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中国へ!名残惜しくも帰国

帰国の日がやってきてしまいました。
二か月ぶりの再会で、このまま一生一緒にいたかったのですが、その時期はまだ先のようでした。フライトの時間を確かめる度に自然と涙が出てきてしまい、一週間しか時間とお金を作り出せなかった自分を酷く憎しみました。愛している人がいるのなら、一緒にいるべきです。別に押し付けているわけじゃないですけどね。

帰国も、低価格ルートを選択しました。
合肥市から国内線で北京大興空港へ行き、そこで一晩過ごし、翌朝のフライトで関西国際空港に行くというプランです。
彼女は、合肥市の空港まで見送りについてきてくれて、最後の最後まで傍にいてくれました。そんなの泣かないわけないでしょうが! 再び会うことを誓い合って、いざ一人旅です。

僕は空から彼女を見て
彼女は陸から僕を見る
ありがとう合肥



行きで散々苦労した甲斐もあってか、要領を掴んだ僕は、意外とすんなりとあらゆる関門を潜り抜けることができました。合肥では、搭乗券を貰い、荷物検査を経るだけで、空に飛び立つことができました。パスポートを見せて、笑顔でいれば、なんとかなることに気が付いたのです。

不安だったのは、北京大興空港での一泊です。一体どうなることやら不安だったのですが、正直な感想は、快適、でした。

でかい

北京大興空港に着いたら、一晩空くからなのか、預け荷物を一旦返されました。ゴロゴロと重い荷物を引っ張りながら、寝床を探します。

北京大興空港は近年できた新しい四階建ての空港で、巨大かつ綺麗です。

僕が寝床に選んだのは、四階の国際線乗り場の椅子でした。夜の九時くらいに到着したのですが、国際線は既に静かでしたし、既に椅子を何個も贅沢に使って爆睡している人もいました。三階の国内線はまだまだ活発に動いていて、非常にうるさかったですし、椅子の数も少なかったので、国際線乗り場のベンチが快適に思えました。時期もあったのか、人は少な目です。僕はトランクに足を乗せて、念のため自転車を繋ぐ鍵付きのロープでトランクや荷物を椅子にしばりつけ、寝袋にくるまって悠々自適に過ごしました。
空港内はちょうどいい温かさで、場所によっては電気が消えて寝やすい場所もありました。水も無料です。温かい水も出るので、カップラーメンを買っている人も多くいました。ちなみに、新しい空港ということもあって、トイレは綺麗です。これが一番嬉しい。中国のトイレは汚いったらありゃしませんでしたから。

今宵のホテル

とはいえ、寂しさと運命への怒りで、暴飲暴食を敢行しました。三階へ降りると、ファミリーマートもやっていましたし、マックもやってます。聞くところによるとスタバは二十四時間営業だとか。やりますね。

ファミマや
ポテチや
パンや!
食べたるで

翌朝、十時半のフライトに乗るために、七時四十分ごろに、搭乗券を求める列に並びます。さすが国際線。中々進みません。荷物をたくさん持ち込もうとする人が多いこと多いこと。しかし僕は、荷物も規定量、航空券も手に入れていますし、パスポートを見せて、つたない英語を話せば大丈夫です。荷物検査も出国検査も驚くほど順調でした。(荷物検査では大体充電器なんかを出し忘れて怒られますが、それは僕のせいです)
備えあれば憂いなし。加えて自信を持てば余裕あり。

大きい愛が、北京に

そして、中国を飛び立ちます。向かうは日本です。
初めての中国。再会した彼女の案内で、素晴らしいものになりました。彼女に感謝と、大きな愛を捧げます。新鮮すぎる一週間、また二人で中国に行きたいと、心の底から思い、遠ざかる大陸を見つめました。もちろん、頼ってばかりはダメですけどね。空港だけで満足せず、少しは中国語をお覚え、英語ももちろん上達させて、大きくなった自分で、彼女を幸せにしたいと誓うのです。

この海はもう、日本

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