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家も心も大そうじ

「明日から寒くなるから今日は大そうじ」

という事で妻は台所から2階全般、息子はお風呂にトイレ、私は神棚、仏壇、玄関などを掃除した。

子どもの頃は、掃除は何か強制的やらされた思い出しかない。だから、

「えー、そうじ…」

となっていたが、最近はやり出すと楽しいとまではいかないが、無になれる感じでどんどんやってしまう。

「あかんなぁ、もうちょっとできれいになるか」

きれいになると

「スッキリした」

となる。

天河大弁財天社の宮司さんが

「掃除はいくらやっても飽きない」

と言われていたのを思い出した。

その言葉を聞いた時は

「掃除が飽きないって、そんな訳ないだろう」

と思っていたが、いまは少しわかる気がする。自分の心に溜まっていたホコリまできれいにできた気がする。

仏壇を隅々まで掃除し終わって、手を合わせて

「一年間、無事生きることができました」

と御先祖に報告すると、

父の遺影が笑った気がした。

たぶん

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