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行ってきました。163年前の横浜へ。

会社のテーブルは、島になっていて、弥生時代の遺物が広がるテーブルのとなりには違う物件の近代煉瓦が並ぶ、なんて事がよくある。

考古学業界にいるとなんとなく、古いものほど素晴らしい、みたいな空気感があるから、近代煉瓦なんてテンション下がるなぁ、みたいな事を口にする職員の方もいる。

しかし、我々作業員は、どんな時代の小さなカケラの遺物だってひとつひとつちゃんと向き合って観察しないと仕事にならない。

そんな日々を繰り返しているうちに、煉瓦担当の人たちがどんどんのめり込んでいく様子が伝わってきていた。

わたしは弥生時代が中心の遺跡の配属になっているから、ちょっと隣のテーブルの煉瓦の人たちが羨ましいくらいの熱心ぶり。

そんな中、KAAT神奈川芸術劇場のこのイベントを見つけた。

しかも解説員は、お世話になっている天野先生!

秦野の稲荷木遺跡を掘っていた先生なので、縄文にお詳しい方だとばかり思っていたら、近代横浜も掘っておられたなんて!!

本日、そのイベントで163年前の横浜を歩いてきたのだけれど、現代の風景の下の物語を知ってしまったわたしにはすっかり違う印象の街になってしまった。

天野先生から、魔法の虫眼鏡🔍みたいなものを手渡されて、それで世界を覗いたら、何もかもが変わったって感じ。

いや、スマートで効率のよい現代社会に住んでいるって化けの皮がひっぺがされたと言うのが本当のところかもしれない。

考古学って、今を生きるわたしに、いつも影響を与えてくる。すんごい世界に足突っ込んじゃったな。

こちらのイベント

三月開催の申し込みはこれからとの事。ご興味ある方はぜひ。

ホントはナイショにしたいくらいの貴重なイベントですが、天野先生のお話は絶品です。たくさんの方が聞けば良いのにーっと、常に思いますので、こちらにご案内を。


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