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ワインペアリング③

こんにちは。
Aimerをアイマーだと思っていた
ジャンピンジョニーと申します。

日頃からお世話になっている食楽工房さんの新商品を、酒屋ソムリエの視点で、ワインなど色々なお酒をペアリングしていく企画第③弾
【食楽工房 楽天市場店】
https://www.rakuten.co.jp/shokurakukoubou/
【食楽工房インスタグラム】https://instagram.com/shokurakukoubouraku

はいレッツゴ


~本日のお品書き~

こっくりとした見た目

【オウチDEフレンチ】
チキンとキノコの塩麹フリカッセ 

骨付き鶏もも肉を自家製の無添加塩麹と数種類のハーブで一晩マリネ
焼き色を付けてキノコとクリームでじっくりと煮込んだ
伝統的フランス料理
塩麹の力でもも肉は繊維がホロホロとほどけ、小気味いい食感。
ハーブの香りと相まってワインを誘います。


りべんじ

塩麹チャーシューのトマト煮込みオレガノ風味

(試作品なのかな)
ワインペアリング①で試食した、
おわらクリーンポークのバラチャーシューを
トマトの酸味とオレガノの爽やかさで食べさせる意欲的な一品。
しっかりとした赤ワインで合わせていきたい。


~ワインたち~

2本で2,000円シリーズ

ドナ パウラ  シャルドネ
                                   1,400円位

やまや。
アルゼンチンのシャルドネ。
フレッシュな柑橘や洋梨の香り、ミネラル感。日照量の多い産地ならではの膨らみのある味わいにクリーミーなフリカッセを合わせていきたい。

2本で2,略

カスティリョ デ モリーナ
                                       1,600円位

やまや。
カルムネール90%にカベルネ・ソーヴィニヨンをブレンドした、チリのワイン
ブラックベリー、チョコレートやコーヒーなどの香りに、黒胡椒などのスパイスと若干のパプリカ。
酸は控えめで穏やかなタンニン
ボリューム感のある味わいは
チャーシューの煮込みと足し算になるのかそれとも引き算か。

では実食です。

じっしょく!

フリカッセ×アルゼンチンのシャルドネ

じっくり煮込まれたフリカッセははしでほぐれる身離れ。
ホロホロほどける食感だが肉感もあり安定感のある火入れ。バター、生クリーム、三種のキノコが織り成すまろやかでコクのある味わいをハーブの爽やかさが引き締めます。
レモンなどの柑橘を絞っても良さそう。
ワインと合わせてミル。
うん。コクのあるクリーミーな味わいのもも肉に、穏やかな酸味で膨らみのある味わいが
合う…。

……。
普通です。
なんと言うか、悪くないけど面白みに欠ける組み合わせというか
良く言えば、お互いの味わいを邪魔しないというか
悪く言えば、印象に残らない組み合わせというか
学校に行ったら喋るけど、お互いの連絡先は知らないクラスメート的な組み合わせというか。

うーん。LINE友達くらいになりたい
こんな時は料理、ワインの温度に変化をつけて味わいたいと思います。
料理は熱く、ワインは冷たく、です。
(逆も然り)
揚げたての唐揚げをキンッキンの生ビールで流し込むように
乱暴な言い方ですが、
温度差のある料理と酒の組み合わせは皆さんお好きですよね?(さすがに限度はあると思いますが)
仕事柄、たまにワイン会などの依頼を受ける事もありまして、その時も温度のペアリング、概ね良い感想をいただきます。
白ワインは冷やす事で酸味がグッと締まるので、コク深い料理の余韻をサッパリとしてくれる効果があります。

実際、今回のペアリングでも
同じ組み合わせ?ってなるほど良い合わせになりました!

いやー、ペアリングって面白いですね(金ロー

トマト煮込み×カルムネール

オレガノをたっぷりと効かせたトマト煮込み。パンチある脂を和らげる為に、あれこれと工程を経てきたこの料理、
有り難くお味見をさせていただきます。
程よくスリムに脂が落ちたバラ身、
肉を食らうって事をシンプルに感じさせるしっかりとした食感
ワインペアリング①からの一連の流れで
あ、俺もう歯いらねんじゃね?
と、錯覚してた自分。
歯が折れるかもしれない恐怖の中(言い過ぎましたごめんなさい)食を進める。
トマトの酸を残しつつ、甘味のある味付け
オレガノの清涼感、ともすればうっすらと苦味を感じ、またそれがいい味わいのアクセントとなり、力強いバラ肉とのまとまりを感じさせてくれます。鼻に抜ける香りが心地よい。
ワインとの合わせはこれまた中庸。
取り寄せのお値段に対して、出来るだけコスパの良いワインを選ぶ事に注力しすぎたのか、悪くはないが、
カルムネールの優しいタンニンが料理のパワーを受け止めきれてない印象。
この料理であれば、ボルドーのカベルネ・ソーヴィニヨンかカベルネ・フランがベストチョイスだっただろう。
次回の反省点とします。



以上、いかがでしたでしょうか?
今回のペアリングは及第点。
ですが、諸々含めて今回は勉強になるワインペアリングでした。
食楽工房店主と切磋琢磨し、より良い組み合わせをご提供出来るよう、取り組んでいきます。

では、また次回の投稿で!
ご閲覧ありがとうございます!




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