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新卒1年目に伝えたい7つのコト

 4月1日、それは多くの人にとって新しい生活が始まる日。毎年この日が近づくと心がざわつく。それは、中途社員だらけのLINEに新卒入社して、人事では無いけれど新卒採用や研修に携わっているからなんだと思う。

 そんな折に けんすうさんの note を見て、あぁそういえば自分も社会人になる直前は不安と期待が入り混じったなんとも言えない気持ちだったなぁ、と思い出した。

 特に今年はコロナのせいで不安定な世界になってしまった。多くの会社で入社式が無くなって、この先もどうなっていくかは未だわからない。だけど、少なくない人たちが来月から新社会人として働き出すはずだ。

 そんな人たちが少しでも社会で活躍できるように、頑張れるように、5年前の自分に伝えたいことを note にまとめた。

伝えたい7つのコト

①プロフェッショナルになる

  "会社は学校じゃねぇんだよ"というサイバーエージェント松村さんの言葉がある。この、学生時代とスタンスを切り替えることを最初に心掛けるようにして欲しい。

 これから君は数多くいる社員の一人になって、給料に対する成果を求められる。入社して即戦力となることを期待する会社は少ないだろうけれど、採用期間中のお客様扱いは終わりなのだ。

 いつまで経っても学生気分で、与えられることばかりを期待する人は成長スピードが遅い。周りからどう扱われるかはともかく、一人のプロフェッショナルとして主体的に働くように心がけよう。

 社会では、僕らのキャリアに生涯責任を持ってくれる人はいない。良い上司はできる限りの支援をしてくれるだろうけど、彼らだっていつ転職してしまうかはわからない。自分のキャリアは自分で作っていこう。

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②可愛がられる若者になる

 新卒1年目は大抵のことが大目に見られる。わからないことをたくさん聞いても良いし、チャレンジすることも推奨されるし、なんなら失敗してもオッケーだ。

 だからこそ、変なプライドやこだわりを持つのはやめよう。相手の話を素直に聞いて、わからないことはわからないと言って、目を掛けられる若者になろう。

 主張を貫くことを優先して周りからのアドバイスを受け入れようとしなかったり、聞いてるフリだけして真剣に捉えないとか、そういったパターンは最悪だ。周りから愛されなくなる。

 媚を売って気に入られる必要は無いし、自分の意志を変に捻じ曲げなくて良いし、行きたくない飲み会があれば参加しなくて大丈夫だ。ただ、不必要なプライドは捨てて素直になろう。

③視座は高く持つ

 入社直前の君たちは今、一番やる気に満ち溢れていると思う。社会人になると世界が一気に広がって、数々の新しいことに触れ、関わる人や耳に入ってくる情報が大きく変わる。

 最初は新しい環境に適応するだけで大変だろうけど、その中でも常に理想は高く持つべきだ。同期や友人と自分を比較するのではなく、優秀な先輩や上司を見つけて未来を想像し、逆算して何が必要なのかを考えよう

 ロールモデルは自分で見つけるんだ。半年後/1年後/3年後と時間軸は徐々に伸ばしていけばよくて、なりたい自分を想像して、そこに向かって進み続けるのだ。

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④期待された基準を超える

 多くの人たちが入社後しばらくは、上司や先輩から仕事を任されるばかりだろう。その中には、やりがいのある仕事もあれば、つまらない単純作業もあるかもしれない。

 そんな時に重要なのは、どんな仕事を任されても求められる基準を超え続けることだ。120%のクオリティ、納期より早く終わらせる、丁寧な報連相など何でも良い。大事なのは、期待値を超え続けること

 松岡修造さんが口にする "一つの所に命を懸ける" という言葉。目の前の仕事に一所懸命となり、期待値を超え続けることで、より大きなことにチャレンジできるようになるはずだ。

⑤優先順位を正しくつける

 社会に貢献したい、成長したい、お金を稼ぎたい、のんびり働きたいなど、会社を選んだ動機は色々あると思う。モチベーションは人によるだろうけど、業務の優先順位は正しくつけよう。

 僕は、定期的にモチベーション × 重要度で業務を仕分けしている。(下の図でいうと ① ≧ ② > ③ > ④)
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 仕事に慣れて業務の幅が広がってきた時は、①と②に優先的に時間を割けているか、③に時間を使いすぎてないかを振り返ろう。また、②を①に転換出来ると働くモチベーションを向上させられる。

⑥インプットを継続する

 社会人は新しいことの連続で、恐ろしいほどに早く時間が過ぎる。そうすると、どうしても目の前の業務で精一杯になってしまう。ただ、質の高い成果を生むためには継続的なインプットが必要だ

 日本人は先進国の中でも社会人の勉強時間が圧倒的に少ないらしい。だからこそ、継続的なインプットが周りとの差を生み出す。もし、30分の学習を1年間継続できれば、約180時間の差を周囲と付けられる。

"最終的にその他のどのような投資にも勝る投資は、自分自身への投資だ" by Warren Buffet

 資格の取得、英語、プログラミング、会計など、仕事に関係ないことでも何でも良い。学んだことはいつか点と点で繋がり、キャリアやスキルに厚みをもたせてくれるはずだ。

⑦疲れたときは休む

 ここまでは働き方の話をしてきたけど、しっかりと休むのもとっっても大切だ。君たちが働き出す会社は、自己実現のための1つのコミュニティでしかない。

 僕らの人生は僕たちのものであって。業務で成果を挙げることも大切だとは思うけど、必要以上に自分を犠牲にしないで、疲れたときには立ち止まっていい。

 自分だけじゃどうしようも出来無いことは周りを頼ろう。今の時代、転職だってできるし、退職して留学することだってできる。一度働きだしたら途中休憩できないなんてルールは無いのだ。

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おわりに

①プロフェッショナルになる
②可愛がられる若者になる
③視座は高く持つ
④期待された基準を超える
⑤優先順位を正しくつける
⑥インプットを継続する
⑦疲れたときは休む

 こんな内容、人によっては当たり前のことばかりかもしれない。だけど、当たり前のことを当たり前にやり続けられる人がすごいのだ。

"小さいことを積み重ねるのが、
とんでもないところへ行くただひとつの道" by イチロー

 いま僕たちは避けられない逆境に立たされているけども、日々小さなことを積み重ねていくことで、社会人生活が素晴らしいものになることを祈ります。

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余談 

 他にも読んで欲しい書籍や note がたくさんあるので、一部を紹介しておく。

書籍

note

それでは。また。

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