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新年早々の旅⑧ 下呂


下呂です。夕暮れ時につきました。澄んで静かな空気があたり一面に広がっています。

飛騨川を挟んで左右に旅館やお店が並んでいます。
輝いている

基本的に静かでささやかな街並みが続いていますが、突如として観光地を思い出している場所が出現しました。若干下呂の雰囲気とあっていないのかもしれませんが、歓迎してくれるのは嬉しいですね。

夜闇に向かって立ち上がる煙の中に佇む。この神々しさたるや。

飛騨川のすぐ隣に、温泉が湧き出ていました。下呂温泉噴泉地と呼ばれる場所で、無料で足湯を楽しむことができます。聞くところによると昔は水着を着用しての入浴が許されていたそうですが、そんなことをしたら、どんなことになるのかは明白な程に開放的な場所にあります。橋からも両岸からも丸見えのところにあるんですからね。
僕たちももちろん足をお邪魔させて頂きました。結論、ぬるかったです。自然に湧き出るものだから仕方がないですが、僕たちカップルは灼熱の温泉が好きなもので。でも景色だけで充分入る価値はあるでしょう。

手からゲロを感じる

手湯もあります。こちらは熱々、鍋の中で自分の手をしゃぶしゃぶにしているみたい。

硫黄の香りが心地よい

ラムネ屋という宿に泊めさせて頂きました。小さく綺麗な民宿で、ホテルよりも温泉地に来た実感を得られると個人的には思います。久々に布団で寝ましたし、部屋にはこたつもあって、流石にこれは温泉街。一度入ったら出られない魔力にかかってしまいました。
貸切湯もあります。小さいですが、本物の下呂の湯です。源泉かけ流し。とってもとっても気持ちが良いのですが、30分しか入れないのが非常に不満。我々には足りません。まぁ、それほど人気で、それほどいい温泉だということです。....でももっと入らせてくれ!

勝つ丼

ラムネ荘の一階は、定食屋です。飛騨牛のトンカツ丼と、天うどんのセットを頂きました。
文句なしに美味しいです。お店の中も田舎の定食屋の優しく濃い空気が流れていて、おばあちゃんの家にきた感じ、という表現がしっくりきました。

平日だったためか、翌日になっても、閑散としていました。昨晩見た人々と何度すれ違ったかわかりません。もう友達になれそう、と彼女が言っていました。確かに。

なんでやってないんだよぉ!カエル!

下呂温泉とインスタで調べると、可愛らしい下呂プリンの写真が出てきます。下呂はゲロなので、ゲロゲロと鳴くカエルがマスコットになっているんです。
インスタを見ていたら、食べたくもなりますよ。が、しかし、お店はお休みでした。くそ……、恐らく年末年始頑張って営業したので、頑張り休みなんでしょう……でも、くそ……。

やっていないゲロプリンの前にも足湯
ユニークな標識。
日本最大級と言っていたが、それは恐らくデマ……?

下呂では色々なことがありましたが、振り返ってみれば、一番面白かったのがこれ、脱出ゲームです。温泉にも勝る楽しい思い出でした。ひらめきに自信がなく、制限時間に迫られるのも大嫌いなので、毛嫌いしていた脱出ゲームでしたが、彼女が行きたいと言ってくれて、新たなる扉が開かれました。この脱出ゲームは、デザインは恐ろしいのですが、実際に化物や殺人鬼が襲ってくるとかはありません。加えて、難易度が初心者向けから玄人向けまで幅広く、時間制限もありません。心行くまで謎解きに集中できるのです。
僕たちは結構難しいレベルを選びましたが、天才が二人いるわけで、十五分程でクリアしました。達成感がえげつなかったです。

脱出ゲーム最高

続く

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