- 運営しているクリエイター
#アイデンティティクライシス
結局、「海外で働きたい」というのは何だったか
私は父の仕事にあわせ、幼少期をヨーロッパ、アジア複数ヶ国で過ごしました。社会人になるまで海外に出たことがなく、海外に憧れていた父は私によく言いました。
「こんな機会に恵まれた日本人はそうそういないんだから、将来はグローバルリーダーになりなさい」
グローバルリーダーになること。
その目標を捨てることができなくて、就職先は海外転勤の可能性がある会社を選びました。
そんな私にとって、海外で働く機会
アイデンティティを自分で定義する
以前書いたnoteからの抜粋で、これは私の個人的な体験です。
所属欲求は人間の基本的な欲求の一つなので、私にとって、海外に行ったら日本人に見られるのに(つまり外国人の仲間入りができるわけでもなく)、日本に帰ったら「日本人らしくない」とレッテルを貼られ続ける体験は痛みそのものでした。
これまで実に20年弱(!)かけて色んな出来事を咀嚼し、悩み、海外の知見にも頼りつつ、やっとやっと「アイデンティテ