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子どもは純粋、大人は気枯れた?奈良の隠れパワースポット

気枯れ(けがれ)を落とす。

息子といっしょに、葛城古道にある一言主神社、高天彦神社と知らなかった神社を探していった。

そして、最終目的地の高鴨神社へ向かう。


全国にある鴨(賀茂)系神社の元宮だ。


「へー」


私自身も、京都の上賀茂神社や下鴨神社のほうが有名で知っている。


ただ、行ってみるとこれは凄いと納得した。

鳥居で一礼して、参道に足をふみ入れると


「なんや、このエネルギーは」


他の神社とは、明らかに違った。

石上神宮にはじめてお参りした日も、こんな感じだった。


森のなかに参道があり、まっすぐ本殿へつながっている。手前の石段を登る。拝殿で息子とお参りして、最後に一礼して頭をあげると人形(ひとがた)が目にとまる。

人形のお祓いについて、と書いてある。読んでみると、人間は生まれたときは純粋な存在だが、成長と共に、悩んだり、悲しんだり、愚痴や不平不満を身体の内にため込んで、気が枯れていく。これを気枯れ(けがれ)という。


高鴨神社の主祭神は、よみがえりの神様アヂシキタカヒコネノミコト(カモノオオミカミ)がお祀りされている。人形に自分の気枯れを移して、お祓いしてもらえる。

あの楠木正成も戦の前に足繁く、高鴨神社に参拝したほどのパワースポットだ。

ピンときたので、すぐに人形に氏名、生年月日を書いて、最後に3度息を吹きかけ、お祓いしてもらった。


息子が


「バアバも連れて来ないとね」


「そうやな」


「バアバの足治るよ」


やっぱり子どものほうが、気枯れていない。


私は、しっかりお祓いしてもらう。








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