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大きな思い出の後で【深夜の執筆後日談】


夢のようで現実だった2週間が終わった。

終わったというか、過ぎ去ってしまった。

じっくり、じっくりとロスに入るような、
そういう過ごし方を始めてから丸2日が過ぎた。
早い。


お昼過ぎくらいからちょっとずつ頭の中が現実に引き戻されていく気がして、まだもう少し楽しい気分がとどまっていてくれねぇかなとも思う。

いつも通りのインプットを再開していくうちに脳が混雑してきて、ちょっとした余りものみたいなものをあたまから放出したくなった。もうどうせ寝る前だしと部屋の明かりを消し、執筆用BGMを聴きながらなんとなく書き始めた。
ただそれだけなのに、何故かしっかりと涙が出る。


ただ眩しいばかりの撮影データを見る。これで実写版お姉さんと実写版姉ちゃんの両方を観たことになるんだが、最初の一枚が一番うまく撮れたような気も少しだけする。日常のゆるい姉ちゃんもほっこり要素たっぷりで好きだし結局のところなんでも好きに行き着くんだけれども、やはり実写版はレア。
しかも今回はすぐの距離すぎて頭のキレが良かったのかも……と勝手に思う。


先は長いから焦ることもない。逃げもしないし寂しくもない。連絡が取れないわけでもないし、さっきXで雑談のリプライも送り合ったというのに、ほんとにどうしてだろう。姉貴はいつの間に私の心のそんな深いところまで来ていたのだろうか。
支えになっているのは間違いないし、ここ数ヶ月どの友人より会っていたという事実がまた心の中に深く刺さっていく。憧れの人とも対面できたこの数ヶ月を終えてから冬を迎えるまでの数ヶ月、きっとまた会えるから寂しくないはずなのに。涙を拭いつつだけど、まだ書ける語彙力があたまに残っていて、どことなく少し安心する。


ここに書いた記憶があっておそらくその本人にもどこかで話したけど、去年どうしても寂しくて眠れない深夜に憧れの人が書いた小説を一気読みして泣いたことがあり、またそれ以降はどうやっても寂しい深夜に同じ小説を読むと心に決めている。

去年はコロナにかかってしんどかった8月だけど、今年は数年間帰っていないという理由でかなり無理矢理に家族との帰省を決められた。そんな8月を迎えるにあたり去年の経験とこれまでの思い出は必ず心の支えになっていくはずだし、また途中で辛くなったら、あの小説を読めばいいはず。


執筆用BGMの選曲はいつも通りなんだけど、何故か今夜はちょっと心に強く刺さりすぎる。普段ならめっちゃ書ける上に全然泣かないような選曲で勝手に泣いてしまう。
まあそんな夜も、どうせ生きてればあるか。


さて、話題を憧れの人が書いた小説の話に戻す。
友人と遊ぶ予定が入った関係でイベントに行って買うことが叶わなかった最新刊だが、先日ネットを通じて買えるようになったとの一報を受けた。
実は飲み会でお会いした時に遠隔物販をするとは聞いていたが、一報を受けてからというもの何故かそわそわして未だに購入ボタンが押せていない。
なので現時点では今月中にスケジュールが落ち着いてから購入するつもりで考えているが、結局私はまたそうして「あたまのなか」を育てて、ストレージの容量を増やしていきたい気持ちが勝っていく人間なんだと思う。そうじゃないと多分、冬まで生きていけない(ような気もする)。

栄養(自撮り)はきっと豊富にあるはずなのに!!!


この前、Xで生い立ちの話をしている人がいたのでちょっと自分のことを振り返って考えるような良い機会になった。自分の生い立ちは多分恵まれている。ちょっとだけ周りの人との付き合い方に難があるだけで、基本的には人が好きなんだと思う。それでもどことなく他とは違って、うまい人付き合いができないまま小中高と過ごして、そのまま就職して結局去年の休職、今年の退職まで全く変わらなかった。だからこそ相対的な比率だけで考えるなら、ネット経由で出会った方々とのほうが、なんとなくうまく付き合えているような気も少しする。
そういう生きづらさを一旦置いて、何か楽しいことやそうでないことを書いてアウトプットしていく面白さを学んでいって、その傍らインプットもしつつ何か言葉にできるものを探して生きている、私はただそれだけの人なのかもしれない。

それでも、同じものを一緒に楽しんで過ごせるんだってことを周りの人達から教えてもらって、
こうしてここまで生きてこられたんだ。
特にこの数ヶ月はね。

僕には推しを応援することしかできないけど、その中で得られた喜びや良かったことを伝えていきたいし、伝えてあげたい。僕ができるのはそれだけで、あとは私の中で春という名の冬を待つのみ。

大丈夫。
僕もみんなもきっと。

そう信じながら、本当にちょっとずつ、ロスと向き合っていこうと感じた深夜1時半の僕。

はぴ姉も、ぶっ刺しお姉さんも、それぞれでまた楽しそうに過ごしている。
俺もまた、俺なりに楽しく過ごしていかなくちゃ。

また楽しく、会える時が来るから。

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