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IT野郎に気をつけろ

昨日、大学時代の先輩 加藤 遼に誘ってもらって参加したワークショップ?プログラムが、死ぬほど有意義で忘れたくないことだったので、備忘録としてnoteに書き連ねます。テーマは、

神社・お寺からサスティナブルビジネスのエッセンスを学ぶプログラム。

と、正直参加するまで全く意味がわからなかったもの。むしろサスティナブルとサブスクリプションを間違えていたおバカさんは私です。

が、講師陣の話を合計7時間ほど聞くことでテーマの理解が進みました。

要は、古来からある日本の神社やお寺から、持続可能なビジネスや仕組みの開発における考え方を学ぶというもの。
(違うかもしんないですが、ぼくの解釈です)

実際にしたコトは

〇神社・お寺の歴史を学ぶ
〇禅問答について考えてみる
〇煎茶を嗜み、深く考える
〇地場産業の歴史を学ぶ

これらをテーマに講師から教わり、参加者も自分の意見を発信し、知見を交換し合うという環境で進んでいきました。

これからの商売・ビジネスを考える上で、とても必要ないエッセンスだと痛感したし、あまり学ぶ習慣や環境のないカテゴリなので、どうにか今回で、頭に刷り込んでおきたいとこ。

まずプログラムの根幹にはSDGsという、国連のプログラム『持続可能な開発のための17の目標と169のターゲット』について考えるという軸がありました。(お恥ずかしながらSDGsってのを、昨日はじめて知りました。)

SDGsとは

「SDGs(エスディージーズ)」とは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称であり、2015年9月に国連で開かれたサミットの中で世界のリーダーによって決められた、国際社会共通の目標です。   引用元:https://miraimedia.asahi.com/sdgs-description/

『今の資本経済の考え方って、将来にわたって、持続可能?』って疑問から世の中をよくするために、世界共通で頑張っていく努力指標みたいなもの(多分)

例えば『貧困をなくす』『飢餓をなくす』『質の高い教育をみんなに』『男女平等にする』とか。

加藤先輩いわく『今の世界の人口考えると地球が3-4個必要で結局、自分達のコトばっか考えてると戦争になっちゃうよね。』って言ってて、想像がつかないような話に聞こえますが何故かすんなり耳を通りました。

『短期的なコトばっか、考えてたら将来の資源がなくなって、人類滅亡するよ』ってコトだと思うのですが、それを防ぐために世界共通に皆で頑張らなきゃいけないよね。って話だと思ってます。

神社の歴史、茶道、地場産業の歴史からエッセンスを学ぶ

んでプログラムは、講師陣から、ざっくり言うと『神社や寺、宗教の歴史』『茶道』『地場産業の歴史』なるものを掻い摘んで教えてもらい参加者も意見交換して『それってSDGsないしは、本来考えるべきビジネスに繋がってない?』と、答えを見つけるより、思想を巡らせて、これからも考え続けようと思える内容になっていました。エッセンスを感じる。

禅問答など考えたこともない

何もかもが普段、関心や接点のない分野だったんですが、講師陣の公演力もあり、どのテーマも新鮮に面白く感じられました。

プログラムの一つに『禅問答を軽くやってみる』ってのがあり、基本答えのない問いに対して億万通りの仮説を立てます。それを二人一組でやるのですが、これってブレストだよね?みたいな、ビジネスに共通するエッセンスを感じたりしました。あと、僕の中でのハイライトは茶道の宗派も栄枯盛衰や潰れるものもあり『経済合理性のないものは生き残れない(欲されていないものは衰退する)』というコトが再確認できたことでした。

7時間の濃密な時間だったので、全部は紹介できず、割愛しますが再確認した内容としては

○極端な華美を迎えるとシンプルに還る。
○生き残るのは経済合理性があるもの。
○経済合理性は常に変わる。
〇生まれる環境により求めるものは変わる。
○日本人は受け入れる度量が広い。
○経済資本・社会性資本・文化資本。

などなど教わった気がします。

※ノートを読み返しながら頭の中で反芻。

僕のコトを少し書きます

僕は新卒からWeb業界に身を置き、インターネット広告、大手EC系企業、零細EC企業などを渡り、4年前に独立。チャコールバターコーヒーという健康食品コーヒーを開発したオンラインを軸に販売しております。

んで最近そこそこ上手く回っておりまして、ECサービスの立ち上げに若干の自信がついてきておりました。ただ、あくまでスモールビジネスでして、マクロから商売・ビジネスのコトを考えているコトは全くありませんでした。ので、今回のプログラムは余計ぶっ刺さったんだと思います。

本質的なビジネスを考える上で大事なエッセンス

健康食品業界ってのは特に闇が深い業界と思ってまして『利益主義』の会社がとても多くて、ユーザーのコト考えてないよね。的な会社が多いように感じます(会社によります。)

自分もそうならないように注意はしていますが、そもそもSDGsレベルで改善していこうと思ったことが無いので100年続くために、という視野を入れた考え方も重要だなと痛感したわけです(影響うけやすいです)

自分で仕事をまわして数字が結果としてついてきても『これは人として価値のあるコトができているのかな?』と考えているトコロへ、考える方針の一因として視野を広めてくれたわけです。

プログラムで得た学び

そろそろまとめに入るわけですが、凄くシンプルな新卒時代の感想文みたいな内容になりました。今回のプログラムで感じたコトは。

〇人に出会って話すことは脳の刺激になる
〇視野は常にガバガバにしておきたい
〇ミクロだけでなくマクロでも考れば差別化できる

基本社内でパソコンに向かい、GoogleやFacebookの数字データとにらめっこして施策の改善や、新しい商品企画をしているわけですが、人と話にいく『人に会いに行く』ってことの重要性を再認識しました。頭の回転が速くなる。ので人と話すこと(色々な分野と)をもっと増やしていきたいと思いました。様々な分野に興味を持つ姿勢を強めたい。

んで、ちょっとうまくいってると『これは〇〇』『これは〇〇じゃない』みたいな、中途半端な自信からくるフィルタリングがされていて、凄いもったいないと思ったので、あくまで自分は何者でもない。と思いながら仕事に携わらないと、いろいろな見落としをしてるんだろうな。と思いました。フランクにフェアに生きよう。

今回、全くの異業種の人たちと話したわけですが、全ては『エッセンス』で繋がっているワケで、『いかにそこから学び取ろうとするか』という姿勢が重要だと感じました(加藤先輩はそれが超強い)、人と出会い、会話し、嗜好を巡らせ、活動によって人に貢献するってのが凄く大事ですな。

んで視点については『EC業界』『Web広告業界』だけになると『あの広告が良いらしい』『あのインフルエンサーは売るらしい』という自らレッドオーシャンを創出する会話しか生まれないので、別のカテゴリからエッセンスを学ぶ姿勢さえあれば、競合との差別化及び、独自の価値ってのは作れるように、尚更感じました(もともと、それは凄く考えていた)

IT野郎に気を付けろ

んで、最後にタイトルの内容でまとめるわけですが、僕の父親の発言がタイトルになっています。父親は図抜けて仕事ができて、超大企業のお偉いさんとかやって、輝かしい経歴を持っています。息子から見ても、柔軟な思考を持っているし、自分が知らないことは知ろうとするスタンスもあります。

そんな父親が仕事でIT関係の人と関わったらしく、その人たちのコトを『IT野郎』と皮肉を込めて言ってました。どんな取引があったか知らないですが、IT業界の人たちは多分、そう言われても仕方がないような、節(フシ)があると思っています。超成長産業で働いており、数値の結果も出している中で、成長産業に居るが故に得られる結果の要素も考えず、自分たちを評価し、それが会話に出てる。単純に『他業界へのリスペクトが薄くなっている』というのは往々にして感じていました。

まさに今回のプログラムを受けて僕もそんな『視野が狭く、人へのリスペクトが薄いIT野郎』に図らずもなっていたんだな、と凄く思ったので、備忘録としてnoteにはじめてまとめました。僕が正しいワケでもなく誰が間違っているわけでもなく、全てはエッセンスであり、表裏一体なわけですから、漁場のばあちゃんに多大なる尊敬を持てるような人間になりたいわけです。以上です。

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