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中国へ!大理グルメ

大理には美味しいものがごまんとあります。その一端を今回は紹介しましょう。
まずは乳扇。ペー族が作る、なんと言うか、クレープみたいなものです。少なくとも個人的にはそう言う印象を受けました。チーズが練り込まれた生地の上に、ローズのジャムや、チョコレートや、練乳のような白く甘い液体を乗せて、巻いて焼くお菓子です。これが相当に美味しいです。大理で食べたものの中でも一、二を争う美味しさです。大理の中では至るところで売っており、一個七元で売っているところもあれば、三個で十元で売っているところもあります。

写真にかぶりつきたい

今回最初に乳扇を食べたのは、まるでやる気のないおじさんが店主のお店です。あまりにも覇気がなく、この世に疲れたみたいな表情を度々していて心配だったのですが、作る乳扇は最高に美味しかったです。噛み応えと染みわたる甘さとチーズがやみつきになりました。今回の旅行で、二人で十本以上食べています。

店前に立っても振り返らず
何してんねん
手前はすでに美味しそう

そのやる気のないおじさんが作るもう一つの格別料理が、こちら饵块。これもまたぺー族が作る料理の一つで、具材をパンで包んだもののような、具材をモチで包んだような、とにもかくにも、白いモチモチで噛み応えのある生地で様々な具材を包み込んだ、見た目は巨大餃子の食べ物です。食べ応えが非常にあります。おじさんが作ってくれた饵块にも種類があり、普通のお肉や野菜が入って辛めに仕上がっているものや、中国人の朝食油条が入っているものもあり、おじさんの手腕を感じた次第です。別のタイミングで食べた饵块には卵やレタスが入っているものもあって、タコスに似ている感覚を抱いた時もありました。

円盤

コーヒー。雲南省には特有のコーヒー豆があるんですよ。そりゃブランドになりますよね。しかも、ローズも有名ときていますから。コーヒーにローズをぶち込むことも、至極当然の発想といえるでしょう。ローズの甘味とコーヒーの苦みがいいバランスを持っていて、コーヒーとローズが苦手な僕でも、まぁ美味しいと感じるほどでした。

カフェも有名
これが噂のローズコーヒー

最後にこれは外せない。过桥米线。大理の老舗で頂きました。まず盛り付けが素晴らしいですよね。フグの刺身を連想してしまいそう。大きな花が、皿の上で咲き誇っています。実はこれほとんどキノコで、我々はキノコが大好きだったため、キノコのセットを頼んだのです。後悔はありません。ちなみに、雲南省の人々は、普通のキノコでは刺激が足りなさ過ぎて退屈だそうで、毒入りキノコを食べていることで食の楽しみを感じているようです。嘘だろと思いたくなりますが、実際にそういった看板を見て、僕は震え縮こまりました。それはともかく、せっかく綺麗に並べられた具材たちですが、彼らの整列は一瞬で無駄になります。何故なら、彼らは見栄えのためだけに整列させられ、本来ならば、温められたスープの中に投げ込まれてかき混ぜられる運命だからです。

これぞ老舗
綺麗with うさぎ
混ぜるっ!

どうでしょう。こんな感じで、鍋になります。細くてツルツルの米线とスープが絡み合い、美味しいです。キノコの質もかなり良くて、日本で食べるキノコの百倍くらい柔らかくて癖のない味です。

 とまぁ、まだまだ続けることはできるのですが、今回はこの辺りで。またすぐに大理グルメ第二弾がやれたらいいと思っています。
 それから、偉そうに語ってはいますが、全て僕の彼女の道案内や調べによって手に入れることができた料理たちですし、僕の彼女のグルメセンスは常人の何億倍もあるんですよ。素晴らしい女性です。

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