【考察】クラファン企画をなるべく多くの人に認知・共感してもらうには?
どうすればクラファンの支援者を増やせるか
先日の記事で近々クラウドファンディングに挑戦することをお伝えしましたが、成功させるために考えないといけないのが「如何にして支援者を増やすか」です。
その中でも大切なのが「私がクラウドファンディングをやっているという事実を認知してもらう」ことと「クラウドファンディングでやりたいことに共感してもらう」ことです。
そこで今回は個人で利用できてそれなりに広告効果を見込めるツール「Twitter」で多くの人に認知してもらう方法を考察してみます。
Twitterに存在する色んな数字
Twitterを活用するに辺り、できれば効果は定量的に測りたいところです。
なので、先ずはTwitter上で取れる数字について見ていきましょう。
①インプレッション数
ツイートした内容が、他のユーザーに表示された回数を指します。
単純に自分の発信した情報がどれくらいの人の目に留まったかを測れるため、使いやすい指標だと言えます。
⇒認知の指標
②エンゲージメント数
ユーザーがツイートに何らかの反応を示した回数です。「いいね」や「リツイート」、「コメントの入力」などの行動を合算した数字です。
反応してくれるということは自分の発信した情報に対して、認知した上で共感を得ている状態であると考えられます。
⇒認知~共感の指標
③フォロワー数
自分をフォローしている人の数です。フォローしてくれた人のタイムラインにはフォローされた人のツイートが表示されます。
つまり、ある自分の発信する内容により強い共感を得ている状態と見ることができます。
⇒共感の指標
※ここで言っている共感はクラファン企画ではなく、あくまでもTwitterで発信している内容についての共感になります。なので、支援してもらうためにはTwitterでの発信内容をクラファン企画に沿ったものにして、それに共感してくれるフォロワーを集めるか、自分のフォロワーに刺さるクラファン企画を考えることが重要になります。
Twitterアナリティクスで自分のアカウントについて見てみよう
TwitterアナリティクスはTwitter公式が提供している無料分析ツールで、自分のツイートに対する様々なデータを確認することができます。
今回はこのツールを活用して自分のTwitterアカウントを様々な観点で分析していきたいと思います。
対象期間:2021/5/27(木)〜5/30(日)
実施したアクション:ツイート、リツイート、リプライ、いいね
※ツイート以外は反応が小さすぎたので定量評価対象にしたのはツイートのみです。
①インプレッション数
先ず、対象期間のインプレッションの推移は以下の通りです。
4日間で合計5,925件、1日あたり1,481件のインプレッションを獲得しています。グラフを見てみると5/27(木)の獲得インプレッションが一番多くて、翌日の5/28(金)が一番少なくなっています。
ただし、日ごとのツイート数にもバラつきがあり、ツイートごとのインプレッション獲得数に直すと、以下のようになります。
5/27(木) 273 (1908インプレッション/7ツイート)
5/28(金) 225 (898インプレッション/4ツイート)
5/29(土) 205 (1437インプレッション/7ツイート)
5/30(日) 421 (1682インプレッション/4ツイート)
これを見ると日曜日がツイートに対するインプレッションの獲得量が一番多いことが分かります。但し、サンプル数が少ないため、曜日とインプレッションの獲得数に相関があるのかは断言できません。
次に、ツイートごとのインプレッション獲得数を見ていきましょう。
4日間のツイートをインプレッション獲得数の降順で並べてみました。青いバーはツイートに含まれるハッシュタグの数です。
時刻やハッシュタグ数とインプレッションの獲得数は特に相関が無いように見えますが、上位3ツイートを見ると全て22時から24時の間のツイートです。私のツイートの内容だとこの時間帯が一番見られやすいということでしょうか。何れにせよサンプル数が絶対的に不足しているのでこちらも引き続きウォッチする必要がありそうです。
②エンゲージメント数
続いてエンゲージメント数に関する分析です。
先ほどと同様に先ずは日ごとのエンゲージメント数の推移を見てみましょう。
インプレッション数と同様に5/27(木)が一番多いですが、次が5/29(土)になります。ツイート数で除算してみると。
5/27(木) 20(139エンゲージ/7ツイート)
5/28(金) 6(23エンゲージ/4ツイート)
5/29(土) 16(112エンゲージ/7ツイート)
5/30(日) 14(56エンゲージ/4ツイート)
どうも5/28(金)だけが突出して低いようです。インプレッションの数でも5/28が一番少なかったので、この日の私のツイートは質・量ともに悪かったということでしょうか。後段で定性的に見てみようと思います。
また、ツイートごとのエンゲージ数を見てみると以下のようになりました。
ポイントはエンゲージメント数自体はインプレッション数とおおよそ比例しているのに対し、エンゲージメント率はそうでないということです。
エンゲージメント率の極めて高いこのツイートを見てみましょう。
このツイートはQiitaに記事を書いたことを発信したものですが、どうも詳しく見ると、詳細クリック数が他のツイートに比べてダントツで多かった様です。ツイートの内容自体は詳細をクリックしなくても確認できる程度のものなので、何故こんなにも詳細クリックされているのかは残念ながら分かりませんでした。(全体のサンプル数からするとこれも誤差の範疇なのかも知れません。)
因みに、エンゲージメントの中で最も気軽なアクションである「いいね」の数にも焦点を当てて見てみました。
こちらを見ていただくと分かる通り、インプレッション数と「いいね」数は比例関係にありそうです。当たり前かもしれませんが、「いいね」をもらうためには多くのユーザーの目に触れることが重要だということですね。
③フォロワー数
最後はフォロワー数ですが、こちらはTwitterアナリティクスで日ごとの数値が見れないため、Twitterの通知ベースで調べてみました。なので、少し実態と乖離があるかも知れません。
集計方法に難ありですが、一応このような形になりました。エンゲージメントのグラフと同様に5/27と5/29が多いですね。フォローしてもうにはツイートを見てもらった上で内容に共感してもらう必要があるため、インプレッションよりもエンゲージメントと相関がありそうです。
定性評価もやってみる
定量評価は前述の通りですが、やはり少ないサンプルから定量的に考察するのは限界がありますので、定性評価もやっていきます。
(ある程度感覚論になってしまいますが。)
先ず、ツイートの内容に対する反応の大きさですが、やはりハッシュタグがキチンと設定されている上で、ツイートに画像が付いている、ものほど皆様からの反応をいただける印象です。
逆にハッシュタグだけ付けたものや画像を載せただけのものはそれほど反応をいただけませんでした。
これは、元々私がつけているハッシュタグが「モノを見せてナンボ」みたいな世界だからかも知れません。また、ハッシュタグが無い場合はそれほど反応がもらえないことを考えると、フォロワー以外の方がハッシュタグから私のツイートに辿り着いてくださっているのだなと思いました。
また、定量評価では考察できなかったツイート以外のアクション(リツイート、リプライ、いいね)ですが、特にリツイートについてはこれをきっかけにフォローしてくださる方も居ました。逆に、いいねは今回の計測期間では特段フォロワー獲得のきっかけにはなりませんでした。
まとめ
ここまで長々と書いてきましたが、今後の私のクラファン戦略を考えると、Twitterを活用する際は以下の点に気を付けていくことが重要だと考えます。
①ツイートをよく見てもらえる時間帯(22~24時くらい)を狙う
②フォロワー(共感してくれる方)を増やすならインプレッション数ではなくエンゲージメント数に拘る
③エンゲージメントをもらうにはハッシュタグとそれに沿った内容のツイートが重要
④Twitterでの共感(フォロー)がクラファン企画での共感に繋がるようにTwitterを活用していくことが大事
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