今年は米作りにチャレンジ(1)!【苗床作り】
これまで畑で自然農の野菜作りに拘り試行錯誤でやってみたけど、本気で取組むにはお米作りが必要だといきついたんです。
そこで、今年からお米作りにチャレンジすることに。
理由は、自然農で野菜作りに必要な、稲藁、籾殻、米糠、が必要だから。
これまではネットで購入したり隣の畑のおじさんから貰ったりしてたけど、やはり無農薬のものを安価で安定的に調達するには自分でお米作りをするしかない、ということかなと。
米という字のとおり八十八もの行程があるというけど、大まかには知っておきたい。
そこで、無農薬栽培に拘っている知合いの方に無理を言って作業の一部をお手伝いして体験させてもらうことにしたんです。
(因みに、既に数十人の方がお手伝いに来てました)
ということで、今回は4月の苗床作りのお手伝い。
苗床作り
育苗トレイに土を入れて種もみをまき、芽を出させて小さな苗を育てる作業。結構地道な作業です。
(1)培養土作り
先ずは、知合いの方がおから等で作った植物性培養土などの土をブレンドして種蒔き用の土を作って下さってました。
具体的にブレンドしている土については聞く勇気が無かったのが残念。
(2)育苗トレイに土を入れる
そして、50枚以上の育苗トレイにその土を入れていきます。
少しふんわり目に穴を埋めていく感じ。
(3)苗床となる育苗トレイの土を湿らせる
土の入った苗床となる育苗トレイにたっぷり水をかけ、湿らせます。
(4)種もみを育苗トレイに入れていく
無数の穴の開いた育苗トレイに厳選された種もみを一つづつ入れていきます。結構気の遠くなる作業だけど、数十人でやるので大丈夫。
無口になる人やおしゃべりや歌いながら作業する人も。。。また、種もみの入れ方も個性があって面白い。
穴にはふんわり土が入っているので、種もみを入れて少しギュッと押すのがコツ。
(5)休憩(お食事タイム)
お昼ご飯は、昨年出来上がったお米で作ったおにぎり。嬉しいご褒美。
今作業しているお米がこのような美味しいおにぎりになることを想像して作業すると元気が湧く。
キッチンから現場を見ると、天気も良く自然豊かでのどかな雰囲気。
(6)覆土をして苗床を水で湿らせる
食事が終わったところで、種もみが入った育苗トレイに覆土(土を被せる)する。育苗トレイに培養土を覆う作業も、慎重にしないと種もみが流れてしまう。
そして、覆土した育苗トレイに水を撒いて湿らせると、苗床が完成。
(7)苗代田へ移動
この後の作業はお手伝いをしてないけど、下の画像のような形になるようです。
完成した全ての育苗トレイを軽トラックで苗代田へ移動する。
たっぷり水分がある田んぼに、完成した育苗トレイの上に稲藁で覆い、ビニールトンネルで保温と保湿をする。
これも間違いなく結構大掛かりで大変な作業です。
最後に
実は、育苗トレイに種もみを入れる結構大変だった作業は機械でも出来るらしいんです。
しかし、そこは自然栽培に興味のある人が沢山集まるので、あえて昔ながらの作業方法で行っている。
因みに、わたしが仕事で取扱っているスロヴェニアの塩も、「太陽と風と人の手だけで作る」と700年以上変わらず機械を使わないことをポリシーにしている。
同じく伝統を守ることは大切ですよね。
今後は雑草との戦い等ありそうだけど、このように昔ながらの製法をすこしづつ体験していきたいと思う。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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