マガジンのカバー画像

毎日コツコツ料理暮らし

91
普段、料理の仕事をフリーでおこなっており、その知識・経験をみなさんに活かしてもらえて、毎日コツコツと料理するための料理のコツを、クイズ形式やコラム形式で紹介しています。
運営しているクリエイター

#料理の基本

毎日コツコツ料理暮らし その25 「レシピに出てくる料理用語を理解しよう vol.1「室温・常温に戻す」って何?」

レシピを見ていて、なんとなく理解したかのようにしてスルーして作ることはないでしょうか?切り方でも短冊きり、いちょう切り、くし切り・・・などたくさんあります。今回はよく出てくる料理用語の一つをご紹介します。 室温(常温)にもどす これは、肉などの料理によく使われる言葉です。 例「鶏肉を冷蔵庫から取り出して、室温にもどしておく」 なぜ室温に戻さないといけないのか?室温って何度くらいなの?夏と冬で温度違うけどどうしたらいいの?なんて疑問が出てくると思います。 まず、室温に

毎日コツコツ料理暮らし その20 「味の組み立て方・味の5大要素編」

毎日コツコツ料理暮らしもその20をむかえました! 世の中、大変な状況で自宅でご飯を食べる方、作る方が増えていると思います。こんな時だからこそ、料理をしてみようってなっている人もいらっしゃると思いますし、学校がお休みのお子さんがいらしゃる家庭では、普段よりも料理の負担が増えているかと思います。毎日コツコツ料理暮らしでは、新しく料理をしたい方が楽しく料理ができればという想いや、毎日の料理の負担を少しでも減らして美味しいものを作って料理を嫌いになってほしくないという想いなどがあり

毎日コツコツ料理暮らし その19 「美味しいパスタの作り方・パスタの基本ソース編」

毎日コツコツ料理暮らし その17のパスタの種類編、その18のパスタの茹で方編につづいて、パスタのソース編を今回紹介します! パスタの基本「アーリオ・オリオ・ペペロンチーノ」パスタのソースの基本はアーリオ・オリオ・ペペロンチーノだと考えています。アーリオオリオペペロンチーノとは、「アーリオ」はにんにくのことで、「オリオ」は油(オリーブオイル)で、「ペペロンチーノ」は唐辛子のことです。 日本ではペペロンチーノパスタと短縮して言われており、オイル系というものは、このペペロンチー

毎日コツコツ料理暮らし その18 「美味しいパスタの作り方・パスタの茹で方編」

毎日コツコツ料理暮らし その17 「美味しいパスタの作り方・パスタの種類編」に続いて、今回はパスタの美味しい茹で方編です。 パスタを茹でる時にも注意するポイントがいくつかあります。ぜひとも、パスタを家でも美味しく作っていただけたらと思います。 パスタの茹でる塩の量 パスタを茹でる時の塩の量は、1人前なら2リットルくらいの水で茹でれると思います。茹でる水に対して1.2%前後の塩を加えるのがオススメです。家でいつも使っている鍋に最初は水と塩をはかって目安を見つけておくと、次

毎日コツコツ料理暮らし その17 「美味しいパスタの作り方・パスタの種類編」

料理教室などをしていますと、パスタの茹で方でばらつきがあったりします。パスタの袋に塩の量を書いていますが「少量」などの表記になっており、どれだけ入れたら良いのかわからなくなりますよね。塩の量もですが、パスタにもたくさん種類があって1.2ミリや1.6ミリや色々あって、何に使えばいいの?ってなっているかもしれません。美味しいパスタの作り方について何回かに分けて、パスタの料理の基本を紹介していきます。今回はパスタの種類編です^^ ロングパスタ(乾麺)パスタにも色々な種類があります

毎日コツコツ料理暮らし その16 「保存食を美味しく食べるちょっとしたコツ・ラーメン、カレー編」

震災や自然災害の時にはレトルト食品などの保存食がたくさん売れますが、味に飽きてきてしまうというデメリットもあります。人は同じ味のものを食べていると飽きてくるというのもあり、家庭料理では味が均一化していないところがあるために飽きがこないという面もあります。 レトルト食品もクオリティーがどんどんと高くなってきています。冷凍食品も揚げないで解凍すると食べれるものだったり、どんどんとアップデートされていますが、美味しいことは美味しいですがどことなく味気ない感じがするのも正直なところ

毎日コツコツ料理暮らし その15 「もやしの美味しい茹でるコツ」

もやしはリーズナブルで、通年いつでもスーパーで手に入ります。 野菜炒めやスープやナムルに、和え物など様々な料理に使いやすいです。 今回は和え物やナムルを作る時の茹で方をご紹介します。 もやしを和え物やナムルにする時には茹でて塩をかけたりします。その時に塩をかけることで水分が出てきます。これが水っぽくなってしまいますよね。 コツとしては、味をつけならが茹でるというのがコツです。 味付けしながらの茹で方1.鍋に少ししょっぱいくらいの塩水ともやしを入れて火にかけます。

毎日コツコツ料理暮らし その14 「ご飯の炊き方のコツ2020年版 その2(炊けた後編)」

毎日コツコツ料理暮らしのその12で、「ご飯の炊き方のコツ2020年版 その1」では、炊飯器で炊飯ボタンを押すまでのご飯の炊き方のコツを紹介しました。 今回は、その2で炊けた後編を紹介します! 炊飯器で炊飯ボタンを押したら50分くらいで炊きあがります。 炊き上がったらまず、ご飯をしゃもじで底まで入れで、待ちあげるようにしてほぐしてください。なぜするかというと、炊きあがりは余分な水分がお米の表面についており、ふやけてご飯粒同士がくっついてかたくなってしまいます。ほぐすことで

毎日コツコツ料理暮らし その13 「ご飯の炊き方のコツ2020年版 その1」

料理を普段しない人でも炊飯器でご飯は炊くという方はいらっしゃるかと思います。今回はお米を炊飯器で炊飯ボタンを押すまでに、美味しく炊く方法を教えます。人によってはこういう炊き方が良いや、炊飯器によっても癖が違ったりしますので、一般的な電気炊飯器で炊く方法を紹介しますね。 お米の洗い方 お米を炊飯する時にまずすることはお米の量を計量することです。大体の炊飯器のオプションでついてくる計量カップで1合ずつ計るのと良いです。できれば炊飯器の釜に計量したお米を入れて洗うことが多いかと

毎日コツコツ料理暮らし その12 「サラダを塩を油をかけて食べてみよう」

みなさんは、サラダにはドレッシングをかけて食べることが一般的だと思います。 サラダの語源は「塩」という意味のラテン語「sal」に由来しています。「塩漬けにする」という意味の「salata」がフランスで「salada」となって、英語の「salad」になったと言われています。 昔は野菜を塩漬けにして長期保存するためのでしたが、現在ではドレッシングをかけて食べるサラダが主流となっています。 昔ながらのサラダでしたら、日本の漬物もサラダと言えますね! イタリアンの料理の店にい

毎日コツコツ料理暮らし その11 「冬キャベツと春キャベツは季節で収穫されることではなく品種違い!?」

キャベツは野菜の中でも誰もが知っているメジャーな野菜ですね。通年スーパーで見かけますが、冬から春にかけて美味しくなります。そんなキャベツをちょっと掘り下げて今回は紹介したいと思います。 キャベツを大きく2つに分けてキャベツには冬キャベツと春キャベツが大きく分けてあるのをご存知でしょうか? 一般的によく使われているのが冬キャベツで葉がしっかりと詰まっている感じのもので、春キャベツはふんわりとした葉になっています。 ↑一般的な冬キャベツです。繊維が一方方向に入っています。

毎日コツコツ料理暮らし その7 「いろいろな食材にうまみ成分が含まれています」

うまみ成分でイメージされるのが出汁だと思います。 出汁は味噌汁やお吸い物、煮物などに使われますが、主にこんぶや鰹節やにぼし、しいたけなどから出汁をとるというイメージがあると思います。 ラーメンなら豚骨などからも出汁をとりますね。 出汁をとるというのは出汁をとる定番の食材があるように思いますが、 様々な食材に含まれています。 トマトや白菜やれんこんやごぼうやさつまいもやじゃがいもなどには、こんぶと同じグルタミン酸といううまみ成分が含まれています。 他にもほとんどの食

毎日コツコツ料理暮らし その6 「レモンの香りは果肉よりも・・・?」

Q.柑橘系の香りは果肉部分に一番あるでしょうか? A.皮の部分 レモンの香りは皮にあります油胞(ゆほう)と呼ばれるカプセル状のものに含まれています。果肉に比べて皮にはなんと7000倍も含まれているんです! 絞る場合は、皮を下にして絞ることでより香りを料理に移すことができます。 ゆずも同じく、皮に香りがあり、皮を刻んだりすりおろしたりして使うのが多いです。柑橘類は皮に栄養分が多いものも多く、皮も捨てずにいろいろと活用方法ができますので、ぜひともいろんな活用方法をしてみて

毎日コツコツ料理暮らし その5 「生卵をかき混ぜる時に泡立て器がない場合の身近な代用品」

泡立て器を使う場面は、生卵をボウルに割り入れてかき混ぜる時に使うことが家庭料理では多いかと思います。もしくは菜箸で混ぜることもあるかと思います。 意外と生卵を混ぜるのに使えるのがフォークです。イタリアではフォークで混ぜるのが常識なんてことも聞いたことがあったような気がします。 なぜ、フォークが使えるのかというと、フォークの形状を見ると先が大体が4つの歯に分かれています。この歯の部分が生卵をかき混ぜるのに適しているんです。 菜箸だと2本で混ぜていますが、フォークだと4つの