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働き方改革とは

このワードを聞いて一番思いつくのは「リモート」という働き方だと思われる方が僕の周りには多いです。
「リモート=働き方改革」なのか。僕なりの考えを記事にしていきます。

・そもそも働き方改革とは

各省庁のホームページにはこうあります。

首相官邸
「働き方改革の実現」
 働き方改革は、一億総活躍社会実現に向けた最大のチャレンジ。多様な働き方を可能とするとともに、中間層の厚みを増しつつ、格差の固定化を回避し、成長と分配の好循環を実現するため、働く人の立場・視点で取り組んでいきます。
厚生労働省
「働き方改革」の目指すもの
「働き方改革」は、この課題の解決のため、働く方の置かれた個々の事情に応じ、多様な働き方を選択できる社会を実現し、働く方一人ひとりがより良い将来の展望を持てるようにすることを目指しています。

その後「労働施策基本方針」がリリースされ、「働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律」が成立しました。(平成30年7月6日公布)
概要を読むとリモート業務を推進しよう、などとは書かれいません。
ではなぜ、時短業務ばかり注目されているのでしょうか。

・残業を無くすのが正義という風潮

法律の中を読んでみると確かに「Ⅱ・長時間労働の是正、多様で柔軟な働き方の実現等」とあります。この部分のみ切り取られて独り歩きしているはないでしょうか。
この法律が施行された背景には悲しい事件があり、「長時間労働を無くすための改革」へと認識が広まって行きました。メディアでも取り上げられ、TVのコメンテーターが「このような悲しい事件が二度と起こらないように働き方改革には期待したいと思います」と言っていたのを記憶しています。
働き方改革って本当にそういうことなんでしょうか。

・なぜこのキーワードで記事を書くのか

最近コロナでリモートワークが増え、脱ハンコやら脱紙の書類やらの記事を目にする機会が増えました。これこそが僕の思う「働き方改革」に近いと感じたからです。それなのに、この手の記事には「働き方改革の一環」とは書かれていないんです。世の中の全ての記事を読んだわけではないので、異論反論はあるとは思いますが、少なくとも僕はそう感じました。
あとは水曜どうでしょうの藤やんが「働き方改革に違和感を感じる」と言っていたのもあるんですけどね。

・僕が思う働き方改革

働き方改革だら残業するなとか、リモートにしろとか、強制的にやらせるじゃないですか。なんで残業しちゃいけないんですかね。燃えたぎっていて自ら進んで残業するとか、やりたいことがあるから残業するとか、自分の意志で残業するのは全然ありだと思うんです。会社に来たければ来てもいいし、リモートでもいい。どっちでも選択できる仕組みを会社が作ること自体が「働き方改革」だと僕は思います。それこそが国がやろうとしている「働き方の多様化」じゃないですか。
じゃぁそのためには何をするのか。もちろん仕組み作りもありますが「徹底的に無駄を無くす」ことも重要になってきますよね。
紙を出して上司に提出して決済を待つ。これ紙を電子化してデジタルハンコで即座に決済で終わりますよね。(そもそもハンコの不必要議論は置いておいて)コロナで急激に普及したリモートワークも「働き方の選択肢」の一つでしかないんです。それ以上でも以下でもありません。


普段当たり前にやっていること、今一度見直してみませんか。
これって本当に必要なのか。意味があることなのか。各個人が自分の頭で考えて行動していく。自分も全然出来ていないので、僕も含めてそんな人材になりたいな、もっと増えてくるといいな、なんて思います。
少子高齢化が進んでいる中、もっと効率といろんな働き方の選択肢を未来に残していく。そんなロールモデルになれたらいいな、なんて思いながら今日も元気に社畜しているわけですが。
僕が所属している企業は製造業なので工場をリモートにするわけには行かない、とは思うのですが方法はあるはずです。
出来る部署だけ改革を始めることも出来るはず。
そんなことを日々考えながら仕事がんばりたいと思います。

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