二度とペットが飼えなくなる本 『聖なるズー』は、恋愛ができない自分のための冒険譚だった。
『聖なるズー』著者・濱野ちひろ を読みました。
思いちがいをするなかれ
10代の頃から10年以上のDVと性暴力を受けた作者。「愛がわからない」という彼女が、自身の性から解放されるために選んだ道は、動物性愛≠獣姦の研究者になることだった。——
そんな触れ込みに興味を持って読み始めた本作ですが、想像していた8倍以上は面白かった超傑作でした。あらすじの時点で面白そうだなと思いつつも、私がそこまで期待をしてなかったのには事前の思いちがいがあります。
・研究者の書く本は、読みづら