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大人になっても学び続ける理由

 11月27日(日)、NPO法人judo3.0代表の酒井重義さんをお招きして学習イベントを開催しました。テーマは「発達が気になる子が輝く子育て方法~体を使った遊びのひみつ~」。発達が気になるお子さんの子育て・教育にご関心がある保護者様・学校の先生・道場の先生など11名の方が参加してくださいました。なんと、茨城県、埼玉県、千葉県から参加された方もいらっしゃいました。

 今回学んだポイントは大きく分けて2つです。
①体幹(背骨)を動かす遊びを楽しくやる。(アニマル歩き・オニごっこなど)
→脳を良い状態にし、身体の不器用さを改善することで、友だちとの交流をしやすくする。

②問題行動を予測し、その前後を変えてみる(=応用行動分析)
→問題行動の前(きっかけ)と後(問題行動への対応)を変えることで、望ましい行動を引き出す。

 お子さんのアプローチ方法をちょっと変えてみることで、お子さんと親・先生が笑顔になれるのではないかと思いました。詳しい内容は割愛しますので、具体的な内容にご興味がある方は、NPO法人judo3.0が出版した書籍『発達が気になる子が輝く柔道&スポーツの指導法』をご覧になってください。

 

 参加された皆さんは、講義中ずっと熱心にメモをとられていました。また、一方通行の学びではなく、お互いに活発なディスカッションをしたり、積極的にご質問もしてくださったので、全員で学びを深めることができたと思います。2時間の学習会後も、参加者様同士で1時以上柔道や教育に関するお話を楽しそうにされていました。皆さんの学ぶ姿勢には頭が下がるばかりです。

活発なディスカッション
応用行動分析の説明
背骨でバランスをとっていることを体感
赤ちゃんは背骨の動きをつかって寝返りをしています


 

 なぜ、お休みの日に大人の方たちが勉強をするのか。それは、愛する子ども達を笑顔にしたいからだと思います。今回参加してくださったある道場の先生が、イベント後にご自身のTwitterでこうおっしゃっていました。

「何度言ったらわかるんだ!」
この言葉が道場や学校、家庭の中から聞こえなくなってきた時、多くの人がより幸せに暮らせるのかなぁと思います。日々精進!これからも積極的に知識を蓄え、勉強していきます



 日曜日にも関わらず、子育て、教育について熱心に勉強される皆さんのお姿を拝見し、希望や勇気や元気が湧いてきました。今回このような学びの場を設けることができ、本当に良かったです。
 最後になりますが、参加してくださった皆さま、そして、このイベントを色々な場で宣伝してくださった皆さま、本当にありがとうございました。咲柔館はこれからも「文武一道塾」として、様々な学びを大切にしていきます。また一緒に勉強しましょう。

「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」      
文武一道塾 咲柔館


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