AEDの場所が課題
前回から読む方は、こちら。
前回は救急現場に居合わせたバイスタンダーの役割について書きました。今回は、AEDの置いてある場所についての話です。
(注:本記事は、一般人が、救命の現場に居合わせて感じたことを共有することが主目的です。また、人の生死にかかわる非常にセンシティブな内容が含まれます。)
AEDはどこにある?
街中で見かけることがあるAEDですが、はっきりとどこにあるかと言われると難しいですよね。
そして、良く調べてみると正式に置いてある場所の一覧がないんですよ。とはいっても、WEB上にはいわゆる「AEDマップ」が二つあります。
まず一つ目は、財団全国AEDマップというものです。こちらはAEDを設置した管理者が自ら登録するものです。一方、登録は義務付けられておらず任意なので、これ以上にある(もっと身近にAEDがある)かもしれません。
もう一つは、日本全国AEDマップというものです。こちらは投稿型ですので、設置者以外でも投稿ができます。現時点(2023年3月時点)で33万件の投稿があります。一方、私の近所でみたところ既にないところが残っているなど、一般投稿のデメリットもあります。
どちらも地図上で探せるようにはなっていますが、いざという時本当に使えるのか心配ですよね。国にはどちらかに統一するか、正しく管理させるか何らかのガイダンスや方向性を出してもらいたいですね。そもそも政府ではないのかな、、
救命現場では指示を具体的に出すこと
救命講習と現実の差(以下のNote)でも書いたのですが、「AEDを持って来てください」と指示を出すように講習では習いますが、これでは頼まれた人も困ると思います。
AEDとは何かがわからないという人は少ないかもしれませんが、AEDを持って来てといわれてもどこにあるのかわからないという思考停止になる可能性は大いにあると思います。例えば、「近くのXX駅にあるから取ってきてください」「YYの体育館になるはずだから取ってきてください」と具体的に指示されないと困るだろうなと思いました。
最近では、出かける際にAEDがある場所をちょっと調べる習慣ができました。公共施設にはあることが多いので、覚えておくとよいかもしれません。
今日はここまで。ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
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