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ライフスタイルコンシェルジュからの5つの質問に答えてみました。

ライフスタイルサポートコンシェルジュなるサービスがあります。新婚ホヤホヤのゆいさんがおうち探しを始めようと、インターネットで見つけた設計事務所に問い合わせしてみたら、思いのほかとんとん拍子にことが進み、気がつけば、設計事務所お抱えのライフプランナーに5千万円まで借り入れできるから大丈夫ですよと言われたまま、土地の契約をする段階にまでなっており、さすがに怖くなって途中で計画を止めたのをきっかけに、様々な専門家の人に相談して、同じようにおうち探しをしている人たちへの情報提供するサービスを始められました。私も、建築分野の担当として相談を受けてアドバイスをしています。先週から3週連続で、毎週土曜日2時にズームによる配信をしており、今回は土地の探し方と言うテーマでした。そこで出された質問に対する回答をここでもまとめてみたいと思います。

①土地探しの情報ソースについて

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おうち探しを始めようかと思ったら、まず初めにインターネットを検索して、不動産情報をチェックされると思います。最近は、インターネット上に公開されてある物件数と、不動産業者だけが見れる国交省認定の情報共有サイトであるレインズの物件数が変わらないどころか、レインズに掲載されてない物件まで民間の不動産サイトに出されています。一般的に公開されている物件は専門業者でなくても誰でも見れる時代になりました。しかし、実際取引されている不動産の中で、非公開のまま売買されている案件の方が多いと言われており、不動産業界では良い物件は表に出ないと言うのが常識になってしまっています。私のオススメは、信頼できる筋から紹介された良心的な不動産屋さんにお願いして、希望エリアの空き家や空き地をピックアップして、所有者にコンタクトとってもらう方法です。成功率は低いですが、タイミングが合えばその土地が手に入る可能性もあります。最近は特に、社会問題になるほど空き家が増えているので確率も上がってくるかもしれません。

②建築条件付き土地はどうなの?

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建築条件付きの土地は相場に比べて安くなっていることが多いです。その理由は、科学を抑えた分を建物の利益でカバーする構造になっており、建築条件を外して土地だけの販売を依頼したら200万円から300万円位土地の値段が上がりますので、それぐらいの腹づもりはしておいたほうがいいと思います。また、大手ハウスメーカー系などの例外はありますが、土地とセットで購入することになる建物のほとんどが建売と同じ仕様のローコスト住宅になっており、とにかく安く見栄えがするように設計されたいしようになっています。耐震性能も、温熱性能も低く、長い期間でのライフサイクルコストを考えれば結局高くつく物件になることが多いのは注意するべき点です。

不動産業界の常識って大丈夫?

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業界特有の常識と言うのは業界によって様々ですが、不動産業界で一般の人の意識と最も違うのはお金に対する認識ではないでしょうか?土地や建物といった高額商品を扱うのが日常の仕事である彼らにとっては、コンビニで缶コーヒーを売るのと同じように、ラーメン屋さんでラーメンを提供するのと同じように土地建物を販売します。なので、それが何百万円、何千万円しようとも購入者が買いたいと言ったらすぐに買付証明を出しますし、その1週間後には契約を結ぼうとします。とにかく、土地建物を売るのが仕事ですから、問い合わせをするとすぐに購入の意思を確認されますし、買いたいと言ったら住宅ローンの申し込みも資金計画もしていなくてもとにかく契約を進めようとされるのが一般的です。

問い合わせる時の心構えって

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上述したように、不動産会社はまるで缶コーヒーを売るかのように土地を販売しますので、問い合わせするときには購入できる用意をしておかなければ、問い合わせる意味がありません。気になるからとりあえず1月ほど取り置きしてもらえますか、などと言う事は通用せず、購入する意思がないなら他の問い合わせの人に売却しますとほとんどの場合は言われます。問い合わせをして詳細確認をしたら即購入しますと決断するには事前に綿密な資金計画や、理想のライフプランを叶える住宅のプランの検討などをしておく必要があります。そこまでの用意をしていないならば問い合わせをするのは少し待ったほうがいいと思います。

土地探しの前にやる事は?

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お家探しを考え始めたら一般的にまずどのあたりに住みたいか、そして土地があるかを考えがちです、家を建てるには土地がなければ話になりませんし、家のプランも土地の形状や道路付の方向などによって大きく変わるのでまず土地を探してしまいがちです。しかし、家を建てるために土地を買うのであれば、どんな家を建てるのか、どんな暮らしがしたいのか、それは安心できる計画なのかを事前に明確にしておく必要があります。土地探しをする前にすべき事は、家計に基づいたリアルなライフプランを立てて、月々の住宅にかけられるランニングコストを算出し、そこから逆算して住宅ローンの借り入れの計画を立て、その他の引っ越し費用や、家電や家具の購入日等の付帯する経費なども計算して総予算を把握しておくこととなります。要するに、土地探しは初めにするものではなく、すべての準備を整えてから最後に行うものと言うことになります。

おうち探し中の方のミカタ

こんな感じのリアルにおうち探しをされている方の立場に立った情報提供とアドバイスをしています。来週の土曜日も14時からオンラインで配信しておりますのでご興味がある方はぜひ以下のサイトからログインしてみてください。参加費は無料です。ここに書けないような業界裏話もてんこ盛りで、結構楽しんでいただけるかと思います。(笑)

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