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幼少期の食体験、食の記憶は大事なのか?!

子どもの頃の食体験、記憶が、その後どれくらい影響されるのか?という
お話です。
以前にstand.fmの私のchにレターを頂きました。

私の「3月末で保育園栄養士を卒園しました」の配信に対して送ってくださったものです。


いつも楽しみに聞かせてもらってます。
今日までお疲れ様でした。
こんなに真心のこもったご飯を食べていた子ども達は、とても幸せだったと思います。
私の子どもの通っていた保育園の給食も、そんな感じだったので、
今、子どもは23歳ですが、スーパーのお惣菜とか食べないです。
心がこもっているなって、私も感謝と勉強させてもらっていました。
大好きな保育園でした。
週末を除いて、毎日、口にしますもんね。
これからの活躍を陰ながら応援しています。


とても有り難く嬉しいレターでした。
保育園栄養士をやっていて、そして音声配信をやっていて良かったと思います。
レターくださった方のお子さんは、とても真心のこもった給食を出してくれる保育園で育ったのですね!
このように、幼少期の食体験が大人になっても影響する、という内容の文献、論文は調べてみると数多く存在します。

例えばですが、
【味覚の形成と次世代への継承】日本醸造協会から出されている文献によると、幼少期 に何を食べたかによって食べ物の嗜好性、好みの基本が決 まると書かれています。

育った環境や、食文化、親の食習慣 、そして生活環境 によって変わる、
さらに、日本人は血糖値を下げる唯一のホルモンである、インスリンの分泌量が欧米人に比べて少ない、と言われていますが、こうしたホルモンの分泌も普段の食事、食習慣に合うように調整されるという事です。

お米を食べる文化である私たち日本人は、欧米人と同じように揚げ物、肉類をたくさん摂ると、消化しきれず胃もたれを起こしてしまう人が多いのも、納得できますね。
こうした、幼少期の食体験、もっと遡ると、お母さんのお腹の中にいるときの羊水から影響している、と書かれているものもありました。

某ハンバーガーチェーン店が、子ども向けのお誕生日パーティー!いつものハンバーガーショップがパーティー会場に変身!と銘打ったイベントサービス、子どもが欲しがるおもちゃが付いてる、◯◯セット。

それらは、子どものうちに自社商品をたくさん食べてもらい、食体験として記憶してもらう事で大人になっても食べたくなる、と言う、まさに幼少期の食体験を狙った戦略とと言われているのを思い出しました。

(参照)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jbrewsocjapan1988/100/7/100_7_468/_article/-char/ja/

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