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冬の北海道は寒い⑤ 小樽

小樽運河を歩きます。
何やらここでもお祭りがやっていまして、小樽雪あかりの路という名前だそうです。スノーキャンドルが小樽運河沿いにずらりと並び、夜の運河を温かく照らすのです。とてつもなく幻想的で、はるばる北の国まできたことを歓迎されている気がして、ぽかぽかとしてきました。

屋台もいくつか並んでいて、駐車券を持っていれば貝のスープが無料で飲めるサービスもやっていまいた。屋台の中で最も美味しかったのがこちら、幻の豚まんです。何が幻なのかは聞きそびれましたが、美味しいこと美味しいこと。柔らかくて、肉汁が詰まっていて、頬が緩みまくりました。

店主さんも陽気で楽しい気分になりました
一口かじり
このように、キャンドルが運河沿いの道に、雪のアートと共に灯されています
ハート
永遠のハート

普段の小樽運河がどのくらい混んでいるのかは知りませんが、この日は滅茶苦茶混んでいました。祭り目当てでしょうか。運河を撮影しようにも、この有様です……。

でも綺麗

こんなに寒いというのに、キャラクターのコスプレをしている人もいました。彼ら彼女らの熱意を目の当たりにしました。

小樽運河を少し離れると、洋風の建物がいくつもあり、小樽の歴史的価値を際立たせます。明治の香りが匂い立つのを感じました。北海道開拓の際に、海路の拠点としてこの小樽は発展したそうです。

もちろん海鮮も豊富です。
一時間程外で待ってでも食べたかった海鮮丼。やはり本場は違いますね。色の新鮮度も際立っていますし、味の一つ一つが濃いんですよ。左は、カニカニ丼。カニの腕と、ほぐし身がぎっしりと詰まっていますね。右はサケイクラ丼……親子丼ですね。僕の大好物です。

夜になると、ハートは黄色の光を帯びます
提灯が垂れ下がっている場所もありました。様々な模様が、雪道を鮮やかに彩ります。

どれだけ人がいようと、落ち着いた雰囲気、もはや静寂といってもいいような雰囲気が、小樽の町を包んでいる印象がありました。背後には山、目の前には海。自然の驚異に挟まれた、孤独の町、です。それだからより一層、ちょうちんやキャンドルの、黄色とオレンジの光が温かさを帯びます。

この祭り、今年もやるそうです。二月十日から十七日まで。行ける人、行く人はぜひぜひ楽しんで!

これが現実の北海道

険しいのは、ゲストハウスへの道でした。初心者が車でこれるところではないので、初心者は車でこないでください、とゲストハウス側が言ってしまう程に狭く滑りやすい道でした。そんなことを言われたら、心配性の僕は車なんて運転できません。二キロある道を、彼女と一緒にえっちらおっちら歩きました。
彼女に辛い思いをさせて心苦しかったですが、観光地ではないリアルな北海道の街並みを見れたと思う、と言ってくれて、救われました。なんていい子。

頑張れ、電話ボックス
何もない道で写真を撮るカップル

ようやく到着しました。レトロで、外観から居心地の良さが伺えますよね。歴史ある洋館をゲストハウスに改築したようで、レトロな雰囲気がある、のではなく、レトロそのままなのです。
一階では、店主さんがイタリアンレストランを経営しており、行くことはできませんでしたが、美味しいこと間違いなしです。

小樽水族館、オルゴール館、ロープウェイなど、今回はいけないところも多くありました。よって、再び行く未来は確定していると言えるでしょう。

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