【UGC】「UGCマーケティング」の本質は「C with C」? ~後編~

今回は前編の続きで、事例や展開方法に関して、簡単にまとめていきます。

前回のまとめ

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▼UGCの特徴

「ユーザーが発信した情報を起点に、共感が共感を生み、拡散され、
循環するコンテンツ」

▼UGCのコンテンツ

①以下のⅰ~ⅴのメディアに投稿されたコンテンツ(テキスト・動画・写真)
②投稿されたコンテンツに対する感想やレビュー

▼UGCを起こす主な導線

ⅰSNS
ⅱ各種投稿サイト(動画・写真・イラスト)
ⅲソーシャルブックマーク
ⅳブログ(コメントができるブログ)
ⅴ通販サイト(レビュー等)

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1、SNSにおけるファネルの理解

集客施策と呼ばれる検索マーケティング、リスティング広告、コンテンツマーケティングはAISCEAS(アイシーズ・アイセアス)と呼ばれる購買ファネルを想定しています。

参考:以下がAISCEASの頭文字です。

Attention(注意)
Interest(興味・関心)
Search(検索)
Comparison(比較)
Examination(検討)
Action(行動)
Share(共有)

UGCの場合
ユーザー主導で、ユーザーが発信した情報を起点に、共感が共感を生み、拡散され、循環する
ことが特徴です。

なので、まずファネルの意識を変えなければいけません。

ホットリンク飯高さんの書籍でもある「ULSSAS(ウルサス)」

参考:SNS時代のマーケティングフレームワーク

①ユーザー主導のコンテンツから(User)
②いいね!(と思ってもらえて)やシェアされて(Like)
③SNSを通じて検索(Search)
④通常の検索もあったりして(Search)
⑤購入し(Action)
⑥良ければ共有(Share)

という循環です。
※通常の検索がない、ULSAS(ウルサス)でもいいと思っていますが‥

従来のマーケティングと異なるのは、循環させるということです。

AISCEASの場合でも「Share」がありましたが、検索マーケティングや広告運用だと、どうしてもShareを起こすことが難しい施策となります。

Shareされるかどうかは、製品力なども関わってくるので、一概にUGCマーケティングの施策としてだけに関わることでもありません。

ユーザーの共感というフックを捉えて持続的に回せる方法を模索する必要があります。

2、展開事例(Twitter)

上記の観点で、Twitter(ハッシュタグ×リツイート)
は、特に拡散力のあるという理由から、SNSでUGCマーケティング活用に最も適しています。

Twitterの場合、2つアプローチがあります。

①いいねやリツイートを活用して拡散(情報を拡張)
いいねやリツイートは、自分をフォローしてくれている人に共感したコンテンツを共有することができ、拡散されます。

その投稿にいいね、されると承認された気持ちになるので、同じような投稿を持続的にしてくれたりします。

この循環を作りやすいのが、Twitterの拡散力の源泉にもなっています。

②ハッシュタグ(情報を深堀)
ハッシュタグを追って、話題をつくり、SNS上で探しやすく見せたりする効果もあります。

またハッシュタグがレビューの機能を持ったりします。

ULSSASのSNS検索がここに当たります。

ハッシュタグをつくることで、レビューにもなります。

キャプチャ398

ある種UGCは、戦略PR的な観点もあるので、ただコンテンツを投稿すればいいというわけではありません。

1、投稿する
2、話題にしてもらう(ハッシュタグ)
3、拡散してもらう(いいね、リツイート)

認知度がない、その人を知らないなどの状態だと、投稿しても効果は出ません。

なので、投稿して話題にしてもらう、拡散してもらうためには
・一定の知名度、ユーザーの認知度や関心
・製品力
いずれかがないと起こりません。

なので、ゼロベースでいきなりUGCマーケティングはできません。

3、何もない状態から展開するにはどうすればいい?

コンテンツマーケティングのところで、「ユーザーが求める価値のある情報や体験を提供」と書きましたが、ユーザーが話題にしたり、知ったり、関心を起こるのは、ユーザーが求めている情報に合致するから起こるものです。

この文脈で考えると、「ーザーが求める価値のある情報や体験を提供」を提供し続けることで、潜在的な顧客を発見することや認知度の拡張に繋げることができますし、何もない段階では1つの手段のケースもあります。
(もちろん製品力は重要です)

話が少し反れますが、ちょっと戦略的に考えると、自社の製品やサービスの"定義"を決め、ターゲットや方向性を絞ることで、対象ユーザーを刺しにいくことができます。

ここで、どのような施策が必要なのかも見えてきます。

ここでの定義は、USP(Unique Selling Proposition=自社の強みや市場的な立ち位置)の観点から、どのような施策を合わせて展開すれば、話題にされるのか、興味を持ってもらえるのか、を目的やゴールから逆算して考えることで、設定できます。

脱線しましたが、知名度や製品力がない場合、UGCを展開する方法は

①製品やサービスのコアなファンたちからリーチ
②コアなファンの目線を合わせて、参加したくなる企画を展開する
ことが重要です。

1000人のよく分からないフォロワーよりも、よく自社の製品などを理解してくれている10人のフォロワー(ファン)を獲得しましょう。
(ex:AKB48などはそうやってコアなファンから拡張していきましたよね)

4、まとめ

弊社では、瞬間的に「勿体ない!」と思う製品やサービスに出会った際、UGCをご提案させていただき、ご一緒させていただきております。

また現在、知名度がなくてもファンをベースに事業展開したいと考えている方のご相談もありますので、お気軽にご相談ください^^




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