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長野県富士見町に移住して1年の活動レポ

2023年3月から長野県富士見町に家族3人で移住しました。今回は1年の節目として、(ちょっと遅くなってしまいましたが)移住のきっかけから実際に移住して地域でやってみたことをまとめていきます。

この記事はこんな方向けに書いています
・移住した人がどんな暮らしをしているか気になる方
・長野県富士見町に興味がある方
・移住先を探している方

富士見町に移住したきっかけ

この1年最も聞かれたのが「なんで富士見町?」という言葉。
私たちは実家も静岡、住まいは愛知と富士見町に何の縁もないところから引っ越しましたから当然です。

富士見町では数年に一度「ignite(イグナイト)」という町と町内にあるコワーキングスペース「森のオフィス」主催の通年プロジェクトがあります。
このイベントに参加したことがきっかけです。

このプロジェクトは富士見町に月1で通いながらイベントで出会った人と一緒にプロジェクトを立ち上げ実践していくワークショップで、1年間通ううちに好きになっちゃったわけですね。

今回のテーマではないので割愛しますが、このプロジェクトがきっかけで出会った方とは今も仕事や地域活動でご一緒させてもらう仲間でもあります。ありがたい。


ということで本題です。

この1年間、我が家のテーマは「色々な人と関わってみる」でした。誘われたらとりあえず行ってみる、やってみる。地域の方からのお誘いだけでなく、身体が許す限りは色々な活動に顔を出させていただきました。

さらにはigniteで鍛えられたフットワークで、色々なアクティビティも企画しました。

  • 親子ワーケーション

  • 高校へのSNS授業

  • 事業者向けInstagram講座

  • 親子ボードゲーム会

さらに、地域でのプロジェクトにも多く関わらせていただきました。

  • おしゃべりできる映画上映会

  • 自然学校のインタープリタースタッフ

  • ユースセンターの立ち上げ

  • わくわーく交流会@ウィンク愛知

今回は企画・開催したプロジェクトに絞ってダイジェストで紹介します。

夏親子ワーケーション合宿in八ヶ岳

こちらはママのためのWebスクール「MuseAcademy」での長期プログラム内で親子ワーケーション合宿を企画、実施しました。親子合わせて28人が東京、広島、大阪などから八ヶ岳に集まり2泊3日仕事に体験に没頭しました。
昼食や夕食には八ヶ岳エリアの飲食店さんや地域活動をされているカフェの方に協力いただき地元の食材も堪能しながら、最終日は親子で富士見町の森に入りリトリートを行うなど、富士見町八ヶ岳づくしのプログラムになりました。

解散後に届いた参加者様の声
解散後に届いた参加者様の声
解散後に届いた参加者様の声


冬の親子ワーケーションin富士見森のオフィス

2月は冬の富士見町を堪能する1泊2日のワーケーションを計画。森のオフィス主催のスキーワーケーションを見て「これだ!」と閃き突撃。
親子ワーケーションとしてカスタマイズできないか相談させていただきました。

8月のワーケーションと比べると森のオフィスを通して様々な準備や交渉ができて主催としては最高にスムーズに実施ができました。担当してくださった上岡さん、忙しく体調も悪い中本当にありがとうございました!感謝!

感染症が蔓延しておりキャンセルなどイレギュラーはありましたが、参加者の方にはとても喜んでいただけたようです。

参加者様の声
参加者様の声


SNSとの付き合い方授業in富士見高校

今の学生はデジタルネイティブと言われ1日数時間をSNSに費やすこともある世代です。しかし、SNSを使っているものの、安全かつ上手に付き合う方法を学ぶ機会はほとんどありません。それなのに、学生生活のトラブルの多くはSNSを通した人間関係が原因のことがとても多いのです。

そんな課題感を抱える先生からご相談いただきました。SNSで仕事を見つけ、SNSで仕事仲間と出会い、仕事としてSNSを使っている働き方に可能性を見出していただき、先生方ご協力の元、富士見高校2年生80名にSNSの授業をさせていただきました。

アジェンダ
緊張してほとんど覚えてない
信濃毎日新聞2023年8月30日の切り抜き

当日は長野日報さんなどのメディアにも取材いただきました。参加した学生さんからはSNSのリテラシーやリスクマネジメントに関する感想が多く届いています。

印象に残ったこと(2年生から届いた感想の一部掲載)
・インターネットのものは一生消えない(デジタルタトゥー)
・SNSは普段の会話の延長線上、目の前の人に言えないことは書き込まない
・自分の書き込んだ言葉によって無意識でも人を殺してしまうこともある
・SNSで地域課題を解決できることもある
・匿名のSNSでも情報開示請求で特定されることがある
・SNSはリアルではなかなか出会えない同じ趣味の人と繋がることもできる

意識したいと思ったこと(2年生から届いた感想の一部掲載)
・迷惑動画を撮ろうとは思わないけど、主語がなかったりで人に誤解されてしまった投稿があったので気をつけたい
・これまで来ていたDM全てを返してしまっていたが犯罪に巻き込まれないようにスルーもしていきたい
・楽しく使う分にはいいけれど、楽しいの意味を履き違えないように(誹謗中傷や晒しなど)SNSを使っていきたいと思いました

この授業は生徒の方だけでなく見守る先生方にも好評でした。SNSやインターネットにどっぷり浸かり、仕事に遊びに学びにSNSを使っている私たちだからこそ伝えられるものがあると実感。
他の学年や学校でも機会があればぜひ再チャレンジしたいテーマです。

事業者向けInstagram入門講座

イベントのチラシ

こどもの未来をかんがえる会の方からカフェスペースひこうせんのシェアカフェのInstagram活用についてご相談いただいたところから、やるなら他の事業者さんもとInstagaram講座に登壇させていただきました。10名以上の事業者様に参加いただき、アットホームながらも超実践的な活用方法をレクチャーできる時間になりました。

参加者の声

お店などがお客さん等のInstagram紹介によって集客が見込めることなど、かなり可能性があると感じました。まずは、知らなかった機能があることを知り、旅行者がどのようにして、情報収集しているのか等を知ることで、発信の有効性をより感じ、実践に繋げられたらと思います。

30代女性

理論的な説明を聞いた上で、講師の方の実際に行ったこと(旅行の検索例、商品購入までの流れなど)を聞きとても具体的でわかりやすかった。リールの機能がイマイチわからなかったのですがそれも丁寧に説明していただき、わかりやすく自分も使ってみようと思った。本日の講座を受けて今までぼんやり使っていたインスタをもっとくっきりさせて使えるようになる気がします。くっきりさせるコツを教えてもらいました。刺さる!っていう表現がとてもわかりやすかった!

40代女性カフェ事業者

発信が苦手な事業者さんはめちゃくちゃ多いので、こちらも意義を感じる機会になりました。私は旅行者としても飲食店や店舗のSNSをよく見るので、八ヶ岳のまだ見ぬ素敵な事業者さんを知ることができた学びの深い機会となりました。ご相談くださりありがとうございます!

ボードゲーム会開催

過去開催のポップ

私が家族を巻き込む形で実現した富士見町移住でしたが、私だけでなく家族も富士見町にいて「楽しい!」と思ってもらいたい。我が家はとにかくゲームやボードゲームが大好きなので、知り合った方とボードゲームを楽しむボードゲーム会を月1開催しています。
ゲームのチョイスや当日のファシリテーションは夫が、受付や盛り上げ役は息子。(私は裏方です)

ボードゲーム会には森のオフィスで知り合ったご家族、会員さんや小学校で知り合った息子の友達家族が遊びに来てくれています。


働くことと学ぶこと、遊ぶことがひとつながりに

私が2022年に参加したigniteでつくったプロジェクトは「マナブ×ハタラクpj」。学ぶことと働くことがゆるやかに溶け合う社会になったらいいなと思って企画しました。

当時ノリノリでつくったロゴ

プロジェクト自体は色々あって大きく動いていないのですが、この一年、形を変えて試行錯誤しています。(この話はまたちゃんと書きたい…)

まずは自分がマナブとハタラクをミックスしたライフスタイルを送ってみよう。

そんな思いで、家族を巻き込んで進めてきたのがワーケーションプロジェクトであり、SNS活動やボードゲーム会です。

実際に活動してみて、

  • 一言で地域の方、といってもバックボーンが違えば考え方や目指す方向も100人100色。結局はひとりひとりとの対話で町づくりが進んでいること。

  • プロジェクトを夢中で進める中で家族の絆が深まったりたこと。(途中ガチの大喧嘩とかしている)

  • 足りないものを発見し、スキルアップや知見を広げるためにさまざまな地域を訪れるようになったこと。

こんな変化や発見がありました。

ポンと移住しただけでは、1から人間関係を築くのって難しい。

プロジェクトに誘ってくれる方や企画したプロジェクトに参加してくれる方がいてくれたおかげで子どもにも、私にも夫にも遊びに誘える友達ができました。

昨年は思い切り風呂敷を広げたので今年は畳み方を考えながら、我が家なりの移住ライフを楽しみたいと思います。


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