日本三大怨霊の一人を祀る神社は球技の守護神だった
日本三大怨霊として有名な、菅原道真、平将門、崇徳天皇。その悲劇的な生涯の崇徳天皇の霊を祀るために建立した白峯神宮。
蹴鞠・和歌の宗家である公卿飛鳥井家が代々守護神としてお祀りしてきたことが、今では「まりの神さま」として崇敬され、日本サッカー協会はじめ各種球技団体から使用された公式球が奉納されている神社となっています。
白峯神宮境内
白峯神宮の鳥居をくぐると、広大な境内が見えてきます。
そこは、明治天皇の強い思し召しによって創建され最高の社格である官幣大社としての待遇から京都御所の紫宸殿に倣い「左近の桜、右近の橘」が植えられています。
因みに、京都御所紫宸殿は下記過去記事をご参照ください。
興味深いワールドカップ公式球
非常に興味深いことがヘッダー画像の通り、見たことのあるサッカーボールがある。
それもそのはず、サッカーファンにはたまらないワールドカップの使用済み公式球が奉納されているんです。
その場所は、地主社。
地主社には、中心に精大明神(球技・スポーツ芸能上達)、向かって左手に今宮大神(無病息災)、白峯大神(学業成就)、向かって右手に柊大明神(厄除延命長寿)、糸元大明神(織物繁栄・和装)、が祀られている。
で、興味深い公式球の画像をアップでどうぞ。
そして、なんと、ワールドカップのボールは少なくとも1998年のフランス大会以降は奉納。
ご丁寧に奉納されている公式球を記してあるのでその一部を知ることが出来ます。
蹴鞠の碑
蹴鞠については、明治天皇の思し召しに応えて蹴鞠保存会が明治36年に創立。これが球技の守護神の原点なんですね。
蹴鞠はボールを落とさない、落ちない、ことから勉学の神 白峯天神様のご利益が学力を落とさない、試験に落ちないなどと縁起が良いとされているという。
ご祭神
本来のメインであるご祭神。
和歌・管絃の道に秀でた崇徳天皇、話すと長くなるので割愛しますが悲しく涙の出る生涯。
崇徳天皇の怨霊伝説
崇徳上皇(崇徳天皇)が長寛2年(1164年)に崩御して以降の現実に起きた出来事は次の通り。
天皇家が怖れるのも無理は無いと思います。
おまけ
崇徳天皇の御廟は、白峯神宮と別の場所、京都祇園の中心にあります。
最後に崇徳天皇(崇徳院)の恋心を詠んだ歌で締めたいと思います。
崇徳天皇のご冥福をお祈りします。
瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に あはむとぞ思う
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