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【日記】行列店に並ぶ理由について考えてみた

今日は母と電車でランチに行った。
ちょくちょくTVで取り上げられる有名な居酒屋さんで、TVっ子の母が行きたがっていたお店だった。
リーズナブルな価格と品数豊富なセットが人気らしい。

ネットで見ると
「平日でも開店前に行列必至」
とあったので、開店の20分前に到着した。

無事到着したが、予想外の事態。
既に10人以上の先客が並んでいた。
並ぶとは聞いていたが、見積もりが甘かったらしい。

幸い今日の日中は曇りだった。
晴天なら諦めていただろう。
日陰に引っ込みながら、母とぽつぽつ喋って開店を待った。

ふと疑問に思った。
自分しかり、他の待機客しかり。
いくら曇りの日とはいえ、真夏日で並ぶのはしんどい。
どれほど美味しそうで食べたいとしても、
しんどいものはしんどい。
それなのに、多くの人が行列店に並ぶのは、具体的にどんな心理が働いているからなのだろうか。

ざっと思いつくのは、
①よっぽど食べたかった
②コロナ禍の反動による人手の増加
③同僚や友人への話題づくり

の3つだ。
人によって割合も違うが、おおよそ①〜③の混合だろう。

だが、昨今は特に
③同僚や友人への話題づくりの割合が増えてきた気がする。
これはSNSの発達が大きな要因だ。
「他人から羨ましがられる生活」の無数のアピールに晒されている弊害で、人のジャッジを気にしやすくなってしまったのは否めない。

穿った見方だが、
「超人気店のランチ」のSNSへの投稿は
「みんなに羨ましがられる生活」を証明する「承認欲求」とも取れるのだ。

本来生きるための食事で、体調を崩すリスクよりも「承認欲求」を優先して、何十分も炎天下で並ぶ。
自分も含めて多くの人がSNSによって肥大化した「承認欲求」に振り回されているのだろう。

ただ、こうも思う。
「承認欲求」はあまりいい意味で使われないけど、誰にでも多少は備わっている欲求ではないだろうか。

家族や友人、会社。
あらゆる社会に属しているのが人間だ。
SNSによる加速は否めないけれども、誰かと関わりたい、認めてもらいたい、という社会的な欲求はごく自然なものだと思う。

結局、何事もほどほどが一番なのだろう。
SNSも「承認欲求」も、こうして考えた所で栓のない思考をつらつらと書き連ねるのも。

だって答えのない問答を繰り返すより、折角のランチを存分に味わった方が何倍も有意義なのだから。

筆者がおいしく頂きました

(承認欲求云々を散々書いた後に、結局写真上げるんかい、というツッコミは甘んじてお受けいたします。)

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