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映画「BLUE GIANT」は、本当に素晴らしい映画になっているので、是非音響の良い映画館でご覧ください。

正直な話として、私はつい先日の水曜日まで「BLUE GIANT」について全く何も知りませんでした。

恥ずかしながら、映画が放映されることも知らなければ、漫画自体を読んだこともなければ、漫画の存在すら知りませんでした。
ジャズもほぼ聞いたことがなければ、知識もほとんどありません。

でも、そんな私でも、本当に心を揺さぶられる素晴らしい映画でした。

予告編を見ると、「俺は世界一のジャズプレイヤーになる」という台詞からはじまるので、ワンピースのルフィ的な展開を連想してしまったりするのですが。

めちゃめちゃリアルなヒューマンドラマです。

漫画なのに、音楽が聞こえる漫画として有名だったそうですからね。
アニメのつくりかたも、演奏された音楽にあわせて、アニメーションをあとからあわせるという素人でも大変さが想像できる恐ろしい描き方をされたそうで。

その努力の甲斐あって、劇中のアニメの演奏シーンは、いわゆる演奏している風のアニメとは全く違い、演奏シーンの手の動きが音楽と完全にシンクロしていて、アニメなのを忘れる瞬間が何度も訪れます。

ファンの方に怒られるのを覚悟で例えると、映画「THE FIRST SLAM DUNK」の音楽版とでもいうべき、アニメ作画への凄まじいこだわりを感じる作品でした。

私自身は、たまたま水曜日に開いていたツイッタースペース「ミライカフェ」で、「BLUE GIANT」が金曜日公開という話を聞いたレベル。

ただ、その時の私のツイートをたまたま見た、映画に関わったドラマーの柴田さんがスペースに参加してくれて、映画の裏話もお聞きできるというセレンディピティ体験をしたので、運命的なものを感じてしまって素直に初日に観に行くことにした次第です。

おかげさまで、これは音響が良い映画館で聞かないといけないやつだなと理解したので、ドルビーアトモスでやってる映画館を苦労して探し出して観に行ったんですが、これが大正解でした。
(案外、音響が良い映画館で、上映時間が合うところを探すのが大変です)

ライブのシーンとかめちゃめちゃリアルですし、終わった後の観客の歓声に包まれるので、思わず自分も拍手してしまいそうになります。
あまりに入り込んでしまって、ここ10年ぐらいにみた映画の中で、一番涙を流した映画になりました。

この映画は、可能な限りドルビーアトモスや7.1chなどの音響の良い映画館で観ることをお勧めします。

ちなみに、パンフレットがレコードジャケットのような作りなのも、めっちゃオシャレ。
ただ、サイズが大きくて普通のカバンだと入らないので注意して下さい。

いやー、本当に良い映画でした。

ネタバレにならない程度に、感想を月曜日のツイッタースペースで語りたいと思いますので、タイミングが合う方は是非どうぞ。


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