神秘的なパワー漲る「鞍馬寺」に参詣
鞍馬天狗、そして牛若丸(後の源義経)が修行した場所でも有名な鞍馬寺。
「源氏物語」では、怨霊による「おこりの病」が鞍馬の高層の験力によって癒されたとの記述や、武田信玄、豊臣秀吉、徳川家康、などの武将がしきりに戦勝祈願を行った場所とも言い、まさに特別な場所。
このお寺、歴史的にも不思議な神秘的な力が働く場所ということもあり、今ではパワースポットと呼ばれていて京都で人気のお寺となっています。
また、ハイキングコースとして「貴船神社」に繋がっているとこと人気の一つです。
スピリチュアル感満載なのも人気の秘密でしょう😊
今回、叡山電鉄車内の天狗を見て、ふと行ってきました。
鞍馬寺って?
鞍馬山での信仰は、人間を 初め、この世に存在するすべてを生み出しているものは宇宙生命・ 宇宙エネルギー。
「山川草木悉皆成仏」という教えにあるように、非生命から 生命まで、森羅万象の全てが宇宙生命エネルギーであるという考え方。
それは、月・太陽・大地の三つの「氣(エネルギー)」で表され、この三身を一体として「尊天」と称して祀っています。
月に代表される水の氣
・月輪の精霊―愛=千手観世音菩薩
太陽から放たれる氣
・太陽の精霊―光=毘沙門天王
母なる大地 、地球の氣
・大地の霊王―力=護法魔王尊
鞍馬寺でのお祈りは、「月のように美しく、太陽のように暖かく、 大地のように力強く」とし、 「すべては尊天にてまします」とお唱えします。
鞍馬駅(叡山電鉄)
趣きのある駅舎に大きな鞍馬天狗がお出迎えする駅舎。
徒歩数分で、鞍馬寺入口へ。
仁王門(山門)
仁王像が睨みを利かせている。
ここが、鞍馬寺の結界であり、尊い空間への入口です。
邪念は捨て去り、気持ちを引き締めて入ることにしよう。
ここで、「拝観料」ではなく「愛山費」大人300円を支払って入ります。
本殿金堂と金剛床
ケーブルカーの終点駅から徒歩約10分で目的としていた本殿金堂に着きます。
本殿金堂
この場所が牛若丸が修行の際に過ごした場所。
この場所で、牛若丸は天狗に剣術や兵法を授けられたとの伝説があります。
金剛床
本殿金堂の前に広がる特別な空間、ここが金剛床。
この場所で祈ると、宇宙と交信することができて思いが届くと言われるパワースポットで人気の場所のようです。
本殿金堂からの眺め
何故かしら神秘的な眺めですよね、いつもはどうかわかりませんが。。。
秋には紅葉が綺麗だとか。
ケーブルカー
本殿金堂へは、ケーブルカー「牛若號Ⅳ」で多宝塔駅まで登ることが出来ます。可愛い牛若丸が連れてってくれます笑
足の弱い方、年配の方、時間がない方などはおススメです(約2分)。
本殿金堂までは、そこから徒歩約10分です。
ただ、清少納言が「枕草子」で綴った 「遠きて近きもの、鞍馬のつづらをりといふ道」 、九十九(つづら)折り参道は徒歩のみです。
ケーブルカーは営利事業じゃないために運賃ではなく「寄進」として、大人片道200円でした。心憎い配慮😊
多宝塔
ケーブルカーの終点駅に着くと多宝塔が現れます。
最後に
鞍馬寺の思想の根底には、「 動植物が網のように相互に関係しあって複雑な森林生態系 を形成している鞍馬山の自然を護る」こと、「共生」を第一に大切にしている、ことにあります。
そこには以前から(宇宙のエネルギーによって生み出された)全ての動植物を愛し森羅万象全てのことを徹底して受け入れ感謝してきたこと、
そして、鞍馬山では、神代以前からの古神道や陰陽道や修験道等の山岳宗教など、宗派に捉われない懐の深さを持っていること、
から、SDG‘sや多様性の尊重など、現在求められている世界観がここにあったんだと。
現在ではスピリチュアルということで人気の場所となっていますが、以前から鞍馬寺への信仰が厚く愛され続けてきた理由はこの考え方と姿勢が神秘的な力を働かせているんだなとも感じました。
おまけ
お寺は宇宙に繋がっているんですね😊
最後までお読みいただきありがとうございました。
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