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【人生で唯一泣いた超傑作漫画】『BLUE GIANT』は漫画も読め!

【映画アニメ上映開始記念ということで書きました🎉】

『BLUE GIANT』という漫画をご存知だろうか?

簡単に言うとジャズ漫画なのだが、この作品、物語の良さは『スラムダンク』に匹敵し、その表現方法は唯一無二と言ってよいほどの傑作なのだ。

「ジャズのことはよく分からん!」と思っている人も大丈夫!僕もジャズのことを全く分からんが、単行本一冊ごとに毎回泣いてるw 漫画で泣いたことなんてないのにだ。今回はそんなものすごい漫画をご紹介しよう!

漫画『BLUE GIANT』は、

・マンガ大賞2016で第3位
・2017年 第62回「小学館漫画賞」(一般向け部門)
・第20回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞受賞
・2022年6月時点でシリーズ累計発行部数は840万部
(Wikipediaより)

その人気から2023年2月、アニメ映画として上映がスタートしました!

この漫画、"音が聞こえる漫画"として大絶賛されており、僕もその通りだと思う。本当に音が聞こえるのだ。「漫画なのに音が聞こえる?」と不思議に思う人もいるだろう笑。説明しよう!

"音が聞こえる漫画"とはどういうことなのかというと、登場人物である観客や演奏者の表情の変化、身体の動きを読者が見て「まるで音楽が鳴っているように感じてしまう」ということなのだ。

音楽を聴いて感動している登場人物の表情を見ることで読者は間接的に音楽を感じるのだ。

この表現方法は天才的だと思う。いや、天才的というと今までに何人かいたような弱い表現になってしまって適切じゃない。人類史上、一度もこんな表現は使われてこなかっただろうと思う。知らんけど。

↓参考記事

そして、この天才的な表現に加えてストーリーもものすごく良い。

『BLUE GIANT』は、1人の少年・ダイが世界一のジャズプレーヤーになるために人生にもがく物語です。その姿があまりにも美しい!

僕は「自分の中にあるものを表に出すことが人間の最高の幸せ。人生はそのためにある。」と思っています。欲望を実現すること、想像していることをカタチにすること、自分を表現すること。そのために人間は生まれてきた、そのために人間は生きていると思っています。『BLUE GIANT』のダイはまさしくそれを体現する人物で「俺はここに存在する!このために生まれてきた!」と言わんばかりの演奏をし、人生を歩むのです!

で、『BLUE GIANT』の主人公・ダイは天才的なプレーヤーとして描かれてますが、表現において本当は上手いとか下手とか関係ないっす!下手であろうが、自分がやりたいことを精一杯、思いっきりやる。それがこの世に生まれてきた目的、生きている証拠、幸せになる条件です!

僕もこのブログとか、Twitterとかで自分の中にあるものを表に出す、つまりアウトプットをやってるわけですが、それに上手いも下手も関係ねえです!ただやるだけです!ただ出すだけ!そう、ウンコです!💩出して気持ちが良い!ただそんだけ!そこに上手いも下手もない!周りの目を気にすることもない!誰かと自分を比べることもない!ただ、自分の想いを表に出すだけ!それがこの世に俺が生まれてきた理由なんすよっ!表現って本来そういうもんでしょ?

(「この世に俺が生まれてきた理由」byエレン・イェーガー from 進撃の巨人)



『BLUE GIANT』の主人公・ダイの前には困難が何度も立ちふさがります。しかし、ダイは試行錯誤して、自分ができることを最大限にやろうとします。そのハングリー精神、夢への熱意が何度も僕の心を震わせます。何かを実現したい人、何かを表現したい人、そして過去にそういう思いをして失敗した人には「夢を追う同志」のように感じる漫画だと思います。

『BLUE GIANT』は「夢に向かってハングリーに突き進む物語」によって高まった読者の感情が、「音が聞こえる描写方法」によって、ぶわぁー!っと爆発する作品なのです!必見ですよ、これは!

そんで、この傑作漫画がアニメ化されると僕は聞いて「よっしゃー!」という思いと共に「原作を絶対に越えられない」とも思いました。これは原作を神格化してるわけでもないし、アニメの音楽は世界的なジャズピアニストの上原ひろみさんが担当してるとのことで相当な力の入れようなんだなとも感じます。アニメはまだ見てないですが、映画館で感じる本物のジャズは素晴らしいものになるだろうと思います。ちなみに、今この記事を上原さんが担当したアニメ『BLUE GIANT』のサントラを聴きながら書いてます♪

↓音楽を担当した上原ひろみさんのコメント

しかし、原作漫画がやってるすごいことは「音楽の素晴らしさを伝えること」じゃないんです。「音が無いのに読者に音楽を想像させていること」なんすよ!読者の想像力を活かしてること、読者の想像力にゆだねていること。これは小説を読んでる読者が自分の頭の中で物語をふくらませてることに近いっす!ユヴァル・ノア・ハラリが書いた世界的ベストセラー『サピエンス全史』では「虚構(嘘・想像力)が人間をここまで進化させた」と書いてるとか書いてないとからしいけど、人間の想像力ってハンパねぇっす!

だから『BLUE GIANT』の漫画とアニメがやってることは決定的に違うっす!(アニメはまだ見てないから絶対とは言えないけど!)

仮に世界一のジャズプレーヤーがこのアニメ『BLUE GIANT』の音楽を担当したとしても原作漫画を越えた表現をすることはできないし、漫画とはやってることが全然違うし、この漫画がやったことは前人未到の表現なので別次元なのです!!

だから『BLUE GIANT』のアニメ化を初めて知った時、「音が無いことが最大の魅力なのに、どうやって作るんだ?漫画のように音無しで表現するのか?」と思っていたら、案の定、楽器の生音でやるみたいですね。それはそれで素晴らしいものになると思いますが…

原作漫画は人間の想像力を使って頭の中、心の中の感動を最大限に満たしている。アニメは音楽を聴かせて、その素晴らしさを体感させるんだろうなと!

だから、原作漫画もアニメも別次元のことをやってるので両方見るべきなのです!

そんな感じで、漫画『BLUE GIANT』の素晴らしさを語りました!ぜひ漫画も読んでもらいたいのですが、そんな中、先日すごいことが起きました!

僕がよく聞いているTwitterのスペース(Twitter上で音声でやり取りするclubhouseのような機能)で、アニメ『BLUE GIANT』の話をしていたら、なんと、アニメのサントラに参加したドラマーの方がスピーカーに上がってきて話をしてくれたのです!!

↓そのスペースが行われたのが、このツイートです

↓僕も41:00頃からスピーカーに上がってます!

↓こちらがアニメ『BLUE GIANT』に参加したドラマーの方です!

こんな素敵すぎる偶然の出会いに、このスペースの主催者であるブログサービス『note』の徳力さんも運命を感じてアニメ『BLUE GIANT』を見に行ったそうです笑。

Twitterでアニメ・映画についてしゃべっていたら、その作品に参加した方が会話に入ってくる。すごい時代です!恐るべし、ネット社会!

そんなわけで「BLUE GIANT」のご紹介でした!

僕がメインで更新している「はてなブログ」では他にも傑作漫画やアニメについて書いてるので、よかったら見てください!↓

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