超わかる!旅人のシェンゲン協定・ビザの滞在可能日数とルール

超わかる!旅人のシェンゲン協定・ビザの滞在可能日数とルール

シェンゲンビザ シェンゲン協定の滞在可能日数とルールについて書きます。

前回のシェンゲン協定についての説明はこちらから

旅人が超わかりやすくシェンゲン協定を解説



日本人のシェンゲン協定のルール

2013年10月18日からルールが変わりました。

旧制度と新制度、変更点が分かりにくい。そんなことはいいんです。
だって、実際その問題に直面する人は少ない。
ただ!
よく知りもせずコピペしてきて、そのままネットにアップしちゃう面白い方々がいる。
そんな記事には大抵「180日間の中で90日滞在できる」としか書いていない。
いやいや。
間違ってはいないけど一番大事なとこ抜けてる。
そこだめ〜!!そんな奴は旅人とは言わん

それで被害被るのはその記事の読者ですよ。
っていうことで説明させていただきます。

この色の付いているところがシェンゲン協定国です。
オーストリア・ベルギー・チェコ・デンマーク・エストニア・フィンランド・フランス・ドイツ・ギリシャ・ハンガリー・アイスランド・イタリア・ラトビア・リヒテンシュタイン・リトアニア・ルクセンブルク・マルタ・オランダ・ノルウェー・ポーランド・ポルトガル・スロバキア・スロベニア・スペイン・スウェーデン・スイス

画像1

そして、これは日本籍(シェンゲン協定国にビザが必要ない方は、同じだと思うけど)向けなので、他の国籍の方は自分で調べてください。
パスポートの残りがどうたらこうたらは省きます。
ノービザで行く場合についてのお話です。



現制度

観光、短期滞在の方はシェンゲン協定国に行く場合、現在から過去に向かって数えて180日前までの中で90日間滞在できます。
分かりやすくするために月30日計算ですると
・今日が2019年1月1日の場合
2019年1月1日~2018年6月30日の180日間の中で90日滞在できますよ。

・今日が2019年2月1日の場合
2019年2月1日~2018年7月30日の180日間の中で90日滞在できますよ

ポイントは
今日から過去に向かってカウントします。


旧制度

基本は同じです。カウントの仕方が違います。
初めてシェンゲン協定国に入国した日から数え始めます。
こちらも分かりやすくするために月30日計算ですると

・初めて入国した日が2019年1月1日の場合
2019年1月1日~2019年6月30日の180日間の中でで90日間滞在できますよ。

2019年7月1日からは”2019年1月1日~2019年6月30日”の滞在日数は関係なくなり、7月1日からまた90日滞在できる。

・初めて入国した日が2019年2月1日の場合
2019年2月1日~2019年7月30日の180日間の中で90日間滞在できますよ。


新制度と旧制度の違い

言ってしまえば滞在日数のカウントの違いにあります。
新制度は今現在から過去に向かってカウントします。
旧制度は初めてシェンゲン国に入った日からカウントします。
これで違ってくるのは最大連続滞在日数
旧制度だと最大連続滞在日数が179日になるんです。
新制度だと最大連続滞在日数90日


よくある質問

Q:その期間内でシェンゲン協定国に入国、その後出国、また入国の場合はどうなるんですか?
例:フランス10日(シェンゲン)→イギリス10日→フランス10日(シェンゲン)。
A:この場合イギリス(シェンゲン協定国以外の国)に滞在した10日はカウントされません。カウントされるのはシェンゲン協定国にいた日数だけです。

Q:上の場合、1月1日にフランスを出国、1月1日にイギリスに入国したとすると1月1日はカウントされるのでしょうか?
A:カウントされます。

Q:ってことはシェンゲン協定国30日→その他の国30日→シェンゲン協定国30日→その他の国30日→シェンゲン協定国30日が出来る?
A:できます。でも怪しまれます。怪しまれました。そのうち拒否されるかも。

あと、これいってしまうと元も子もないけど、入国管理官によって差はあります。
大幅にオーバーしてもお咎めなしもあれば、1日オーバーしても罰則食らう人もいます。
あとシェンゲン協定国=EUではありませんのでご注意ください。

お得情報

実はポーランドとオーストリアについては日本と2カ国協定を結んでいて、180日のビザなし滞在が可能です。

モイモイ

旅人shoki

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