見出し画像

ワンフレーズでイメージを膨らませる

”ざあーざあー降る雨”、”ニコニコ笑う”

”もちもち食感”、”ゴゴゴゴー”

”シャー”、”チョレイ”


こんな言葉を聞くとなんか頭の中に

イメージ画像が浮かびませんでしたか? 😊


🍀 『オノマトペ』 🍀

最近この言葉を知ったんですけど

「これを使うと面白いぞ!」って思って

少しワクワクした気分で調べてみました😄


どういう意味かと説明しますと


「つやつや」、「ドロドロ」などの
物事の状態を表す擬態語
「パリンッ」、「ボキッ」などの
音を言葉で表した擬音語
「ニャーニャー」、「ブーブー」
人や動物の発する声を表した擬声語

このように私たちが日頃から何気なく使っている

擬音語や擬声語、擬態語を総称したものを

「オノマトペ」と言うそうです。


日本語のオノマトペは4,500語以上存在すると言われています。

海外と比べると意外と多いほうです。


🍀 オノマトペを使うとどんな効果がある? 🍀

① やる気アップ、表現力向上

脳科学者の篠原菊紀氏による研究では、
仕事や勉強を始める前にオノマトペを使って
行動をシミュレーションすると
やる気が上がると明らかになっています。

ビジネスシーンなら、
「これから私は、ピーンと背筋を伸ばしてサッとデスクに向かい、
メラメラした気持ちでバリバリ報告書をまとめて、
チャチャッと帰り支度をしてサッとオフィスを出る」
といった感じでイメージすればいいです。

また、大人数の前でプレゼンや発表を行う際も、
オノマトペを適切に使うと
見ている人の印象に残りやすいです。

世界中を魅了させたAppleの創始者スティーブ・ジョブズのプレゼンテーションには、ある擬音語を駆使した特徴がありました。

それは「ブン」という擬音の活用です。

プレゼンの中で、画面をスライドさせるときに、
その言葉を使い、観客を愉しませたり、
イメージを共有しやすくしていました。

「ブン」という言葉以外も話の中で多くのオノマトペを使っていました。


スポーツの分野では

オノマトペは人の心を揺さぶり、人間の潜在能力を引き出す力があるといわれ、アスリートもよく活用しているんです。

例えば、ハンマー投げの室伏広治選手がハンマーを投げる時に「アー!」と雄叫びのような声をあげる。これは、パワーアップやリズムがとりやすくなるため、使用されています。

引き出したい能力にあった、オノマトペを使う事で有効になります。


② 訴求力が増す

上手にオノマトペを利用することで、広告やPOPなどの表現力が上がり、顧客の購買欲を高めることができます。

細かい情景説明をしなくても、
「脳」に直接働きかけ、そのイメージが掻き立てられます。
オノマトペは、一つの言葉で多くの情報量を伝える力があるんです。


例えば、多くの人に愛されるアイス「ガリガリ君」は「がりがり」という擬音語を使うことで、暑い夏を凌ぐために冷たい感覚を欲する消費者の心をわし掴みにしています。


調べてみると、意外と使われているシーンが多くて、

”なるほどな”って思うことがたくさんありました。

他の活用例はこちらを見てみてください!

オノマトペの活用例


🍀  文章を書く時の活用方法は? 🍀


オノマトペを使いこなすために、3つの技術を紹介します。

① 文章が固いときに織り交ぜる

文章が固いときや、平坦な印象があるときに、オノマトペを織り交ぜてみましょう。

リズミカルな擬音語や擬態語が入ることで、文章の印象にメリハリが生まれます。

例 今日は風が強く吹いていた。

  今日は風がビュービュー吹いていた。


② カタカナとひらがなを使い分けてみる

文脈によって、オノマトペのカタカナとひらがなを使い分けてみましょう。

カタカナの方がしっくりすることもあれば、ひらがなの方が馴染むこともあります。

例 外はふわふわ、中はもっちり

  外はフワフワ、中はモッチリ

どちらが正解ということはありません。

感性を磨いて、自分の文章に馴染むオノマトペを探してみましょう。


③ 長い文章を短くしたいときに使う

文章が長く重い印象があるときに、副詞や形容動詞をオノマトペにしてみましょう。

形容詞や副詞を多用して説明しようとすると、冗長な文章になってしまうこともあります。オノマトペを使うと、文章を短く軽妙にできます。

例 無作法に勢いよく食べていた

  ムシャムシャ食べていた

この場合にはやはりオノマトペ「ムシャムシャ」を使って書いた方が伝わりやすいですよね。

「無作法に勢いよく」が「ムシャムシャ」という6文字でおさまります。

長い文章はなかなか読み手に読んでもらえないこともあります。適度にオノマトペを取り入れてみましょう。


🍀 よく使われているオノマトペを紹介します 🍀


”食に関係するオノマトペ”

第1位:もちもち

第2位:ジューシー

第3位:とろける

第4位:もっちり

第5位:ふわとろ


”漫画に出てくるオノマトペ”

画像1

画像2

画像3

”商品、会社名におけるオノマトペの例”

ほっかほっか亭(ほっかほっか亭)
ゴキブリホイホイ(アース薬品)
プッチンプリン(グリコ)
ザクザククッキー(ロッテ)
ギザギザポテト(カルビー)
クー(コカコーラ)
冷えピタシート(ライオン)

こうして例を挙げてみるとよく目にするものがたくさんありますね。


オノマトペが役に立つライティングは?

グルメ系や美容、ファッションなど、読者のフィーリングに語りかけるジャンルです。気楽に読めるコンテンツや、面白さ・読後感のよさが求められる文章などにも向いています。


🍀 オノマトペを使う時の注意点 🍀

《 使いすぎないこと! 》

オノマトペは、

とっても影響力がある故に、

ここぞとばかりに使いすぎると

文章が幼稚 になりやすいです。

基本的には論理的に文章を書き進め、

「オノマトペを使った方がよい」と思ったら、

感性を駆使して率直な擬音語・擬態語を取りいれます。

そしてまた思考を論理性重視へ戻し、

書き進めるとよいでしょう。


文章でオノマトペを多用すると、

どうしても説明不足に陥りやすく

読者に「描写力がない」と

受け取られることもあるので注意しましょう。


最後に

”オノマトペ”を調べる中で、改めて思ったのが、

言葉の表現は、思っていたよりたくさんあることに気づき

改めて、文章を書くのは”楽しいし”、”面白いものだ”と

ワクワクさせられました!

”オノマトペ”の表現を磨くことは自分のユーモアを磨くことにもつながり

コミュニケーションの一つの技術でもあると思います。

あなたも”言葉の表現”をもっと楽しんでみましょう!


以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございました 😊

他にも、食に関する記事を書いていたり、他の方の記事もマガジンに載せてあるのでよろしければ、そちらもご覧ください。 😊

今日もいろんなことを”食”と結び付け

”食”として変換しています!

画像4





皆様のサポート感謝します。サポートを糧にし、より一層よい記事を書けるように頑張ります。