見出し画像

草刈りと棚田の土手

今日は米作りチャレンジ2年目、田植えから1ヶ月後の草刈りの日。
天気予報は雨だったのに、快晴。しかも朝9時半から暑すぎる。

わたしは集合場所のすぐ横にある馬蹄型棚田を遠目に見て、先ずは稲の生育を確認する。今年も順調に育ってる~ ♪

6月15日の馬蹄型棚田 稲は順調に育ってる
5月18日の馬蹄型棚田

そして、1ヶ月前に田植えをしたわたしの区画の田んぼはというと、驚くほど順調で嬉しい
チームに分かれて土手や畦道の雑草を草刈り機(エンジン又はバッテリー)で刈っていくのは今日の仕事

わたしの区画の稲も元気に立派に育ってる!
田植えしたばかりの様子 少し心配だった

今日は、細かい雑草を手で刈ることなく草刈り機で一気に刈る。それでも熱中症になりそうなぐらい暑さは堪える。

馬蹄型棚田の草刈りはこんな感じ ⇩


土手の話

昨日、noter仲間で旅の達人のなぐなぐさんの興味深い記事を拝読した。
わたしは以前から植物のカタクリの記事に魅了されていたけど、昨日の「石垣田」という棚田の記事に魅了。山城址のような棚田の形状が美しすぎると思ったんです。

その記事がこちら ⇩

山城址と思ったというのは、以前行ったことのある「天空の城 竹田城」を思い出したんです。過去の写真を引っ張り出して見てみると、全然違った😣 棚田風段々と石積みだけ同じ(笑)

竹田城跡

たまたま、本日、地元の棚田を守る会の会長と話す機会があり、土手の話が興味深かったのでお伝えします。
ここからは会話形式で失礼します。

わたし:さっきまで、多くのアオサギかシロサギが空を舞って田んぼに降りたりしてたけど、それって田んぼにとっていいことですよね?

会長:ここの田んぼは害虫駆除の農薬は一切使ってないので虫やカエルとかアメリカザリガニとかが沢山います。
サギは、稲にとっての害虫を食べてくれる有難い両生類のカエルが餌になっていることは良くないこと。
一方で、アメリカザリガニを食べてくれることはありがたい存在。

わたし:この田にアメリカザリガニがいるとは知らなかった。アメリカザリガニは稲を切ったりするんですね。

会長:稲も切るけど田んぼの中に穴をあけて住むつき、時には土手まで貫通させる。そうなると棚田では穴の開いた田んぼの水が無くなり干からびて時に大変なことになる。

わたし:そうですか、土手の工夫が必要なんですね。

会長:台風とか大雨で棚田の土手は年に一度は必ずどこかが崩れている。崩壊の規模によるけど、修復に機械や人件費で1回10万円は必要。さらに修復している年の収穫は上下の田んぼでゼロになるので大打撃。棚田は機械が入らないとこもあるからね~もっと費用が。

わたし:土手を石垣にしている棚田を見たことがあるんですけど。

会長:近くで石が取れて石工さんがいればね。通常は費用対効果で無理。

わたし:田んぼって獣害や気象災害や害虫それにウイルスなどによる病気などのリスクは知ってたけど、棚田は土手もきめ細かく管理しなきゃいけないとは知らなかった。
土手は少しでも早く異変をキャッチするしかないんですね。

会長:そう。農家の高齢化もあり棚田を維持するって大変なので、若いみなさんに手伝ってもらって助かってます。

わたし:若いって⁉、、、、(苦笑)

さいごに

棚田は人が合理的に手を加えただけの造形美、意図したデザインでないところが不思議なぐらいに魅力的。だからこそ残したい棚田遺産。
さらに、なぐなぐさんの記事にある石垣田は究極の棚田なのでしょう。

でもこの棚田、高齢化のみならず維持するリスクが思った以上に大きい。
これも、自然の生態系が過去より崩れたことや気象変動が大きな原因。

手遅れになる前に、少しでも棚田の維持を応援してもらえたらと思う。

P.S.なぐなぐさん、棚田を知る上での貴重な情報ときっかけをありがとうございました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

サポートをしていただけたら大変嬉しいです! 循環生活の潤滑油として使わせて頂きます(^^) Mail:contact@shokusaiadcom.jp