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ハワイでニッポンのシーフードブーム爆誕の予兆

ハワイには配送の関係で日本食の輸入はこれまで部分的だった

最初に結論を述べておくと、
配送の仕組みの事情で、これまで限定的だったそうです。

今回のJETROが主催するハワイプロモーションで、
本格的にハワイの現地人やレストランのシェフにそれが知れれたこととなった。

アフターコロナで観光客が戻りつつあるハワイで、
日本産シーフードの大プロモーションが行われ、3万人の人が試食し盛況だった。

商談会でも関心が高く、日本では普通だが、海外のシェフからすると、そんな使い方があるのか。や、新鮮で生臭さがなくとても美味しい。評判だった。

ホノルルのドンキホーテ店

ハワイホノルルのドンキホーテ店 実は海外にある110店舗の中で売上が 最も高い店

観光客に売れ筋なのがお土産に定番のチョコレートやナッツ。
最近はハワイのメーカーのパンケーキミックスや地域限定のエコバッグも人気。

来店に来る方

アジアからのハワイへの観光される方
アメリカからハワイに来られる観光に来られる方
地元の方。
オフィス需要もある。

地元の方が約8割


日本の自治体のフェアを月1回開催している。
パッケージの日本語は地元の人は読めないので英語でも商品の特徴とプライスを表示している。

人気の日本の商品

いなり寿司

いなり寿司の専門店もオープンさせた。
寿司は人気だが、スキルが必要になる。
ただ、いなり寿司の場合はスキルがそれほど要らない。
ここにポテンシャルを感じて拡大している。

ウリは具だくさん。
ハワイの地元商材をいなり寿司のネタに

日本産水産物 集中プロモーション


このイベントはハワイ最大の文化交流のイベントである、
ホノルルフェスティバルの2024年3月8日(金)から3月10日(日)にあわせて、ジェトロ主催で開催された。35店舗が出店。

3万人もの人が訪れたトークライブに登場したのは、
ハワイに10店舗の他世界中にレストランを展開している、
ロイ・ヤマグチシェフ。

私の夢はもっと日本のシーフードを食べること。

と言うほど日本のシーフード好きのシェフ。

また、
愛媛県上島のサバキ女子によるマグロの解体ショーも行われ、
その場で、捌きたてのマグロが振る舞われた。

子どもたちがインタビューにこたえており、

柔らかくて本当に美味しい。
風味がいい。魚大好き。

と、屈託のない無邪気な笑顔で話している。

サバキ女子
株式会社宇和島で提供しているマグロの出張ライブ解体サービス。
出張費は場所によるが10万円ぐらいから40万円程。
本マグロ時代も提供があり、25万〜40万程。
その他、運搬費用がある。

東京都で40kgの本マグロを使った解体ショーを実施する場合は、
だいたい57万ほどの費用で実施できるようです。

徳島魚市場からは特産物のすだちを使った「すだちぶり」が提供された

とても新鮮な味わい

出店した徳島魚市場の担当者は、
観光業などで需要が見込める事から参加を決めた。
生魚なので、敬遠されるかと思ったが、
非常に好評で、一度に2〜3個とっていく人もいる。

中国への輸入がストップ。ピンチをチャンスに。

築地銀のたこを提供するサセトレーディング

中国への輸入がストップしてしまい、
タコをしっかりとですね捨てることなく
消費していただけるようにしていこうというところで、

このアメリカに対して我々は
この輸出を始めるというところから
今回のハワイ事業に参加させていただきました。

これまでロサンゼルスなどには展開していたが
ハワイでの反響の大きさに驚いている。

これだけ皆さんが食べたいと熱意を持って
来てもらえたのはハワイが初めて。

シーフードへの関心がものすごい高い事に驚愕しています。


いわしの甘露煮に行列ができる

行列ができていた店がもうひとつ。
いわしの甘露煮を提供している、亀井工業ホールディングス。

初めてイワシを食べたが
とても美味しかった。また食べたい。
私は去年10月に初めて日本に行った。彼女はまた行きます。
私達は日本食が大好きです。
40代ぐらいの二人の女性

イワシなどのシーフードは
とても新鮮でどれも素晴らしい
60代ぐらいの女性

削りたてのかつお節

かなり美味しかった
スナックのように手軽に食べられる
40代ぐらいの男性

日本の魚を新鮮で風味が良い。
と評価する人たち。

ハワイにはこれまでも日本食に馴染みがあったが、
配送の仕組みなどの事情で、日本のシーフードの直接輸入は限定的だった。

しかし良質で価格も安い日本産を求める声が多く
物流への改善の期待が高まっている。

ハワイ日本産水産物 輸出商談会

2024年3月8日商談会には現地のシェフなど約120人が参加。

ワイキキの海の幸を楽しめる高級レストランのオーナーシェフ
ヴィクラム・ガーグ(UMI by Vikram Garg)シェフ
へのインタビュー
いい商品がたくさんあって、ぜひ使いたい
どのようにハワイに持ってくるか考えている
数週間前に日本にいって日本産シーフードについてたくさん学んだんだ。
この商談会の約1ヶ月前に
ハワイ有力シェフ/インフルエンサー日本招聘ツアーが
2024年1月27日〜2月2日に開催された
著名なシェフやインフルエンサーが
日本各地の魚市場や産地の視察ツアーにヴィグラムさんも参加していた。
いい経験になったし日本のシーフードをもっと使いたいと思うように鳴った。
日本での取り扱い方や加工方法はとても丁寧で品質はよくシェフにとって理想的。

日本での視察の経験もあり、
商談会では意欲的なバイヤーが多かった。

ウニに関心を持ったシェフ

このウニはメーカー独自の鮮度を保つ技術で冷凍されている。

ウニのパッケージが魅力的
手に入ったらどのように料理してうまく使えるか見極めたい。
商品は本当に良くてとても素晴らしいので。

かつお節のふりかけに注目が集まる

ハワイではおにぎりなどでふりかけは広く浸透しているが、
このような商品は見当たらない。と言う。

かつお節にいろいろな海藻が入っていて本当に美味しかった。
ごはんと一緒に食べると特別なごちそうになる。
Hawaii Food&Wine Festival
彩 レスリー 副会長さん

削りたてのかつお節も初めて食べる人が多かった

香りが削りたての瞬間なので、違いますから、
使い方がそもそも違う。と。

シェフたちもそのような使い方があるのかと
非常に驚いていて好評だった。

ウチの商品を初めてハワイに出したが、
どこで売ってるの?と聞いてくださる方が多かったですね。

すごくチャンスを感じました。

新丸正 東京営業所
荒井 洋志 所長

イワシの甘露煮にも引き合いが


イワシの甘露煮を提供する亀井工業ホールディングスにも
様々なジャンルの引き合いがあった。

G.LION HAWAII
シェイマス・アルウィンシェフ
ステーキハウスやリッツカールトン内にイタリアンレストランを
展開する企業のシェフ
イワシは骨も感じず、味も良くて、
生臭さもなくてとてもおいしかった。

フランス料理店のバイヤー
味のバランスがよくて
柔らかい食感でおいしかった
(米国の魚より)脂肪分が多いので豊かな風味がある

Roy's Hawaii Kai バイヤー
食材がこちらに来ることを熱望している

亀井工業ホールディングス
岩瀬望美さん

予想以上の反響でびっくりした。
ハワイの人たちが日本食が大好きで可能性を感じた
これから米国にどんどん進出していける希望を持つことができた。

JETROは
販路開拓に挑む企業が動き出していると締めくくっている。

配送が保存技術がマーケットを大きくする

日本の海産物が美味しい理由に、冷凍技術が高い事が上げられる。

これまでは国内配送を想定していたものと思われるが、
今後は、海外配送を前提とした配送技術がマーケットを大きさを左右するものと思われる。

一部の企業では、すでに野菜をアジア圏に届けることができる企業が出てきている。

もし、地球のウラ側まで届ける事ができる配送技術が開発できれば、80億人の胃袋をマーケットにできる。

国内での食品ロス問題も大きく改善する可能性もある。

さいごに

ハワイの人だからかなのか、
本当に美味しかったからなのかわからないが、

インタビューに答えた人々の表情がとても明るかった印象があった。

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