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中国にきたぞ② 火鍋

中国の2日目がやってきました。昨日の寒さは嘘であってくれと願いながら起きたところ、昨日に引けを取らない極寒が漂っていました。これが中国です。

地面が凍っています。滑っている人もいました。そしてこの日は雪の代わりに珍しい雹まで降ってきて、とても僕の中国訪問を歓迎しているようには思えません。

ゲーセンやお店が集まる賑やかな場所に到着しました。このクレーンゲームの雰囲気なんかを見ていると、日本とそこまでの違いは見られない印象です。しかし、細部には持ち前の荒さが出ていて、ポケモンと書かれた壁紙の上にドラえもんの絵が貼られていて、しかし置かれてあるのはパンダのぬいぐるみ、といった杜撰な仕上がりです。壁紙を変えるのが面倒くさかったのでしょうね。

ルーピーのクレーンゲームもありました。ルーピーは韓国のキャラクターで、中国でも人気な、ビーバーの女の子です。彼女がルーピーを家族に加えるべく、勇敢にクレーンゲームに挑みましたが、クレーンゲームの鬼畜さ、酷さ、大人気なさ、クズっぷりは、日本と大差ありませんでした。どこからどう見ても、彼女のクレーンさばきは完璧で、ルーピーをがっしりと掴んで離していないのに、クレーンたちは物理法則を無視した資本主義の力で、取らせないようにしてくるのです。なんと最悪なシステムです。
そしてよく見たら壁紙はハローキティ

さて、本題です。
ここが中国で最も有名な火鍋チェーンで、世界各国にその規模を拡大しています。
お店に入るや否や、丁寧な対応で席へと案内されます。

タブレットでの注文と、店内の雰囲気は、さながら焼肉きんぐにきているようでした。
タブレッドで、まずは火鍋のスープを選び、そして食べたい具材を選んでいきます。
今回は火鍋初心者かつ、辛いものを食べると翌日に凄まじい下痢に襲われる弱小な僕を配慮してくれた彼女が、辛くないスープと1番辛さが弱いスープの二つを頼んでくれました。
あと余談なんですが、何故か手のマッサージサービスもあって、頼むとマッサージしてくれます。なんで?

1番辛くないと謳いながら、なんか滅茶苦茶辛そうな色でグツグツと煮立っています。明らかに唐辛子が丸ごと入っています。
この4つに区切られた仕切りを見ると、火鍋、という感じがしますよね。

具材が到着しました。奥に見えるのが牛肉とえのき。手前の右上がエビの練り物、左上がやけに歯応えの強いこんにゃく、右下が美味しい海藻、左下が粘り気のある牛肉です。もうこれを、好き放題にぶち込むのみ。

美味しいです。鍋としゃぶしゃぶの中間みたいな楽しみ方をしました。
そして、辛い。やっぱり1番辛さが弱い辛スープでも、僕にとっては激辛でした。汗がドバドバと出ましたし、日本の辛さとは違って、痺れる辛さが唇と舌に残ります。でも美味しいんですよね、たくさん食べて、その日のうちに腹痛になりました。大抵は辛いものを食べた次の日に腹痛になるはずなんですけど、その日になりました。中国の辛さはやはり別格でした。幸せの腹痛です。

バイキング形式で好きな薬味を盛り付け、そこに火鍋のスープを注ぐことで、自分だけのスープを作ることができます。ねぎ、ごま、辛いタレ、そぼろ肉......カスタムは無限大です。

シメは麺です。普通に麺が出てくるかと思いきや、謎の男が出現して、麺を振り回し始めました。

さて、火鍋に行った後は中国のカラオケに行きました。カラオケに汚染された日本とは異なり、中国ではそこまでメジャーではないそうですが、あります。
とてもカラオケの看板には見えない、格式の雰囲気を帯びた入口をくぐりますと、KTVが迎えてくれます。彼女がいなければ、ここがカラオケだと気づかないどころか、気づいたとしても怖気付いて入るのをやめてしまいそうです。
今回行ったところは、アンダーグランドの雰囲気があり、清潔感はあまりありませんでしたが、ほぼほぼ日本のカラオケと一緒です。ドリンクバーがないくらい。

当然中国の歌ばかりですが、なんと僕のバイブルアーティスト、V6が20曲ほど入っていました。歓喜です。やはりV6は世界のアーティスト。

バスで帰りがてら、いちごを買ってもらいました。
新鮮かつ大量の苺です。日本は最近フルーツが高すぎてやってられません。贅沢品と化していますよね。
この器2個分のいちごで、日本円でだいたい500円だったと思います。多分中国の南の方ではもっと安いのではないかと思います。
貪るように食らいつきました。


火鍋ほんとうに美味しい


続く

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