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障害者雇用関連ニュースまとめ 【2020/11/12】

■ 今日のヘッドライン!

〇心ほっこり 障害者が描くカレンダー 鎌倉のNPOが制作

ここ最近「 障害者雇用×アート 」に関するニュースが多いですが、本日は、

「 障害者雇用×アート ×カレンダー」のニュースをお届けします。

こちらはアートの制作と販売などが主な業務の就労継続支援B型事業所になりますが、やはり新型コロナウィルスの影響で、通所出来ない時期や展覧会の中止などご利用者様にとってとてもお辛い時期が続いたことと思います。

しかしそんな逆境を乗り越え、むしろこんな時期だからこそ皆さんに「 ほっこり 」とした気持ちになって欲しいと思い、アートを生かしたカレンダーの制作と販売を開始されました。

まさに障害をお持ちの方が社会を勇気付ける!

そんな素敵なニュースなのではないでしょうか。

従来社会の在り方として,

「 社会が障害者をサポートする 」

という考え方があり、私も障害をお持ちの方々が不便があったり不利益があったりしないようにある一定のサポートは必要だと思っています。

しかしそれは「 サポート=弱者 」という考えがあって、例えば就労出来たり社会に貢献できたりする可能性が方々がいるにも関わらず、サポートを優先するあまりそれが実現できていないケースも多かったりします。

このNoteの自己紹介文でも書かせていただたとおり、

「 社会が障害を生んでいる 」

という状況になってしまっている要因なのでないでしょうか。

今日のニュースもしかり、昨日のかきの養殖場で戦力として活躍し地域発展に貢献している事例のニュースもしかり、世の中は、

「障害者が社会に積極的に貢献していく!」

と良い方向にシフトして行く。そんな風になったら嬉しいと私は思っています。

■ 障害者雇用

〇PPIH/ダイバーシティ・マネジメント委員会を設置

ドン・キホーテの運営でおなじみのこちらの起業が障害者雇用だけではなく、シニア・外国人の活躍推進、LGBTQの支援などダイバーシティに本格的に取り組んでいくというニュースが届きました。

社会に対して影響力のある企業なので、今後の活動に要注目です。

■ 就労支援

〇軽度の知的障害や発達障害は、気づかれない場合が多い。就労や社会生活に苦しみ、生活支援を受けて初めて診断されるケースも。公的サポートや周囲の理解が急がれる

私も直近まで就労支援の仕事に携わってきましたが、ここ数年特に40~50代の方が途中で診断を受けて障害の存在に気付くというケースが増えてきているように思います。

やはり離転職を繰り返されていたりする場合はもしかしたら障害が原因である可能性もあるので、一度自治体の窓口など支援の窓口でご相談された方がよいかと思います。

〇障害福祉事業、利益率は5% 3年前から微減、経営実態調査

障害者福祉事業の、特に就労継続支援A型事業所の利益率が下がり幅が大きいことを、このニュースでは報じております。

そもそも事業からの収益が少ない事業所は十分な労働時間を与えることが出来ず、報酬改定で労働時間の短さに応じて自治体からの報酬が下がる仕組みになってしまい報酬減の悪循環に陥っているように思われます。

やはりA型の制度上最低賃金を支払うことが条件なので、その支払いに見合うだけの仕事を作り出すか、あるいは外部受注しなければなりませんが、コロナの影響もありこれを実現するハードルはかなり高いように思います。

例えば、国が率先して国や自治体などの公的機関や、あるいは経済力のある大手企業などがそれぞれ抱える仕事をA型事業所と上手くマッチングするなどの具体的な対策を講じていく必要があるかと思います。

■ その他

〇「生涯現役社会」実現へセミナー 横浜で雇用支援機構

写真には「 長寿化社会 」とありますが、100歳まで生きるのが珍しくない現代においては、やはりどれだけ「 生涯現役 」でいられるかが生活をしていく上で大事なポイントかと思います。

就労場所の確保もそうですが、なるべく元気で働き続ける為に健康の維持にも留意していく必要がありますよね。

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