです……。
価格によって性能はさまざまですが、だいたい一万円程度のものであれば十分な機能を発揮してくれると思います。
「聴覚過敏かも?」と感じている繊細さんは、ぜひお試しあれ。
疲れにくいための3つの方法を試した結果
じつは、3つの方法を実践したことで、疲れにくくなる以外にもいい変化がありました。
それは、ものごとを前向きに考えられるようになったことです。
疲れにくくなったことで気持ちが明るくなり、ポジティブな思考に持っていきやすくなったような気がします。それでもまだまだ落ち込みやすい性格ですが……。
疲れやすい繊細さんの中には、「わたしには根性がない」と自分を責めてしまうひともいるかもしれません。
でも大丈夫。あなたが疲れやすいのは、細かいことによく気づき、周りに気をくばるやさしい人だからです。
疲れやすい自分の気質を認めてあげて、うまくつき合っていける方法を試してみてくださいね。
それではまたお会いしましょう^^
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