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作りたい企業像

17年2月に事業開始して2年半、弟がjoinして1年、30歳まであと数日…と節目に近づく中で、最近想うことを残しておこうと思います。

まず27歳6ヶ月になる前日にP&Fをスタートしてから2年半が経過し、やはりあのタイミングでスタートして、自分の個力としても勤めていた時代の肌感で3倍速くらいでは成長できている実感もあり、少しは1人で立てている感はあります。
(が…まだまだ全然力はないので、危機感が立てている感の10倍以上ある)

しかし、まったくといっていいほど描いていた2年半ではなかったのが、心苦しいことでもありますが、また違った形が見えてきて、それはそれで1本の軸になりつつあるような気がします。

ここでは改めて気を引き締めて走り始めようと思い、残しておきます。

独立する前の1年2ヶ月

僕は業界では有名な会社に就職して、過ごしていました。
今、退職してもいい会社だなと思いますし、出て同じような仕事をしていて、社名をいうとブランドがあることを痛感します。

思えば2年半前、当時でいうと僕は人生で一番苦しい選択をする必要があるようなタイミングでした。
1、結婚をしたタイミングで自分で立つ選択肢がなく力をつける意味で就職
※Speeeへの入社は社会人1年目のようなスタートの気持ちで入社して、自分の力の無さを痛感させられ、Speeeの素晴らしさや企業運営の本質を垣間見れて本当に勉強になりました。

2、大きな挫折がありつつも…
・自分でゼロから立ち上げたかった想い
・嫁がいるので30歳までには家庭という守備範囲を守る都合
・新規事業を立ち上げたい考えもあって入社したが、時間的に待てない
…こんな理由で、道半ばでSpeee社を去ることになり、今に至ります。

今思うと退職して外を出て、色々な会社の人と会っても、Speeeの人は凄い優秀だったなと感じます。
(新卒はマッキンゼー、A.T.カーニー、ボスコンetc…の内定を蹴って入ってくる東大京大の子もいるし、採用の競合はメルカリや今話題のITベンチャーと闘っているとはっきり言うぐらい人材力は凄い)

そんな凄い人たちに囲まれて、人生で一番痛いパンチを受けた1年2ヶ月でしたが、そんなカスみたいな僕が今のように生きれているのは、おそらくこの記事を見ていただいている、ひとりひとりのおかげだとっています。

本当にありがとうございます。

本題へ

前置きといえるレベルではないくらい長くなりましたが、本題に入ります。

2年半やってきて、少しずつつくりたい世界が見えてきました。
(そういう世界観があって、普通起業するでしょと言われると、カスだった僕にとってそこまで見る余裕が全然ありませんでしたし、今も足りない)

先日ここ(ファンづくり企業になる、という想い)にも書きましたが、マーケティングのお仕事をしていたり、様々なサービスを研究していると、僕がいいな!と思う企業の共通点は、”ファンがいる”ことでした。
ex:パタゴニア、鎌倉投信、無印、鎌倉シャツ、ニューバランスetc…

上記のような会社は営業や広告にお金を使わずに、常にロイヤルユーザーを満足させるための仕掛けにお金を使っている傾向にあります。

そして、サービス自体をどの会社もしっかりユーザーを大切に、ユーザーとつくるような仕組みがあります。

企業自体もそうですが、サービスにいいね!が言えないような企業が生き残れるとは思えません。

そんな考えから、企業理念は
ともに、つくる
と、定義しました。

平たく説明すると、「ユーザーと、ともに、つくる」という意味です。
ファンをつくり、ファンを満足させる事業をつくる、というスタンスです。

これはC向けサービスでも、B向けサービスを展開するにしても同様の価値観を持ちながら、これからも進めていきます。

そんな思い描く世界を観るために、大切にしたいこと

大きいことを言う前に、まずは目の前の人でしょ、と嫁にいつも言われ、確かになと頷く自分がいます。

よく考えると、仕事でもその本質は同じですよね。

なので
一緒に働く人が”働くを楽しく”なる環境
を目指した企業にしていきます。

価値提供は働く人全員で提供していくものなので、働く人が満足できる環境でないとユーザーに価値提供できないよね、と割と基本的なことですが一応初心に帰る意味でも、ここに残し、宣言します。

今の時代、組織に属して働かなくてもお金は稼げる時代になっているので、組織の存在意義を考えると、売上とか利益以上に、働きたい環境か、自分たちの扱っているサービスを愛せるか、その愛しているサービスを利用してくれる人(ユーザー)がどれだけいるかが、ある種キーファクターになるのではないかと思っています。

急激な成長よりも息の長い、愛されるブランドをつくる、というビジョンも秘かに持っているのですが、その話はまた今度で。

最後に

長くなりましたが、20代後半の5年を振り返って思うことは、以下でしょうか。

動かなければ分からないし何も変わらないし、動きながら変化することの重要性を物凄く感じたこと。

30代になっても可能な限りリスクを取りながら、変化を楽しめるような生き方をしていけるような人でありたいと思います。


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