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小豆島を走る:瀬戸内の島に出会う旅#1


先日、初めて瀬戸内の島を訪れました。

旅のメインは『シン・ニホンアンバサダー』2期生として一緒に講座を受けて、そのあと3期生の運営も一緒に携わったしんちゃんに会いに男木島に行くこと。
神戸に住む同じく2期生のなずちゃんと一緒に、せっかくだからと小豆島・女木島もめぐりました!


心が洗われる素晴らしい旅だったので、忘れないうちに。
長くなるので小豆島編と女木島・男木島編、余力があれば神戸編に分けます。笑
たのしかったなあーーーー


また緊急事態宣が発令されるような状況になってしまったけれど、落ち着いたら絶対にまた行きたい!


Day1:神戸港を出発、小豆島へ


▼初めてのジャンボフェリー、すでに楽しい!


11時に、神戸港で待ち合わせ。
何となくそんな気はしていたけどやっぱり遅刻してくるなずちゃん、かわいい笑


神戸港から小豆島坂手港まで、ジャンボフェリーで3時間20分の移動。
はじめてこんなに長く船に乗るし、フェリーというとザブザブ揺れてめっちゃ酔うイメージがあったのでこの移動は過酷なものになるだろうと少し覚悟していたけれど…



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中に入ってびっくり、本当に大きい!
シャンデリア風の照明とか、ゆったりしたシートや食堂・売店、横になれるエリア、ゲームコーナーまであって、豪華客船みたい!※庶民の視点




さいきんリニューアルしたらしいネコの顔したニャンコフェリー、平和。
シートはおうどんの柄でした、さすがうどん県。笑
船内で流れる「ジャン~ボ~フェリ~~」という曲がしばらく頭から離れなくなる。




揺れもなく、食堂のうどんを食べたり屋上で昼寝(緑のカーペットだから芝生みたいな気になっていたけど普通に床だった)したりしながら、「もう着いたの!?」と思うくらいに快適に過ごせました。


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▼小豆島到着、「醤の郷」散策



「ようこそ小豆島へ」の看板と、トゲトゲの球体の上に怪獣がのっかっている謎のオブジェに迎えられて、気持ちよく晴れた小豆島坂手港に降り立ちました。
おそらく何かしらのアート作品なのでしょう。


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この日は「エンジェルロード」に行こう!とフェリーの中で予定を立てた。
坂手港は東の端っこのほうにある港なので、かなり西側にあるエンジェルロードにはバスしかないのだけど、あんまり本数がない笑
こんな時には車の免許の必要性を感じたな。




行きのバスの時間に合わせて、それまで食べ物を探してぶらぶら。
藤の花が野生に生えているのをはじめて見た!



歩いてすぐの「醤の郷」と呼ばれるお醤油の蔵がたくさんあるエリアは、お醤油の香ばしい匂いが町全体に漂っていて大興奮。
小豆島は「木桶仕込み」のお醤油が有名だそうです。
※参考サイトはここ


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「タケサン記念館 一徳庵」さんで、さっそくご当地「しょうゆソフト」と「もろみソフト」をいただきました。
甘じょっぱくて、さっぱりしていて、腹ペコだったのが生き返った!


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ラッキーなことに「マルキン醤油記念館」が無料開放日、醤油工場のでっかい桶や容器詰めの機械の見学もちょろっとしてきました。
醤油づくりの工程はさいきんハマってた日本酒ともちょっと似ている、これだけの原料でどうしてこんなおいしいものができあがるんだろう。。。
先人の知恵はすばらしいなあ




近くにあった和菓子屋さんをのぞいたら「醤油カステラ」を発見。端っこの切り落とし(?)が安かったので試しに買ってみました。明らかに二人で食べる量ではない。けど、ちゃんとこのあと3日間かけて食べきりました笑
おばあちゃん、おいしかったです。




▼エンジェルロードを渡り、海鮮の夜ご飯!




ぽつんと現れた本屋さんをのぞいて、新刊の漫画が立ち読みできるようになっていてびっくりしたり、アダルトな雑誌や漫画の売り場面積がやたらと広くて人口の少ない島における本屋の役割を思案したりなどしている間に、あっというまにバスの時間。



島内を走る「オリーブバス」のマークがシュールでかわいい。
30分強揺られて、なずちゃんは相変わらずすやすやして、天使の散歩道・エンジェルロードに到着!
「1日2回、干潮時に海の中から現れて島と島を結ぶ砂の道」。
わあロマンチック。映画のロケ地にもなっているらしい。

干潮時から徐々に道が細くなって消えていく時間を狙って17時頃、夕暮れ時の空と西日に照らされる海と砂浜、めちゃめちゃきれいだった!!すごい!
胸がいっぱい。


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恋人と手をつないで渡りきるとなんちゃらみたいな言い伝えもあるそうだけど、今回はなずちゃんとなのでスルー。
渡った方の島は個人の持ち物らしくて、特に何かあるわけでもなくただタッチして戻ってくるだけなのがちょっとへんなかんじですが笑
木の枝に貝殻の形の絵馬がたくさんかかってました。みなさん末永くお幸せに。。


とってもおしゃべりなおじさん(観光案内の方?)が、満潮時の様子もいろいろ教えてくれました。この子は観光猫らしい、そんな名称あるのか?


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醤の郷らへんは人通りもなくて閑散としていたけど、こっちは比較的人がいてなんだか安心。
※なんかのロケ中の出川哲郎さんにも遭遇!ミーハー心がうきうき




夜はすぐ近くの海鮮居酒屋『味彩』さんで、本日のお刺身とメバルの煮つけとたこめしをいただきました。
名前がわからない白身魚のお刺身が甘くて肉厚でおいしかったなーー


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▼『漁家民宿ゲンザ』さんでの宿泊



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今夜の宿泊場所は『漁家民宿ゲンザ』さんというゲストハウス。
バスに乗って坂手港の近くまで帰ってきました。


オーナーは一見気難しそうなおじさんかと思いきや、愛犬ジャッキーにデレデレのとっても良い方でした。笑
すぐに犬と仲良くなるなずちゃん、さすがだ。



畳の部屋の「談話室」や、自分たちでおふとんをひくお部屋はまるで自分のおばあちゃんのおうちに来たみたい。



もう一人向かいの部屋に宿泊していた女性は、計画していた沖縄の旅をコロナ禍で断念して、代わりに小豆島に来ていたらしい。
赤ちゃんの顔より大きい甘夏をおすそ分けしていただきました、おいしかった!



お部屋には「22:30消灯」と赤い文字で張り紙がしてあったので、しっかりこの時間に消灯。まるで合宿のようだ。


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簡単に明日の予定を立てて、おやすみなさい!



Day2:小豆島から高松を経由して、男木島へ



▼小豆島の海沿いをサイクリング




11時のフェリーで小豆島を出る2日目は、坂手港周辺をサイクリングで回ることにしました。



アプリと連動したレンタル自転車「HELLO CYCLING」は電動アシスト付き。
宿の近くのポイントには1台しか自転車がなかったので、体育会系出身のわたしが次のポイントまでなずちゃんの自転車に3キロ弱ジョギングで並走。


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オリーブ公園を目指して、朝の気持ちのいい日差しとひんやりした風、景色も良くて、ジョギングもサイクリングも超いい気分でした!
なんて平気な顔をしていたものの、坂道も多くてさすがに終盤はばてそうだった、準備体操しとくべきだった笑



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海の青も山の緑も鮮やかでまぶしくて、心の奥の奥までスカッとすっきりする爽快感。
天気がいいって幸せだーーー




▼オリーブ公園を散策




5キロ弱ほどで目的地のオリーブ公園に到着。



小豆島はオリーブも有名です。
公園につくと斜面になった敷地にオリーブが整然と並んでいる、関東ではなかなか見れない景色だなあ。


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『魔女の宅急便』のロケ地にもなった風車の前で、完璧な魔女宅コスのお姉さん二人組に遭遇!かわいい!
お互いに試行錯誤しながら写真を取り合いっこしました。笑
公園内ではほうきを無料で貸し出してくれています!



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お土産屋さんを見たり、駐車場で月に一度開催されるという「軽トラ市」をのぞいたりして戻ります。
鉢植えもお野菜も安いうえに元気が良さそうで、家が近かったら絶対買って帰るのに、残念。。。






▼おみやげさがしの帰り道



帰り道に「つくだに屋さん」の「佃煮ソフト」をみつけて食べてみた。


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またソフトクリーム笑
ハート形の昆布がくっついた、煮汁入りというソフトクリームは脳が混乱しそうだったけど、香ばしい風味と濃厚なミルク感、とってもおいしかった!

「最初はえーと思ったけど食べてみたらおいしかった!」となずちゃんもご満悦でした。よかった!



お土産用のお醤油を手に入れて、あさごはんを調達しにかわいいパン屋さんへ。


島に唯一の酒蔵に併設されたパン屋さん『MORIKUNIベーカリー』は、酒かすを使ったパンがいっぱい。
わたしは大吟醸酒粕あんこのコッペパン、なずちゃんは酒かすクリームパンときなこ揚げパンを買いました。


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この後船内でいただきましたが、しっかり日本酒の風味のあんこと、ふんわりもっちりコッペパン。やさしい味が幸せでした…


そんなこんなであっというまに小豆島を出るフェリーの時間。
お天気にも恵まれ、季節もきっと良い時期で、外に出て海と山を見るだけで、気持ちが晴れ晴れと明るくなる滞在でした。



なんだかんだすぐに気になったところに立ち寄れるので、身軽万歳!
電動自転車があれば車いらないじゃん!と思い直した笑
こうしてこれからもうだうだと免許を取る日を先延ばしにしていくのだろうな…



ありがとう小豆島、また来ます!!



▶男木島・女木島編に続きます!



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