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6月8日 ばなな先輩

この日記のシステムをなんとかせねばと思っている。一日前の事を書いているのだが、完全に記憶が薄れている。
でも、ご飯を食べた事自体は覚えているので、まだ大丈夫!

さて、昨日。
この春から就職した娘が、テレワークだかなんだかで、家でワサワサしている。wi-fiが重くなると支障をきたすというのでやたらと気を使う。

こんな時にはコメダ珈琲だ。子供たちくらいの年齢の店長が優しい。
「話したことあるの?」と娘には言われたけれど、優しいのだ、目が!
と、いう事で、GO TO コメダ。
そこでいつもの通り店長に優しくしてもらって(目で)、ちょっと作業に集中していると、編集さんから電話がかかってきて、まるで作家さんみたいじゃない!今、書いている本の進行についてのあれやこれや。

それでなんだか、一気に仕事をしている気分になる。
 
で、一回家に帰り、ブックオフへ。
私は本が大好きで、本屋さんにもよく行くのだが、新刊とか売れ筋しかないそういうところは、ちょっと物足りない。で、
図書館やブックオフにも足繁く通う。こちらでは、本と出会うような体験がままあるのである。

でも、昨日はピンときた本がなくて店内を何周も。こういうのは珍しいことで、いやいや今日の出会いがあるはずだ、と思いながらなかなか帰る踏ん切りがつかない。

そこで、ん?と来た本が吉本ばななさんの本。
あっちの棚のものには750円の値がついているのに、こっちのたいしてくたびれてもいない同じ本が、220円!
これは買いだろ!

そんなチョイスの仕方ですか?という感じではあるが、たまにやたらとばななさんのエッセイが読みたくなることがあるのだ。
その本は大野百合子さんという、ヒーラー?の方との共著。めくってみると、バリバリ前世のお話などをお二人がしておられる。

なんか、もうね、今までもこれからも、目に見える事ばかりじゃないから、大丈夫だ!みたいなやつが読みたい気分なので(コロナだ戦争だって正気でいる方がすごいですよ)ちょうどいい。買い。

いや。タイトルがちょっとすごいよね。

ばななさんといえば、大学の先輩だ。高校生の時にばななさんの「キッチン」が大流行り。もう私は、同じ大学の同じ学科に行って、ばななさんみたいになるのだ!と、強力に思い込んだ。卒業生には林真理子もいるし、小説なんか書いたこともないのに、もう絶対私は女流作家になる運命なのだ!と。

そして、思い込みで大学合格を引き寄せて、最初に割り振られたゼミの先生が、あの「キッチン」の後書きで謝辞に名前が出ている先生だった。授業で先生ご本人からも、「ああ吉本ね」みたいにばななさんの噂を聞いて、私はすっかり一方的に知り合いのお姉さんみたいな気持ちでいるのである。
しかしながら、ばななさんの作品には肌感覚に寄り添うみたいなところがあるから、ただ作品を読んだだけでも、ばななさんと親しくなってしまったような錯覚を起こす女の子は多いと思う。

そんなこんなで、何が言いたいかというと、ばななさんは我々女子一同のお姉さんなのだ。

で、ばなな先輩の前世とか宇宙とか少々エキセントリックな本を読む。
UFOとか幽霊もこの世に同居していて現実が何層にも多角的に見えるのっていいじゃない。
ああ私も遺跡の話を書くことで、それをやりたいんだな、と再確認して、やっぱり、ばななさんは先輩であるなあ、と、勝手にまた思った次第である。

で、どうしてこんな話を書いたかというと、日記ではあるがちょっと見せ場的な何かを盛り込んだ方が良いとのサービス精神が発露した。まだそんなネタがあったから書けたけど、昨日の薄まった記憶をネタで埋めた一抹の申し訳なさもあるということを、私自身は知っている。

一回、一日、2回分書いて、当日の日記を書く方針にした方がいいかも知れないぞ、こりゃ。という昨日の出来事!




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