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44歳はスタートの年

女性の社会進出とファッションの変化

女性の社会進出が法律によっても進められ女性が活躍できる場が広がってきた中で、時代と並行してファッションにも変化がみられてきました。


ファッション誌においても、それまでは10代から30代くらいまでのヤングやキャリア・ヤングミセス層のものが中心だったものが2000年初め頃よりアラフォー世代向けのものが登場して年齢層に広がりが出始めました。


それから20年がたった今、2020年には40代向けのファッション誌の売り上げ部数が1位になるという現象が起きています。


新世代に向けたお店のオープン

ジータはちょうどそんな40代のファッションが注目され始めだした2007年にオープンしました。当初から市場よりも少し年齢層が上の40代からの世代に向けたファッションをご提案し続けてきましたが、今日にだどりつくまでには様々な出来事がありました。


ジータのお店がある場所は地域に密着しているところで開業当時は周辺にハイミセスやシニア向けの婦人服のお店が数多くあり、そんな環境の中での新世代に向けてのスタートでした。


オープン当初は10代から80代まで年齢層がバラバラで、特に地域で服を買うことに慣れているシニアの方が多く開業すぐから自分の想いがぶれていきそうになりました。届けたい世代の方は、百貨店や大型施設で服を買うことが多くて地域で服を買うという習慣があまりない方がほとんどだったのです。


そこからぶれそうになる想いを何度も立て直して日々の接客やSNS・DM・チラシ広告などでずっと一貫して発信し続けてきたことで今では40代から60代の方が中心のお店として定着してきました。今振り返れば新しいものが浸透していくまでの当然の出来事だったのだと理解できます。


エイジレス時代の次の課題

2000年代半ばからファストファッションの時代が到来し今もなおその需要は強いものがあり、アパレルの市場規模はファストファッション企業2社だけで3分の1以上を占めておりファッションはファストファッションかそれ以外かというような状況になっています。


広がりを見せたファストファッションによって全ての世代がファストファッションブランドを着るようになりファッションのエイジレス化はかなり進化を見せています。


20年前アラフォーだった世代の人たちが年齢を重ねていくのに伴って50代そして最近では60代向けのファッション雑誌も登場するようになり、それまでミセスというくくりだった世代のファッションは進化を遂げて女性のファッションはそれぞれの年代で底上げされる世の中になってきています。


しかし世の中の女性の感度がどれだけ上がってどれだけしエイジレス化が進んだとしても、完全に一致することはなくやはりその年代に応じたファッションというものはなくなることはないのではないかと思うのです。



ただこれまでのようにトレンド牽引世代の服の中から着れるものを選ぶという消極的な感覚ではなく、今後はもっと積極的に着たいものに挑戦し、ずっとトレンドの中で生きていく時代の到来となっていきます。


44歳からを彩っていこう

今、日本人女性の平均寿命はどんどん伸びていきついに87・45歳に更新されています。そこから考えると人生の折り返し地点はおおよそ44歳ということになりそこからがまた新しいスタート地点に立つことになります。だとすると40代などはまだまだ女ざかりであり50代60代も年齢であきらめる時代ではなくなってきています。


44歳からやっと人生の後半戦が始まります。まだまだ長い後半戦を改めて見つめ直し人それぞれの彩り方を見つけて、その後半戦が少しでも輝くように少しでもお手伝いができたら幸いです。



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