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「自分のせい」が楽だしお得

社会人になると「自責で考えましょう」とよく言われます。何か問題が起きたとき、たとえ自分の責任ではなくとも「自分にも何かできたのではないか?」と、「自分は関係ないし」「あの人の仕事だから知らん」ではなく「自分ごととして考えましょうよ」ということを推奨されます。

この自責思考ですが、個人的にはすごく楽な考え方です。元々の性格として、誰かのせいにしたりするのが好きじゃないというのもありますが、他責で考えるよりも自責で考える方がメリットが大きいと思います。

メリット①:コントロールしやすい

他人に原因があるからとその人を叱責し次からの改善を促しても、結局改善するかどうかはその人しだいです。本人が「別にいいでしょ」とか「まあ次はなんとかなるっしょ」と改善する気が薄ければ、また同じ問題が発生する可能性が高いです。こちらからはあれこれと提案したり意見を言うことはできますが、できることはそこまでで実際に実行するかどうかは他人任せというかなり不安定な状態となります。

「それでも彼(彼女)を信じて任せるんだ」というのも分かりますが、こちらが何も対策を立てないというの不安です。そういうことを考えると、改善しなければならないと思っている自分がやった方が確実に問題の改善が進むと思います。他の人がやっていることなので、細かいところまでは無理かもしれませんが、外からの視点や仕組み上の課題解決などできることはそれなりにあります。

完全にコントロールできない他人を信じて任せるよりも、課題を認識している自分がやった方が確実性が高いですよね。

メリット②:自分の成長につながる

「失敗の数だけ成長できる」という考え方がありますが、自責思考だと自分の失敗だけでなく他人の失敗も自分の失敗としてカウントできます。そう考えると、自分の失敗からだけ学ぶ人よりも何倍ものスピードで成長できます。

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世の中、メリットばかりという上手い話はなく、デメリットもあります、、、それは「抱えすぎるとパンクする」ことです。

「自分に何かできたんじゃないか」と考えてすぎてしまうと、気持ちがめっちゃ落ちます。私はこれをよくやるので妻にしょっちゅう怒られます。明らかに自分のせいじゃないのに、自分が失敗してしまったと感情移入しすぎると確実にメンタルやっちゃいます。あくまでも、「自分だったらどうしたか」「そこから何ができるか」というケーススタディとして捉えた方がいいです。(自戒も込めて)

性格として合う合わないはあると思いますが、確実に問題を潰したい、人よりも早く成長したいなと思っている方はぜひ自責思考を実践してみてほしいなと思います。