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障害者雇用関連ニュースまとめ 【 2020/12/3 】

■ 今日のヘッドライン!

〇 東京都渋谷区:「渋谷区障がい福祉事業者持続化給付金」

渋谷区の障害福祉事業主様に朗報です!
新型コロナで経営的に影響を受けた事業主様向けに給付金を受給できるようです。

金額の上限は事業所単位で50万、区内に複数箇所事業所を展開されている法人は100万円と、経済産業省の持続化給付金に比べると金額は下がりますが、貴重な財源になるのではないでしょうか。

特にこのニュースでも就労支援系の事業所がコロナによる打撃を受けている現状をお伝えしておりますが、こういった自治体独自の助成制度が今後も必要になってきそうです。

来年2月1日が締め切りとのことですので、対象となる事業主様はお早めの申請をおすすめいたします。

ただし、国の持続化給付金の交付を受けている場合は対象となるのでご注意を。

■ 障害者雇用

〇  「障害者の在宅勤務」あまりにもシビアな実態

在宅勤務を推進している企業の事例になります。

今回の取材先の経営者の方々のコメントが印象的です。

「自分たちには在宅勤務しか、働く場がない。ここでうまくいかないと生きていけなくなると思い、働いているようだ。その姿勢には心を打たれる」。

在宅はコロナの影響を中心に障害者雇用の場でも導入が進んでおりますが、このコメントのように取り分け重度の身体障害者の方々にとっては就労の機会を得るチャンスになっているようです。

今回のニュースにおける在宅勤務での配慮事項をまとめると以下のようになるかと思います。

①入社時に性格や協調性、技能、障害の程度、特性、仕事をする際の課題、本人の考え、希望を丁寧に観察・聞き取りをする。そして社内で共有。
⇒入社後の対人トラブルの予防

②内定者の自宅を訪問する。家族関係や支援の体制、仕事部屋の間取りや室内の様子、トイレや入浴の状況を確認し、問題なければ採用。
⇒在宅での業務に支障及ぼす要因がないか事前に確認

③パソコンの画面に画像を映さず、声のやりとりだけにする。
⇒プライバシー保護や社員に気を使いすぎる社員への精神的な負担を避けるための配慮

個人的には②と③が在宅勤務ならではの、斬新な配慮事項だと思いました。

特に③はオンラインであるが故に他の社員にプライバシーが暴露し精神的負担になってしまうことを未然に防ぐという意味では大切な配慮だと思いました。

またどうしても顔を映す必要がある場合はZoomだと背景を画像などで隠す機能もあるので、是非積極的に活用していきたいところです。

〇  障害者の就業支援学ぶ セミナーに80事業者 長崎県庁

■ 就労支援

〇 <障害者のイメージから生まれるデザインの新しいカタチ>アトリエ・アンノウン初のクリスマス・ウィンターコレクションを発表【12月3日(木)より販売開始】

従来の事業所では支援を「してあげる」というスタンスが大多数でしたが、アトリエ・アンノウンは、「させてもらう」支援をベースに、今迄にない「好きなことを就労にできる環境」を提供しており、また、バックグラウンドにANNOUNがある事から、絵画のセンスや技術の選定をすることはありません。

アートを生むには自由な発想を育む環境が不可欠であり、この事業所のスタンスはアートに関する支援をしている多くの障害者福祉事業主や支援者に大きな示唆を与えているのではないでしょうか。

また、「 させてもらう 」という考え方はアートの分野に限らず、

×支援者が一方的に支援をする
⇒支援者がご本人の活動の引き立て役に徹する

というご本人が本来持つ力、障害者福祉の世界では「 エンパワーメント 」と呼ばれますが、そういった力を最大限に発揮する上では非常に大切な概念だと私は思います。

〇 特定非営利活動法人ライフサポート~里山カフェ里千歩での「トールペイントとハーブの寄せ植え体験」~

〇 障害者、地域の支え手に 依頼に応え働き共生目指す 千葉 /千葉


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