美容部員の仕事編3【接客編】

前回、美用部員の仕事編1【接客そのものが商品】において、美用部員の仕事の本質みたいな事を説明しましたが、僕はそんな事を考えて仕事できるほど、社会に適合していないので、

好き勝手にやりたいようにしてる結果、偶然一致してるだけです。


美用部員の仕事編2【集客編】の続き

頭の中

お客様にカウンターにお座り頂き、タッチアップが始まるわけですが、男として、ときめく顔が出来上がった時は、テンション上がります。僕の頭の中は、自分がときめく容姿を作りたい事で頭がいっぱいです。

まず、僕が聞く事は、「お時間大丈夫ですか?」「フルでさせて頂いて良いですか?」

お客様は、元気よく「はい!」と言ってくれます。

この返事がイエスの瞬間、とっても嬉しいです!

ひとまず、お客様のお悩みや、好きなテイスト、普段のメイク等をお伺いします。メイクといってもいろんなメイクがあるので、方向性を擦り合わせます。

大体、好みがわかった段階で、「であれば、アイシャドウの色はピンクで」「それに合わせてリップの色は、」みたいな感じで、と確認していきますが、

たいてい、「お任せします」と言われます。

ここから、待ちに待った、フルメイクがスタートするわけですが、商品の話はほとんどしません。

例えば、ベースメイクであれば、スキンケアや、ファンデーション、コンシーラーの使い方や、考え方、テクニック的なところをレクチャーしながらやっていきます。

そして、擦り合わせたテイストと、僕のときめくように男として備わったセンサーに合わせてメイクをしていくわけですが、

綺麗に仕上がった顔を見て、何より僕が嬉しくて、そして、お客様にも喜んで頂けます。

仕上がりに喜んでるのか、喜んでる僕を見て楽しんでるのか、両方なのか、細かい所は、知りませんがなんせ喜んでくれます。

僕は、ただ自分のやりたい事を存分にしただけですが、

お客様からすれば、予期せぬ展開だと思います。

フラッと立ち寄ったら、突然フルメイクされる展開になり、色々メイクの事も知れて、メイクしてもらったのに、なぜか感謝されるという。

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